今回のテーマは、「人はあなたの反映というとき」です。
あなたの現実における「他者」も、あなた自身の反映である。
そのように聞くとき、「では自分が変われば他者も変わるのか」と、
考えることがあると思います。
それは確かに起こり得ることなのですが、
あなたの意識次第で誰かが「思い通りに変わる」というわけではない点に、
注意してください。
この場合の「思い通り」とは、
あなたの“表層で思い込んでいる願い”に基づく、思い通りという意味です。
表層で思っていることと、内にある本心とが一致していればいいのですが、
あなた自身の内側をよく見てみると、
実はもっと深い意図があったり、別なことを感じていたりします。
たとえば、
あなたが本心では、「この人とは関わりたくないな」と思っていた場合、
その人との関係は深めずに、解消するのが本当の「思い通り」でしょう。
ところが、うわべではあなたは、
「この人とも良い関係を築かなければ!」と、自分に対して無理を強いています。
自分のただ感じることよりも、学んだ「観念」の方が正しい、
と信じるからそうするのです。
そして、自分がそうしたいと思っていないことに対して努力をし、
結果として、もちろんうまくいきません。
「形」は良好そうに見える関係を築けた(成功した)としても、苦しいままでしょう。
その苦しみの根本は、あなた自身が、
「自分の本当に感じていることとは別のことを強いて」いることにあります。
自分のナチュラルに感じていることを信頼せず、
そこに何か欠点や悪いところがあると思い込んでいる。
だから、表層的な意志の力で修正しようとするのです。
あなたが自分の内面で起きていることに対し、
受容性に富んでいる人であればあるほど、
そのまま認めて行動に反映できる人であればあるほど、
「うん、そうだね。他者にも自分自身の意識が反映されているね。
そして、自分の気づきに従うと、色んなことが調和していくね。」
と、感じられるでしょう。
ところが、自分が自分に「目隠し」する箇所を作っていると、
「私は努力していて、
いつもなるべく良い心を持とうとして、自分なりに一生懸命生きている。
それなのに、どうして、私の人生には理不尽な人が多くあらわれるんだろう?
なぜ、私はこのような苦しい関係を体験しなければならないのだろう。」
と、悩みます。
でも、それは外に見える「人」のせいではなく、
その特定の「人」があなたへの苦しみを作って・提供しているのではなく、
あなた自身が、あなたの中に抱えている「矛盾」を経験しているのです。
それに気づいて、
自分自身の本心、本当に感じていることや直観を認めるなら、
そしてそれを歪曲せずに「現実」の行動・決定にもそのまま活かすなら、
あなたはもはや、外でその矛盾を経験しなくて済みます。
人との関係の中で、その苦しみを体現することはなくなるのです。
スピリチュアルカウンセリング個人セッション
対面、スカイプ、電話でお話しします
「個人セッションについて☆」