こんばんは。
今回は、「遊びなんだよ人生は」というお話です。
「遊び」という言葉には、何かをないがしろにするとか、
その価値を軽くみるとかの意味が付与されることもありますが、
ここではそのような意味は込めていません。
先月の月。 夕方のピンクの雲と白い月。
雲の移行。
私たちはよく、この現実をあまりにも深刻に捉え過ぎて、
「世界という劇場の中にいる、いち登場人物としての私」
の視点にしっかりと没頭してしまいます。
( 最近の関連記事◆「リフレクション~あなたの反映~」 )
すると、あなたの人生の中で起きてくる恐怖や不安、そして不満は、
とてもリアルで、自分の手にあまるもので、
あなたはまるで何かの犠牲者のように感じるかもしれません。
今回は、そんな気分を一転させる「遊びの心構え」をお伝えします。
たとえばあなたが、いやいや仕事をしているとします。
経済的な事情とか、ご家庭や会社の都合とか、
理由は何であっても、あなたにとって喜ばしくない場合です。
自分の状況を哀れんだり、囚われの身のように感じたりする代わりに、
こう想像してみます。
あなたは本当は、ありあまるほどの富を持つ裕福な者であり、
「何かをしなければならない」義務もまったくないのですが、
労働とはどんな感じか…不足とは…などを経験するために、
興味を持ってあえてこの仕事をしている、と考えるのです。
そう、あなたは自ら好んでこの「仮の姿」をやってみている、
と考えるのです。
ばかばかしいと思っても、ぜひ「なり切って」その視点を経験してください。
おとぎ話にときどきありますね。
王子/王女が城を抜け出て、さまざまな暮らしを経験してみるお話。
まるでそうであるかのように、想像してみるのです。※
(※他者との比較や優越感を持つためにこの想像をしても意味はありません。
種明かしをすると、あなただけでなく「みんなが」そのような立場だからです。)
あなたが無力で、チョイスが無いから何かを「やらされている」のではなく、
状況がゆるさないから「仕方なくそうしている」のでもなく、
あなたはすべてを持っていて何もしなくてもよいのだが、
好んでそうしているのだ、という視点に戻るのです。
「戻る」…はい、そう言いました。
他の例もあげてみましょう。
あなたが人生の伴侶を望んでいるのに、その願いが叶っていないなら。
心底愛し合っている相手が「すでに」存在していますが、
あえてまだ、気づかない設定にしている…と、考えてください。
そうして、2人が出会うまでのそれぞれの軌跡を面白くしたり、
出会ったときの感動を大きくしているのだ、と楽しく考えます。
あるいは、
あなたとうまく折り合いがつかなかったり、仲が悪い相手がいるのなら。
本当はその人とはとっても仲が良いのに、
「仲が悪いってどんな感じか」を一緒に協力しあって経験している、
と考えるのです。
その視点に戻ってください。
戻る…
そう、一見「ごっこ遊び」のような、「夢見がち」なような、
これらの設定の方が、真実です。
現実は、まるで「さかさまの遊び」です。
「夢見てるようだ」と言われることの方が「実在する現実」で、
こちらで信じられている「現実的な現実」こそが、
私たちそれぞれが創っている「遊びの現実」です。
本当の私(魂的な視点)から見ると、
あなたは途方もなく豊かな存在で何も失うことはないのに、
「不足のドラマ」を経験できるし、
いつも自由な存在なのに、
「不自由さや制限のドラマ」を経験できるし、
愛している人と結ばれていてその絆は無くならないのに、
「孤独やすれ違い、片思いのドラマ」も経験できます♪
なんてクリエイティブな遊びでしょうか。
ときどき私が夜、飲み物を淹れにキッチンに行くと、
母が見ている連続ものの海外ドラマにつられることがあります。
そこでは次々とドラマチックなことが起こり、ハラハラする設定で、
思わず「次はどうなるの!」と、案ずるようなストーリーが続きます。
視聴者がこれを楽しめるのは、どんなに起伏の激しい展開があっても、
「これはドラマだ」とわかっているからです。
感情移入することはできても、実際の現実では「無事」なのです。
そう、これは「エンターテインメント」、娯楽なのです。
「あなたの人生」も、「存在」としてのあなた自身から見ると、一緒です。
遊びには、真剣な遊びもありますよね。
人生は遊びですが、遊びの中の経験には、価値があります。
でも、「深刻になって自分を苦しめる」必要はありません。
「遊んでいる自分」を思い出して、あなたの人生を味わってください。
あなたはいかなるときも、どんな状況にも、「囚われて」はいません。
囚われた「ふり」をすることはできます。そんな経験はできます。
でも、「あなたという存在」は、いつだってその遊びの「作者」です。
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