◆「神にゆだねられたこと1」から続いています。
リアリティーの階層の意味がわかるでしょうか?
この現実においては、あなたの一部である「自我意識」も力を持ち、
そこからの思考もまた、あなたの「信頼の力」が置かれる限りは、
外に、現実を創造して見せるのです。
これがどういう意味かというと、
自我の発想によっても、「真の自己(魂)」が本来描いている姿、
ここで実現したい現実に、影響を与えることができるのだということです。
この世界における創造は決して一方的なのではなく、自己内の協力が必要なのです。
しかし、真実の方…ベースにある力、存在の基礎、
それと比べものにならないほど強力なのは真の自己、「全体意識」です。
それは「他に信頼を置く」という対立する力さえ生じさせなければ、
あえて力んで「信じる」必要すらない、ナチュラルな現実です。
「真の自己」の描く人生は、ひとりでに起こります。自然に実現します。
抵抗して歩みを遅らせることはできますが、逆らっても、
結局あなたはそこに戻るようにできている、「内から発せられる道」です。
そういう意味で、両者には「力の違い」があります。
これが階層の違いという表現で説明したいことです。
意識の中で、私たちが「ケンカ」をし、「挑んで」いる相手は、
神(真の自己)なのです。
私がたびたびお伝えしている、「スピリットの声をきく」
「真の自己と一体になる」ということが大切なのは、
私たちが内部で「一致」、「自らを統合」しない限り、
外の世界に「一致」した現実を見ることはできないからです。
真の自己である私たち自身の望む現実を、
そのままに表出させることができないからです。
☆☆☆
自我意識の思う「完璧なあなた」にならなければ…
というお話ではありません。
そのような「未来の達成」を待つ必要はありません。
自我意識が描く「完璧なあなた」を想像していると、
「真の自己に沿った自分」はそれとだいぶ違うかもしれません。
(思い出して…私たちの発想はときに怖れによって著しく歪んでいます。)
存在原理は「愛」そのものですが、
常に「こうである」という型もまた、ないのです。
適切な思考、表現、行動、すべていつも違うのです。
瞬間、瞬間の「一致」があります。
あなたが「全体として(WHOLE)の自分」でいるチャンスがあります。
心をしずめて、感じれば、その「一致の感覚」がわかるのです。
自分に正直であれば、何が適切で何がそうでないかが、わかるのです。
☆☆☆
ひとりひとりが、同じ「ひとつの意識」を内に持っている。
あなたは、その中の自分独自の視点から、内なる世界を外に見ている。
その意味で、あなたという個人は、「この世界の代表」です。
人類の代表として、自分自身の内側の分裂とも向き合っているのです。
気づいたことがありませんか?
あなたの自我が訴えること、問題だと思うことは、
本質的に、他の人の不平不満とちっとも変りません。
シリーズはたくさんあっても、本質は同じです。
あなたには、自分の内なる世界に、責任があります。
自分の内部分裂を統合するという責任です。
それは、とてもうれしい、光栄な責任です。
あなたは神の共同創造者として、ここにいるからです。
私たちは、「神からゆだねられている」のです。
度々お伝えしているように、神は本当は、
外にいる自分と別な存在なわけではないのですが、
仮の言い方、ひとつの表現としてお伝えするならば、
「神ですら、できないこと」があります。
それが、私たちの「自由意志」。
あなたが、内なる分裂を続けようと、統合しようと、自由だということです。
この究極の、大きな愛がわかりますか。
神は、自分の創造したものを信頼しているのです。
神はあなたを信頼しています。
だからあなたには、自主性が備わっています。
あなたが自分から、神の手を取るのを待っています。
☆☆☆
自我(エゴ)という言葉は、もしかしたら、
私の思う意味と、違った意味で使っている人もいるのかもしれません。
でも、私の定義では、「自我意識」は、
この世界において、神性と手を取り合い、一緒に成長していくものです。
自らの意識の中で、
ひとつの目的のもとに「整列(アライン)」させてやるべきものです。
その意味で、自我意識は、消えません。
私たちのフォーカスが、「全体意識」になったときに、
その目線からはあたかも遠い夢、それが「架空の機構」のように感じるだけです。
そこに、もはや、リアリティーがなくなるだけです。
それでは、また次回お会いしましょう!よい週末を♪
クリックありがとうございます!
精神世界ランキング
☆スピリチュアルカウンセリング☆