こんばんは。
今回のテーマは前回と続いていて、「人の意図には影響されない」です。
前回未読の方は、まずそちらから読まれることをおすすめします。
◆「意味を与える能力」
前回記事の内容を読んで、
「でも、自分がどんな風に現実に意味を与えても、
自分の現実に関わっている他の人たちの意図も同じように力を持ち、
現実に影響するのではないか。」
と、考えた方はいますか。
たとえば、対人関係などを思い浮かべれば特に、
他者があなたの現実に影響するように思えるかもしれません。
自分がこのように意味付けしても、同じ状況に関わっているあの人が、
全く別のことを思っているのならどうするんだ、と。
他者の意図もまた自分の現実に効力を持つだろうと考えるので、
人の意図を探ったり、それを知ろうと悩んだり、
自分と同じ考えに足並みを揃えてほしいと願ったりするのです。
これは必要のないことです。
もちろん、あなたがよろこびを持って、自然に湧いてくる興味から、
他者の世界・ものの見方を知ろうとするとき、それは楽しい冒険です。
ですが、あなたの現実、あなたの人生をどう見るかについては、
あなた自身が決めればいいだけですし、そのようにしかできません。
他者の意図がどのようであれ、
それをあなたの現実に取り入れるかどうかは、あなたが決めます。
そのことを意識しようとしまいと、すでに、いつでもそうなんです。
たった今も、何から影響を受けるかをあなた自身が決めています。
直接的にあなたの人生に関わっているように見える他者の意図であっても、
そこから影響を受けるかどうかはあなたが選びます。
言い換えれば、あなた自身の決定以外、あなたの現実に効力を持ちません。
ですから、無意識に選ぶよりは、
誰かから影響を受けるか・受けないかを意識的に選択した方がいいのです。
そのとき、相手のことを変えようとする必要も、
あなたの考えを相手にわからせようとする必要もありません。
もちろん、誰かと心を開いたコミュニケーションがとれるとき、
あなたが自然とそうできるときには、そうしていいのですが。
でも、いつも相手にあなたの意図を理解してもらう必要はありません。
それよりも大事なことは、
あなたがあなたを理解することです。
本当は、他者との関わりは、
この世界ではすべて「自分自身との関わり」です。
自分以外の人と影響し合っているように見えて、
実際は、あなたはあなたの中にある側面を「他者」として経験しています。
ですから、人間関係においても、
その経験からあなたがあなた自身の内側を明らかにすることが、
最も大切なのです。
たとえば、誰かがあなたにとっては望ましくないことや、
不快と感じることをあなたに言ったり、したりするような状況があっても、
相手をいやな人と見たり、その人におびえたり、
その状況に影響されて苦しんだりする必要はありません。
それより、どうして自分がそのような経験をしているのか、
あなた自身の内側に、その状況によってあらわされている何があるのか、
そこを見るのです。
自分の内側を曇りのない目で眺め、そこにあるものを発見しながら、
あなたは、あなた自身の心に添う意味をその現実に与えることができます。
影響されるか・されないかを選択しているのは自分であるということ。
他者との関わりも、すべて自分自身との関わりであるということ。
現実を眺めるとき、この2つを思い出してください。
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