関東は、今日はまた、暑いくらいでしたね!
今日は今日で書きたい記事もあるのですが、
その前に、昨日アップした◆「空(くう)について」を、補足してみます。
あれをアップした後、「空(くう)」という言葉の定義について、
すこし考えるところがあったんですね。
私が、記事の中で使った「空」という言葉は、
きっと「無我の境地」とはイコールだし、
描写したかった内容は、言いかえれば「絶対存在(実在)」についてなんです。
だから、その定義で「空」という言葉を使っていると、
それをただの「無」だとか「虚無」、
英語で訳すところの「nothingness」みたいな表現にしてしまったら、
ちょっと誤解を与えるのではないかなぁ、と思っているわけです。
それで、この点を明確にするためにも、
◆「真実は、真実なので、真実である」
という記事からふれていた、ものの見方をこの機会にまとめることで、
「空」がさらにわかりやすく説明できるかな、と考えました。
問題は、「空」という言葉が、どこを指しているか、の定義なのですがね…。
私が言いたいのはこういうことです。
絶対存在(実在・リアリティー・ゼロ)←記事では、これ自体を空と呼びました
↓
↓
私たちが現実と思っている世界(個のある世界)
これは、このように説明することができる。
絶対存在(実在・リアリティー・ゼロ)
↓ ↓
↓※絶対存在・実在の目から見れば、個の世界は存在していない
↓ (ヴァーチャルである)
↓ ↓
私たちが現実と思っている世界(個のある世界)
もしかしたら、空について「無」という表現をする人たちは、
この上の図のこの色の文字のところを指して、
「この世界は実在では無いよ」という意味で「無」と言っているのかな?
と、考察してみた次第です。
いずれにせよ、読者の方に内容がクリアーに伝わってくれればいいのですが。
さて、ここからは、さらに突っ込んだ説明をしますね。
ちょうど私はアメブロを使っているので、ピグちゃんをたとえにお話ししてみます。
ピグって何か、ご存知ですか?
私もアメブロを利用するまではよく知りませんでしたが、
このブログでもプロフィール画像に表示している、自分で作れるキャラクターです。
ピグの世界の中には自分のお部屋をはじめ、色んなエリアがあり、
移動ができることはもちろん、お買い物をしたり、イベントがあったり、
人と交流したりできるようです。つまり、ヴァーチャル空間ですね。
インターネットが普及してから、こういうゲームは増えました。
これがまさに、いいたとえになるのです。
私たちにとって、ピグは明らかに仮想の空間ですよね。
私たち(個のある世界)
↓
ピグちゃんたちの世界(ヴァーチャル)
これを、さっきの図にあてはめて考えてみてください。
絶対存在・実在
↓
個のある世界
↓
ピグちゃんたちの世界
さて、この中で、「私」はどこに属しているのでしょう??
ピグちゃんたちの世界だと答える人はいないでしょう。
ゲームだと知っているからです。
では、ちょっと考えてみてください。
何かあって、アメブロがピグのサービスを廃止したとします。
インターネットから、ピグちゃんたちの世界がなくなるとします。
ピグちゃんたちの姿をオンライン上で見ることは、もうできません。
でも、人が作ったものであった以上、ピグちゃんたちの世界は、
アイディアとして誰かの頭に入っている、とは言えますよね?
また、ピグを操作して遊んでいた1人1人はどうでしょう?
消えてなくなりますか?
そんなはずはありませんよね。
ピグのサービスが停止して、ピグというキャラクターが消えたとしても、
操作していた個人はみんな、変わらず生きています。
実は、私たちのこの、個人が存在している現実も、同じです。
当てはめて考えてみてください。
この世界が消えたとしても、「私」は消えることができないのだということを。
ここで重要なのは、
なぜならば、「私」は、個のある世界に属していないからだ、ということです。
ピグちゃんというキャラクターで遊ぶ私たち現実世界の人間が存在するように、
私たちのこの世界もまた、実在によって考え出されたヴァーチャル世界です。
「ひとつの存在が考え出したアイディア」が元なのです。
私たちの、この世界での決定的な思い込みは、
絶対存在・実在
↓
個のある世界 ←これが「現実」で、これが「私」だと思っていることです!!
そうではありません。あなたは、私は、この「身体」ではありません。
この世のキャラクターではありません。
「私」は実在しているプレーヤー。その一者なのです。
どんなにこの世界をリアルに体験しようが、
本当のアイデンティティーは、このキャラクターとイコールではないのです。
今の状態は、ピグちゃんで遊んでいるうちに、そちらが自分だと錯覚して、
キャラクターに同一化してしまったようなものです。
実在である「私」は、「存在しなくなる」ことができません。
「無になる」ことができないのです。
☆☆☆
締めくくりに余談です。
ピグの基本機能で、「グッピグ」というのがあることを最近知りました(笑)。
街などで誰かと出会ったときに、「すてきなピグですね☆」
という意味でクリックする、あいさつ機能だそうです。
それを、この世界に置き換えて想像してみました。
私たち1人1人の、それぞれのキャラクター。
身体を含めた、人生のあらゆる設定。
皆さん、本当に「グッピグ☆」ですね、と、
お互い、すれ違いざまに、素直にほめ讃え合うことができたら。
この世界を、クリエイティブなすばらしいアイディアと知って、
笑って、心から楽しむことができたら…。
これは、夢のようなお話でしょうか??
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