BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

霊能力とお金のこと

タイトルには「霊能力とお金のこと」と表記したけれど、

必ずしも「霊能力」という言葉を使わなくても、

「見えない世界を扱うこと」と、置き換えていただいてもいいんです。

要するに、「スピリチュアル」と分類されるセッションのお仕事と、

「お金をいただくこと」についてです。


そして、このお話の本質は、まったく違うジャンルのお仕事…

芸術とか、作品をつくることとか、何でもいいのですけれど、

そういう別のケースにも応用できるはずです。

☆☆☆

耳にしたことがありませんか?

霊能力やスピリチュアルな能力でお金をもらってはいけないって。

それは無償で提供すべきだ。

自分の生活は、他の手段や仕事でまかなって、

そういう能力を使うときには、無償でしなさい、という話。

そうでないと霊能力は失われる、とか堕落する、という人もいますね。


ある友人にある日、電話でふとこのことを話したら(彼女も近い職種にいます)、

「私は、そんな風に思ったことないなぁ。

むしろ、マニュアルがあってその通りにできるような仕事ではないし、

予想外のことにエネルギーを使うこともある、大変な仕事だから。

その時間や、かけるエネルギーの分のお金は、ちゃんともらわないと、と思う。」

と、彼女の考えを話してくれて、その頃の私は目からウロコ!でした。


こう答えた友人は、セッションそのものをしている人ではないんだけど、

常にまわりでそういう仕事をしている人がいて、現場を見てる人。


そして当時の私自身は、この答えに「目からウロコ」な反応をしたことで、

「あー、やっぱり私も(霊能力でお金をもらうな、うんぬんを)気にしてたのか。」

と、発見しました。

この観念(制限)まだ取れてなかったんだね~…と。


心の中では、

たとえば医者になる人がそのための勉強の他、臨床の訓練も積むように、

あるいはとある職業につく人がそのための知識と実地の訓練をするように、

十分、スピリチュアルなセッションをするための知識も経験も積んできた、

それが自分の選んだ仕事なのだから、お金をもらっていいんだ、と思っていたけれど。


チクッと刺さるトゲのように、

「そういう能力を生活の糧を得るために使っちゃいけないのだって~」

「それでお金をもらっちゃいけないんだよ~」

という声が、時折ちらついていたのでした。


お医者さんはそれを職業にしてお金をもらうけど、

そのことを責める人などいないし、

何かのサービスや、作品や、多種多様なものを提供してお金をもらっても、

それを責める人は誰もいないのに、

「霊能力・スピリチュアル」というものが関わってくると、

十把一絡げになぜ、そう言われるのか…不平等だなぁ!
と感じてもいながら。


でも実はこれ、“不平等”とかではなくて、シンプルに

「私自身がその観念を採用したために、

自分の現実で、その観念の通りの影響を受けている」
と言えたんですね。


そこでそのとき、なぜこの観念にこだわり続けているのだろう…

と、さらに掘り下げて観てみると、

すごく「目前に」あったのに、見落としていた事実に気がつきました。

私自身が過去の勤めで、

“スピリチュアル業界”と呼べる、それをビジネスにしている場と関わって、

よい経験もたくさんあったし、よい意図を持つ人々もたくさんいたのだけれど、

やっぱり「ビジネス」になっていることに深く、深く失望していたんだな!

ということ。自分のそのフィーリングの残滓を「過小評価」していたのです。


元々、スピリチュアリティーや、人の心を見つめること、癒すこと。

そこに対する自分の想いは、「自分自身が自覚している以上に」強く、

私にとってそれは、自分自身の「生死」に関わるほど大切なことで、

趣味や娯楽はもちろん「自己成長のためのもの」ですらなかったんですね。

まさに「必要だった」から関わった、それが入り口でしたから。

ですから、そういう分野が「商品」になっていることに、当時ショックを受け、

耐えられなかったんです。

「スピリチュアル・ビジネス」の現場で、

心はどうしたの? 売上じゃなくて、人の心は??

それが第一優先じゃないの!?

と、たびたび疑問に思ったことがありました(実際に口に出したこともありました)。

その頃の、自分の内から湧いてくる「こんなの嫌!」という気持ちを、

当時は私自身が軽んじてしまって、会社に適応しなきゃとすごく無理をさせて、

自身の本音の方を説得しようとしてしまっていました。

自分のその思いが癒え切っていなかったから、

今、自分のやり方で、自分の心に忠実にセッションをしていても、

「スピリチュアルなセッションでお金をもらうことはいけないことだ!」

という観念を利用して、自分を制御する気持ちがあったのです。

私の中の一部が、

「“スピリチュアルを(儲けるための)ビジネスにしている人たちと、

一緒に見られるのは嫌!!!」
と、感じていたわけです。

内側にあるそんな気持ちを、私は「外側」に見て、

「スピリチュアルなセッションでお金をとるのはNGだ」

と言っている他者の情報という形で、受け取っていたのです。

☆☆☆

何がOKで何がOKでないと感じるか、

その詳細は個人差があるのでそれぞれが自分に忠実であればいいし、

加えて、このトピックについてはこんなことも思っています。


「霊能力」だとか「スピリチュアルな能力」を、

特定の人々に授けられた特殊な能力と信じる時代はもう終わった



かつては、聖職者や僧侶、神官、神につとめる人が必要だったのでしょう。

そしてその人たちを「一般の人の立場」と分ける必要もあったのでしょう。

といってもその時代は、そういう人たちはお布施なり寄付なりで、

現代よりむしろ「保護」される形で、日々の糧を得ていたと思いますけどね。


「今」はもう、そんな時代ではありません。


運動が得意な運動選手、パッチワークが得意な手芸屋さん、

コンピューターに詳しいSE、お料理が上手な料理人…

それぞれの人の特技や才能があって、

中には、意識や心を扱うことや、霊的能力を得意分野にする人もいるのです。

ただそれだけのことです。

そして、

仕事そのものに対する姿勢や心のあり方、「何に意図を置いているか」は、

「スピリチュアルな」職業に限らず、どの職種にも共通して大切で、

これもまた、個人個人にゆだねられているものなのです。


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