今回のテーマは、「現実が内側から裏返る感覚」と表現してみました。
特に今年に入ってから、自分自身の内面世界と、
あたかも外側にあるように見える「現実」との関係、つながりが、
はっきりと見えやすくなっている方も多いのではないでしょうか。
それはあなた自身の意識から発信した内容が、
これまで以上にダイレクトに、素早く、現実化されているということでもあります。
だんだん、私たちがこれまで当たり前のように信じてきた
「内」と「外」の境目が、曖昧になってきています。
本来そこに境界はなく、ひとつのものなのです。
そのため、だんだん「現実が内から裏返る」ような感覚をおぼえるでしょう。
あなたは、あなた自身の内側にある世界を経験しています。
あなたの意識内にあるものを「外にあるように」見ています。
あなたの経験する世界も、他者も、あなた自身の中にあります。
あなたが眠っている間にみる夢の世界が、あなたの中にあるように、
あなたにとってこの現実が切れ目なく自分に属しているということを、
これからもっともっと実感するようになるでしょう。
現実を経験しながら、自分自身の内側にあるものに気づくことや、
それらを意識的に眺めることが容易になります。
不必要に、過剰に線引きしていた「内」と「外」との境界線は、
もはや薄らいで、消えていくのです。
☆☆☆
その副作用として私が感じていることは、
自分自身のエネルギーからの「ずれ」に耐えられなくなってきたということです。
以前は、自分のエネルギーから大幅にずれることがあっても、
力業でそれを生きる、あまり喜ばしくない意味での忍耐力がありました。
無理してでも受け入れ、その状況に甘んじることができた、ということです。
望まない自己、言うなればにせものの自己を生きることもできた、ということです。
ところが、このパワフルな「現実が内側から裏返る」感覚をともなうと、
自分自身のエネルギーとずれが生じることを感じたときに、
もはや、忍耐の方向には進めないのです。
そうしようと思ってもできません。
ですから、これまで以上に、自分と合わないものに対する「疲労」が大きくなって、
手放さざるをえない、という経験をしている方もいるかもしれません。
どうにも、努力ではそちらに進めないのです。
それは祝福なのです。自分自身に調和していくということなのです。
それまであった色々なものが削がれていくことや、
思いもよらない新しい自分自身を発見することに、
戸惑う期間もあるかもしれませんが、
ぜひ、あらわれたあなた自身をそのまま生きてください。
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