諦めではないレット・ゴー

こんばんは。(*´∇｀)ﾉ

今日のお話は、「諦め（あきらめ）ではないレット・ゴー」。

let go　という表現を使いながら、そのままの状態を信頼から見守ることと、

「あきらめ」の心境との違いについて、お話しします。

今日の太陽☆

スピリチュアルカウンセリングの個人セッションの中でも、ときどき、

「レット・ゴー」という表現を用いながらアドバイスすることがあります。

この言葉は英語の「let go」のことで、それ自体に複数の意味がありますが、

中でも、「そのままにしておく、自由にさせる、しがみつかずに放っておく」

というような意味が、私が説明する内容に該当します。

とはいえ、精神世界・スピリチュアルな思想の中で、

「手放す」

「あきらめる」

「ゆだねる」

などの言葉を聞くことがあるかと思いますが、

私の意図していることは、

「己（おのれ）の無力を認め、あきらめる」という意味とは全く違います。

これについて説明しながらのメッセージです。

☆☆☆

私たちは、何とかして現状に逆らおうとしてしまうことがあります。

現実のそのままを、まず認める、受け入れるということをせず、

特にそれが自分の気に入らないことであればあるほど、

なるようになる、の逆で、

なるようになど、ならせない！！！（ならせてなるものか。）

…という姿勢で抵抗してしまうのです。

そこには、自分にとって何か不利益であるとか、都合がわるいとか、

間違ったことが起こっているとかの、「恐れや危機感」があると思います。

でも、

たとえあなたの「気に入らないこと」、「受け入れたくないこと」、

「できれば変えたいと思うこと」があったとしても、その事柄に対し、

これはこれで、理由があってそうなっているんだろうなぁ

という視点を持ってみることは大切です。

あなたに物事の全体像が見えていない以上、

現状にほんとうは評価を付けることなどできないし、

自分の思うように力尽くで動かそうとすることが、はたして、

思っていたほどに「良いこと」なのかどうか、考え直すことができますよね。

世界、そして存在そのものの基盤となっている

「良さ」、「すばらしさ」を信頼しているために、

余裕を持って見守ることができること、それが私の言う「レット・ゴー」です。

ここでいう「良さ」とは、対になる悪をもつ善悪の“良さ”とは違い、

「存在そのものの自然な性質」のことを指しますが、

それについては過去記事で書いていますので、省きます。

このことは、誰かに対して、あるいは世界に対して、

どうせあいつはこうなんだ（こういう人なんだ）

しょせん世界はこういうものなんだ

…という風に自分の見方を持ったまま「あきらめる」のとは別物です。

そういう「あきらめ」には、きっと無力感や悲しみ、絶望を伴うでしょうし、

その姿勢は、自分自身のものの見方（思い込み）の下で、

相手の人や世界をロックし続け、自分の信念を強化しているだけです。

世界も人も、あなたの意識の中にあるので、

あなたがそう決めてしまうと、人も世界も、

自分の信念に沿った側面しか見えづらくなり、経験も変わらないでしょう。

自分の観念（BELIEF）そのものを見つめることなしに、

「手放し」、「あきらめ」、「受け入れる」という概念だけにフォーカスしてしまうと、

あたかもその姿勢によって

「ゲームから抜け出し、距離を置いた」ように気楽に感じたり、

「相手に反応することをやめ、裁かなくなった自分」に優越感を感じたりしつつ、

実はしっかり、自分の観念は握りしめたままである、

…ということがあるので注意が必要なんです。

そこ（自分の意識の中にある根本）に目を向けることがないまま、

「あの人はああいう人なんだ、あきらめよう」

「世界はこういうものなんだ、あきらめよう」

と、ひとり合点してしまうのです。

これだと、あなたの内側の分離は、かえって深まってしまいますよね。

「私と、あの人」、「私と、世界」を引き続き、分けて見てしまうからです。

あなた自身を理解し、信頼することから、

世界を信頼することができるようになります。

あなたを知ることは、「存在そのもの」について知ることに繋がります。

たとえ現状、あなたの理解の範囲外のことがあったとしても、

誰かの持つ力や、創造性を信頼して見守ることができるようになるためには、

あなた自身の力や創造性をまずは認め、受け入れることから始まるのです。

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