BEATS AND LOVE

スピリチュアルカウンセリングとヒップホップ音楽、ライフスタイルや考えあれこれ

実際に体験したい?それとも夢に見ていたい?

こんにちは!(。・ω・)ノ♪


子供の頃、うわ おもしろいなぁキラキラ☆

と思っていた本を今もやっぱり、

うわ おもしろいなぁ!ハート

と思うということは、感性というかメンタリティーというか、

そのへんがあまり子供の頃と変わっていないということ…?(^∇^)


なんて、考えてみましたvanillatreeです。



そのように、子供の頃大好きで、しばらく忘れていたけれど、

大人になってから読み返してみて新たに感動したのが、

記事でもご紹介したことのある、(過去記事☆「個を体験するというギフト」」)

トーベ・ヤンソンさんの、ムーミン谷」シリーズの小説です。



今回は、ムーミン谷の十一月』という、

小説では最終巻に当たります作品の内容にふれながら、

本日のテーマ「実際に体験したい?それとも夢に見ていたい?」

をお届けします☆



ムーミン谷の十一月」


ムーミン谷の十一月 (講談社文庫 や 16-8)
トーベ・ヤンソン Tove Jansson
4061381164


私が持っているのは上のリンクで挙げた本ですが、

このシリーズは新しくなって、以下の仕様になっているみたいです。↓



新装版 ムーミン谷の十一月 (講談社文庫)
トーベ・ヤンソン 鈴木 徹郎
4062769395


中身は同じだと思います。


ちなみに、ムーミングッズやショップがあちこちで見られ、

キャラクターとしての人気もあるムーミンシリーズですが、

(昔はアニメもあったそうなので、ほのぼのとしたかわいらしい印象とか、

それに沿った印象を持ってらっしゃる方もいるかも?)


小説は、児童文学だけにくくるには、あまりにも深く…、


大人になって読んで、「こんな作品だったのか!」と味わえることもある、

すばらしい芸術作品です。


まるで、


精神世界やスピリチュアルの分野で「平らに、一辺倒に」語られていることが、

物語という形で、生き生きと、教訓でも何でもなく

「ほら、ここにあるよ」と、

日常の中で誰もがわかることとして描かれているようにも感じました。


挿絵も著者によるものです。バラ


☆☆☆


ムーミン谷の十一月」には、


○ひとりでいることや自由を大切にする旅人のスナフキン


○想像の中でお話をつくるのが好きな、おとなしい、みなしごのホムサ・トフト


○おそうじやお料理が好きで、きちんとすることが大好きなのだけど、

ある日突然おそうじができなくなってしまった怖がりのフィリフヨンカ


○おんなじ毎日を繰り返しているようで自分がいやになってしまい、

自分の知らない、何か違ったものになりたくなってしまったヘムレンさん


○自分の名前すらもう忘れてしまった、「すっかりわすれてしまう」のが好きな、

年寄りのスクルッタおじさん


○自分でいることに満足し、楽しんでいるミムラねえさん


…の6人が登場します。



みんながそれぞれ理由あってムーミン谷に向かうのですが、

たずねていったムーミン一家は、どこか旅へ出かけたらしく留守なのです。


それで、こんなに個性の違う6人が、留守のムーミン家に滞在しながら、

関わっていくことになるのですが…。


という、お話です。ウインク


なんともかんとも、ここで全部はとてもご説明しきれない面白さなのです!星

(すぐれた描写、表現がたくさんあるので、ぜひ本を読んでみてください♪)



ひとりになりたいのに結局、みんなと関わってしまうスナフキン


想像の中でムーミン一家や、とくにムーミンママを慕うあまり、

彼らの実際の姿をきいても反発してしまうホムサ・トフト、


自分らしさを捨て、みんなに慕われるムーミンママの真似をしてみるけれど、

ちっともうまくいかないフィリフヨンカ、


ムーミンパパに憧れて、ひとりよがりなアイディアに邁進するヘムレンさん、


「自分の世界」に固執し、鏡に映る自分の姿を、

自分と同じく年老いた気持ちのわかる唯一の相手である、

ムーミンたちのご先祖さまなのだと信じて疑わないスクルッタおじさん、


どこにいても淡々と自分のままでいるミムラねえさん…



それぞれのキャラクターの様々な思いや、怖れや、信じていること…

また、彼らが関わり、ときにぶつかりあう姿からも、

私たちは、はっと、「自分自身の側面」に気づかされるんです。



登場人物の何人かに共通しているのは…


本当の自分から目をそむけ、

なにか別のものになろうとしているところです。


(とくにムーミン一家を美化して、真似しようとしています。)



たとえば、フィリフヨンカはムーミンママのような、

おおらかで面倒見のよい自分になろうとします。


でも、フィリフヨンカはしきたりを守り、きちっとすることが本当は好きで、

家事を独自のアイディアで楽しんだり、

それから、自分でも気づいていなかったけれど、

音楽や、飾り付け、絵を描くことにユニークな才能がありました。音符



ヘムレンさんは、もうずっと昔から自分の家にヨットを持っているのですが、

実は、そのヨットに乗ったことが一度もありませんでした。溜息


「ヨットで海に漕ぎ出す」自分像にこだわり、憧れながら、

実際には、ヨットを持っていても乗らずにいたんです。



だけど、「冒険好きのムーミンパパ」と気が合う自分、共通の感性を持つ自分、

というセルフイメージにこだわっています。


そして、ヨットがいかに好きか…ということを嬉しそうに表現するので、

スナフキンに誘われて、ムーミンの家にあるヨットで、

実際に海に漕ぎ出すことになってしまいます。


「いっしょにのろうよ」と誘われて、

「そいつは、まったく、すばらしいや」

と、返事をしてしまうのです。




スナフキンにさとられまいと、一生懸命、こわくないふりをしますが、

はじめてヨットで海に出てみると、それはおそろしいものでした。


気持ちがわるくなり、「もう、死んだほうがまし」という状態になるのですが、

なんとスナフキンはこう言います。


「さあ、こんどは、きみがかじをとれよ」


ヘムレンさんは、「だめだよ。だめ、だめっ」

と言いますが、スナフキンは、


「きみが、かじをとるんだよ」


と繰り返し、かじをとるのをやめて、こしかけ板に座ってしまいます。



だれかがかじをとらなくちゃ、このままではおそろしいことになる…


ヘムレンさんはあきらめて、むちゅうでかじをとります。



ただもう勘でかじをとっているうちに、ふいに、ちゃんとかじがとれるようになり、

吐き気もおさまってしまいます。


ヨットは風にのって、沖へ沖へと出ていきます…。



家に戻ったヘムレンさんは、家の中で待っていたホムサ・トフトに、

海に出たのは生まれて初めてだということを打ち明けます。


(ほんとうはホムサ・トフトもそれを知っていたのですが。)



そしてこう締めくくるのです、


「だけど、ぼくは、いまになってわかったよ。

ぼくはもう、ヨットにのらなくていいんだ。おかしいだろう。

もう、二度とのる必要がなくなったってことがわかったんだ」


そして、自分の家へ帰ってゆくのですが…



家路に向かうヘムレンさんを追いかけて、ホムサ・トフトがこう尋ねます、


「きみ、きみのヨットはどうするの」


ヘムレンさんは少し考えて、


「ヨットをあげるのに、ちょうどいい人が見つかるまで待っているよ」


「ヨットにのりたくて、ゆめにまで見ているような人が、見つかるまでかい」

と、トフト。


「とんでもない」

ヘムレンさんは答えました。


「ヨットが入りようなだけの人さ」


☆☆☆


この物語は、最後にみんな、“自分の怖れと、思い込みの世界”を超えて、

「本当の自分であることと、そこにある現実」

へと回帰していくように見えます。


ムーミン一家の帰宅をずっと心待ちに待っていたホムサ・トフトも、

自分の中に湧いてくる「怒り」を、

押し殺したり、他に投影したりせずに、そのままみとめたとき。


“理想化したママ”ではなくて…

ムーミンママも、くたびれたり、はらがったり、がっかりしたり、

しょんぼりした気持ちをかみしめることがあるんだ…


ということに、気がついたのです。


そして、まるっきり、いままでの想像とはちがったママ、

「それがいかにもママらしくて、自然なママ」が心に見えました。


そうしてしばらくすると、ムーミン一家の船がついに戻ってくるのが見え、

本当のムーミンたちと初めて対面するため、彼らを出迎えるために、

ホムサ・トフトは桟橋へ向かうのでした。



これは、“現実”に直面する物語だとも言えます…



思い切って直面することにした現実は、

どんな思い込みや夢想よりも、すばらしかったのです。


☆☆☆


あなたは、あなたの心の中にあるもの、描いているものを、


実際に体験したいですか?

それとも、夢に見ていたいですか?


夢を見続け、夢にしたまま、

それをどこか遠くに置いて憧れ続けることもできるし、


それをただ、体験することもできます。



「それは、私には、無いものだ」

「私には、無理!」

…そんな気持ちや怖れがあるからこそ、

“夢”を見続ける、という風にはなるのではないでしょうか。



夢を思い描くのは楽しいものですが、

実際に、その夢を生きることは、もっと楽しいかもしれません。


「現実」と「夢」を分けるのを、やめてみてはいかがですか?にっこり キラキラ☆



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