BEATS AND LOVE

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映画「クラウドアトラス」の感想、捕われたままの物語!?

この記事は、先日レンタルしてみた映画『クラウドアトラス』の感想です。

トーリーが、わりと複雑というか説明しづらいので、
そこについて私はあまり上手にふれることはできませんが(笑)、
物語の核心部分に関わることが書いてあります。

これからまっさらな気持ちで見たい人は…ネタバレ注意です!


それから、感想というだけあり、思いっきり私見で書きますきゃぁ~

もし、この映画が大好きで思い入れがあったり、感動した…という人がいたら、
別な視点の人もいるものだなぁ、と、
ひろい心で読んでいただければうれしいです!


☆☆☆

この映画を知ったきっかけは、
他の映画を映画館で見たときの予告で、でした。

私はあんまり興味をそそられなかったのだけど…
一緒にみていたパートナーがそのとき「見てみたい!」と言っていて、
それが私の印象に残ってたんです。

…というのも、
短い予告編だけでも、見るからに輪廻転生が出てくる話な気がしたので、
ふだんそこにあまり関心のない彼の注意をひいたというのが意外で!(笑)

(彼のブログがきっかけでここを訪れてくれた方はご存知かもしれませんが、
彼は精神世界の中でもアドヴァイタや非二元論に情熱を注いでいますバラ


とはいえ実際、レンタル開始されているのを見て気が向き、
「借りてみよう」と言い出したのは私で、
そのときは彼のほうが「内容重そうじゃない?」とか言っていたのですが(笑)

余談ながら、どうも私たちは2人ともに、この映画と同じ監督の撮った
マトリックス
と波長が合わなかったみたいで…。

それぞれ、1しか見たことない…で、続編を見ずに終わっている。

精神世界・スピリチュアルに携わる人たちの間では評判がいいようなのですが、
なんか好きになれないんだよねということで感想が一致してましたスナフキン


さて、そんな経緯もありながら、借りたわけでしたが。


☆☆☆

…見終わった後の私の感想は……なんだか、消化不良。

いくつもの人生を見せられる筋書きでしたが、どよーんとしたものが残る…

たくさんの人、たくさんの人生を見せられたにも関わらず、
生きることへの愛しさとかが湧かないよ…ガクリって感じ。


色々な時代の人生が並行して出てくるのだけど、
それも詰め込みすぎな感じだったし、
結局、それら人生のフィーリング(中身)的なつながりが、浅い感じ…というか。


たとえば、比較するのも妙かもしれないけど、思い浮かんだので書くと。
以前「天使の目から見ると…」という記事で紹介したことのある
映画『マグノリア』なんかも、各時代とまではいかないまでも、
いく人かの人生を並行させながら展開していく形でしたが。

見ていて、ばらばらだけどひとつ、という感覚になってくる。

だけどクラウドアトラスには、たくさんの詳細を見せられるわりには、
そういうのが無い…。

もちろん、これとこれとがつながってるんでしょ、というのはわかりますが、
深く響かないというか、それだから???みたいな気持ちに…。


☆☆☆

それから、物語の中で、のちに宗教の「神」のような扱いになる、
ソンミという名のクローンの女性が出てくるのですが。

その彼女が、奴隷というかロボットのように自由のない生活から、
とある男性に救い出されて、「純血種」の生活や、
彼女らクローンの行く末の実態等、真実を知るという展開があるんです。

彼女を救出したその男性はヘジュといい、実は革命家のひとりなのです。


彼女はその男性との愛にも目覚め、
世界へ真実を語ることで革命軍とともに闘う(彼らを代表する声になる)
のですが…


私はこれも、「それは自由と違うでしょー!」
という後味のわるい感じが残ってしまいました。苦笑


だって考えてもみてください。
彼女には、たとえ革命家たちが彼女を「救った」ような顔をして、
「選択権は君にある」なんて言ったところで、選択肢なんてないじゃない!?


これまでのように純血種の支配下でロボットのような暮らしを続けるか、
(でも実際は、それは彼女にはもうほぼ不可能です。
多くを知ってしまったのだから、心理的にもその生活には戻れないだろうし、
法を破って脱出したという物理的な条件からしてもその生活には戻れない)

彼女を救い出し「真実」を教えてくれた人の理想に生きるか。


「真実」

これも…どうなのだろう。
本当に彼女は、真実を見たと言えるのだろうか。
(これまで知らなかったことを知ったというのは間違いないけれど)


彼女は、彼らの教育を受けたのであって、

それは洗脳の対象が「彼らの理想」に擦り替えられただけに思える。


そして、彼らの世界の中で、救世主に仕立て上げられた。
いわば「聖戦」の代表というか、アイコンとして祭り上げられた。


もし、彼らの革命の中で、ソンミの立場を引き受ける人が、
彼らの世界でいうところの「純血種」だったら、
自らの意志でそこに立ったと言えるかもしれない。

つまり、他の生き方も可能な中で、あえてそれを引き受けるなら、
たしかに本人の情熱と言えるだろう。


だけど、NOと言ってもその後どうにもならない…
すくなくとも先を想像できないであろう彼女のことを、
本当に彼らはわかっていて、対等に扱っていると言えるのだろうか?


まるで「革命軍」側の都合でできた周到な作戦だなぁと、
私は思ってしまう。

そして、そこにある論理は、
「革命を起こすには誰かが犠牲にならなければならない。
人柱にならなければならない」
という思想に思える。


なぜ自分たちが世界に真実を伝えるのでなく、彼女を、だったんだろう?
奴隷の立場にいる本人の声ならば説得力があるから?
その立場の中から「私も人間です」というパフォーマンスが必要だから?


彼らもまた彼女を道具として使ってないか?
自分たちの「パーツ」として使うために救出することは、救出なのかな?

なんて…。


ソンミからすれば、
純血種の中でただひとり、生まれて初めて自分のことを命がけで救い、
親切に扱ってくれたヘジュが自分に望んでいることがそれだったら…

(彼はただの彼女を愛しているのか、
救世主としての役割を担う彼女や、自身の理想を愛しているのか?)

そこに、実際、選択なんてある??


私はどうもこういう話を見て、真っ向から「愛」だとか「綺麗」だとかは、
感じられないみたいです。


☆☆☆

同じ理想(真実?)に生きようね、
「正しい」ことをしようね、
だって私たちのこの人生の命が終わっても、思想は生きるから…

そういうことを見せられているような感じがしたのだけど、
私はひねくれているのかな?、
それもまた「捕われ」になるんじゃない?とか、感じてしまう。汗


作中に「罪」という言葉が出てくるけれど、
罪というのは外にある絶対的なもの?


「自分たちは」正義を行っていると思い込めるから、
「聖戦」が可能になるんじゃないのか?


なんだか、見えないんですよね…
まるで、この作品には、「敵」があるままなんだ。汗☆
(もちろんそういう作品は他にもたっくさんあるけれど、この作品の場合は、
呼びかけているテーマがテーマだけに引っかかったのです)

作者の信じていること、観念は見えるような。


このブログで何度か記事でとりあげた、クリストファー・ノーラン監督の
バットマン」シリーズでは、

あれだけ凶暴な(!)シーンや展開があっても、
私は、心は気持ちよく見ることができました。

なぜなら、「悪とは何か?」
悪とされる側の視点も内から考えさせられるように作られていたからです。

※これについては、よかったら以下の記事も読んでね☆
けっこう熱く語っています(笑)↓

「仮面をつけないヒーロー」
「善意と思うことはおそろしい」


☆☆☆

過激な言い方かもしれませんが、

自分が敵側と信じているものの中に、
天使(自分に何か見せてくれているもの)がいると、
さとることでしか、

捕われから解放されることは無いと思う。


外に敵がいるけれど、
「私」は正しいことをし続ける。
そしていつか、勝利をおさめる。

そんな風に思って闘っていたら同じ舞台から抜けられない。


はう…

私はそう感じたので、今日のこの記事タイトルになりました。

好意的なレビューでないにも関わらず、こうして書いたのは芽
私には、この映画が刺激してくれたことは、書きたいテーマだったみたいです。


☆☆☆

最後に

この映画で、心から「すごい!」と思ったことは、
それぞれの俳優さんが、実は何役もこなしていたことです!キラキラ☆

別の時代の中では、男性が女性、女性が男性…
と、別の性別を演じていることまであって、

エンドロールに役者さんの名前と、演じた役全部の映像が出てくるまで、
気づかなかったところもあった!

あの人が、この時代ではあの人を!?
と、最後の最後でびっくりしながら楽しめました。

(だからエンドロールは見ることをおすすめします 笑)


メイクや服装もすごいし、演じた役者さんたちも、
そのアイディアも(輪廻転生を描くからこそのこだわりっぽいよね!)、
すごいな~、面白いな~、と、思いました。


今回の記事、映画を見てない人にはわかりにくかったかな?
最後まで読んでくださりありがとうございまーす!!(*^▽^*)


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