あきらめられないものを受け入れよう

今日の記事は、「あきらめられないものを受け入れよう」です。

精神哲学というか…スピリチュアル系の観念というか…

それらの中で、「執着」は良くないことと教えられることがありますね。

もちろん、執着にも色々な種類がありますが、

「執着は妨げである」的なイメージが染みついてしまっているせいか、

スピリチュアルカウンセリング個人セッションの中でも、

「きっとこれは、私の捨てなければならない執着だと思うんですけど…」

というようなお話を前置きとしてお聞きすることがあります。

ところが、その「捨てなければならない執着」と思われているものの中には、

「いえいえ、ぜひ力を注いで、どうぞ、それを形にしてください！」

と、ご本人への励ましが必要なだけというケースがあるのです。

つまり、ご本人は、

「こんなことに興味を持っていて後ろめたい」とか「これは意味がない」とか、

「私は正しい道から逸れて（逃げて）しまっているに違いない」とか、

「やめなきゃ、やめなきゃ」と自分でブレーキをかけているのですが、

それは実は、内から湧いてくる純粋な興味や情熱なので止められない。

なのに、

世間の…誰かの…自分がこれまで採用してきた常識の…

基準にそぐわないからと、

「自分の本心」の方を否定しよう、（それに反する形で）けりをつけよう、

他の方向をなんとか向こう、そのように頑張ってしまうのです。

せっかく芽生えているもの…

あなたの内側にあって、そんなにも長いこと消えないもの…

それをわざわざ、「あきらめなきゃ」と決めるのは、もったいないですね。

もちろん、中には、本心を見極めること自体が難しくて悩んでいる

ということもあると思いますが、今回のような例の場合、

ご本人もご自身の本心には気づいていて、ただ単に、

自分の本心を「信頼してあげる」ことができていないのです。

自信がない…信じられない…そんなのうまくいくはずない…

私にはとても！不十分なのではないか…危険がありすぎる…

ベースにそのような気持ちがあるからこそ、

心の中でも「それがうまくいかない理由」ばかりが目についたり、

現実にも、あたかも「あきらめた方がいいよ」と言っているような事象が、

あらわれてきたりします。

スピリチュアルな事柄に熱心だと、この動きを、

「神様（や、ガイド等）がこう教えてくださっているのでは」

「これが宇宙からのサイン（答え）なのでは」

等と解釈したりして、ますます「あきらめるべきだ」と自分を説得します。

そして、あきらめることはできないので葛藤を深めます。

現実に見えるものは、あなたの心の反映なのです。

「直観」があっても、それを否定することができるのは唯一、あなたです。

あきらめられないものを、受け入れてみてはどうでしょう。

これまで散々、それをあきらめようとしてエネルギーを注いだのに、

そのやり方はうまくいかなかったのではありませんか？

それならば、「あきらめる」方向に熱心になるより、

あなたが何をそんなに恐れているのか…

なぜ、前にも後ろにも進めないような気がしているのか…

自ら湧いてくるものに力を与えず、制限して、

自然な自分をそんなにも妨げようとすることの、

動機の“元”を、見てみたらいかがでしょうか。

それを認めると意外と、あっけないものですよ。

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