こんばんは☆
前回の記事◆「人は消せないとしたら?」の中で、
「死」の話…人間の死生観についてもふれましたので、
今回もそれに関連した話題を。
タイトルは、「物理的でない意思疎通法」です。
たとえば「幽霊」と呼ばれる現象や「超常現象」について、よく、
それは人間の心が見せているものだ
という説明で、満足してしまう人がいます。
「心」の部分を「脳」と言うと、より「科学的」と感じる人もいるかもしれません。
でも、この、「答え」のように見えるものは、
実は答えにはなっていません。
少なくとも、「プロセス」の説明をしているにすぎないのです。
「見えない世界」とか、
「物理的に確かめることができない体験」と聞くと、
なんだかすご~く不思議なように思えたり、
非日常的なことであると捉えてしまう方は、以下のように考えてみてください。
「物理的には確かめられないもの」が、
実はどれくらいあなたの認識の中にあるでしょうか。
あなたの日常の経験は、人生は、それほど「物理的なもの」でしょうか。
そしてもし、
物理的には肉体がすでに朽ちてなくなっていたり、
この時代には肉体が存在しなかったり、
肉体という形態にそもそも拠り所を置いていない存在があったなら、
どうやって「物理的な経験に焦点を合わせている人」に働きかけますか。
あなたが「存在しているけれど、物質としての形がない」
ということを想像してみてください。
体をもって「物質的な体験に集中している人」と、そんなあなたと、
共通する世界はどこにあるでしょうか。
そう、
私たちが心の中と呼ぶところです。
意識です。
物理世界に拠点を置かない存在が、
人間の「心を通じて働きかける」のは当然のことです。
共通の拠点である意識を通して語りかけたり、
何らかの現象を起こしたりします。
そのことを、ただ、
「心によって起こった現象だから」と言って理解したようなふりをしても、
その元にあるものを説明したことにはなりません。
もちろん私たちは、自分自身の意識を通じて、
自分が自分の世界を構築することによって、
様々なものを知覚します。経験します。
だからといって、その経験が「つくりもの」であるとは言えませんね。
もしそう言うならば、私たちが経験している物質的な、計測できる、
見て、触れられる世界も、「つくりもの」です。
ただしそれは共同の幻想、
一見、共通したルールの下で合意しあっている創造なので、
それがリアルで確かなことのように信じられるだけです。
あまりにも「物理的」な枠組みにのみ信頼を置いているとき、
その元にあるものは何なのか――をよく考えてみてください。
そして反対に、物理的でないもの、心や意識によるものを、
いかに、「不確かで実体がないもの」と思い込んでいるか…
そんな観念を見直すと、世界がもっと広がりますよ。
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