こんばんは☆
今日は、「同じ人間なんだから!に注意しよう」というお話です。
「同じ人間なんだから…」とか、「人間なんだから当たり前でしょ?」
という言葉は、場合によっては「連帯感」を深めたり、
「(私にできたのだから、)あなたにもできるよ」
という励ましの意味が込められたりすることもありますが、
その一方で、
誰もが、“同じ人間”ではない
ということを忘れていることもあるので注意が必要です。
同じ人間なんだからさー、こういうものでしょ?
同じ人間なんだからさー、これくらいできるでしょ?
そんな風に「自分の視点をそのまま他者に当てはめて」
同じはずだと決め付けてしまっていることはないでしょうか?
あなたの慣習、常識、こうするものだと思っていること、
様々なルールに、感じ方、心地よさ、快・不快…
すべて絶対のものではなく、人それぞれで「違っています」。
たとえ、過去からの経験や、知識や、科学的根拠やら、
色々な「万全に見える物差し」を適用したとしても、
万能な答えは存在しないのです。
ところが、私たちはよく、
他者に対しても「私だったら…」という前提で、
相手の立場や心情を、「私の視点から」想像するだけ。
私だったらこうする、私だったらこう感じる、私なら…
結局、自分の枠からちっとも出ておらず、
ふだん見ている世界の内容を変えずに、そっくり移動させているだけ。
実は、他者の世界など全く理解していない、ということが起こります。
あなたの「コピー」に、相手の靴を履かせる(その立場になる)フリをするだけ。
本当の、「相手になってみる」経験はしていません。
それなのに、
「私はこんなに、相手の立場になって考えているのに」
と、思い込んでいるのです。(^_^;)
人を理解するためには、全く違う世界があるということを、
まず認めなくてはなりません。
「同じ人間」は存在しないということを知る必要があるのです。
たとえば、
あなたが「できて当たり前」と思っていることを、
まったくできない人、または、する価値を感じないという人もいます。
逆に、あなたにとってはとても困難なことを、
「できて当たり前」と思い、あなたにも当然のように期待してくる人もいます。
それぞれが、それぞれの世界を生きているから、
「私にとって、こんなに常識的なことを…当たり前のことを…
しないこの人は、一体、どんな気持ちでそうしているのかな?」
と、わからなくなります。
場合によっては、そのような相手に対して、
同じ人間なのに!
と怒ったり、嘆いたり、悩んだりもします。
さらに、相手のその態度・振る舞いの理由ですら、
「私の世界」を前提に想像し、自分流の裁判にかけジャッジするのです。
これでは、どこまでいっても、私の狭い枠内なのですね…。
あなたの靴をまず、脱がない限り、
それを履き続けている限りは、他人の靴は履けませんよね。
また、
「人と違っていることは悪いこと。厄介なこと(不調和)だ」
そう信じていたら、きっと、
異なる世界があるということに目を向けること自体を恐れるでしょう。
その場合、自分の「人と異なる部分」も隠して、努力していると思います。
…罪悪感から来るその努力は、集団の足並みを乱す人や、
自分と異なる価値観や振る舞いをする人を疎ましく思ったり、
腹立たしく感じたりする原因になります。
自分は、自分を抑えて合わせているから、です。
「同じ人間なんだから!」
から解放されると、あなた自身も自由になるし、
他者のこともオープンな目で見つめることができるようになります。
「同じ」という前提では、見えなかったものも見えてきます。
そして、その根底にある真の「共通点」が感じられるはずですよ。
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