BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

あきらめが悪いことも大事

あなたの人生の、あなたにとって本当に大事なことは、あきらめる必要がない。

「あきらめが悪い」と自分自身をいさめる気持ちになることもあるかもしれないが、

それでも、どうしても「あきらめられない」と感じるだろう。


他の人は、こう言った…

周りからは、もうよせと言われた…

本には、専門知識には、不可能だと書いてある…


それでも、あなたの中であきらめられないことは、あきらめる必要がない。

あきらめなかった人だけが、希望を実現する。


あなたが自分の意図を「取り下げる」ことさえしなければ、

すでに存在している「それが実現している現実」が、

あなたの意図と波長が合い、「体験できる・現れる」形で現実となる。


それまで「不可能」と信じられていたことも、「可能」になるのだ。

先例が現実にあるか・ないかには関係なく、

あなたの意図が、意図した通りの現実をあらわす。



その一方で、あなたの思い描いている道筋に執着してはいけない。


なぜなら、あなたが思い描く具体的詳細は、

あなたのこれまで学んだ経験や、常識や、観念を通したものになっているからだ。


ある物事を現実にしたいとき、

あなたはそれをあきらめないというコミットが必要だけれど、同時に、

その進行は「おまかせ」するという手放した姿勢が必要になる。


このバランスは、大切だ。


☆☆☆

今回はこんなメッセージをお伝えしたく、その内容を強化するエピソードを、

とある本からご紹介します。

とても以前から持っていて、今も愛蔵している、

『投影された宇宙 ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』

という本があります。

著者のマイケル・タルボットは、すでに1992年に30代で亡くなっています。

読んだことがある方も、タイトルを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
 

投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待

投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待

 

 こちらの本は、物質的な世界が意識の投影である、

ということを論理的に理解したい方には、量子力学や医学等、

様々な分野からの説明、解説や研究例もあっておすすめできる力作ですが、

と同時に、著者マイケル・タルボットの超常体験がぶっ飛んでいる、

という点も、私としては注目しておすすめしたいところです。


どうやらマイケルさんはサイキックな傾向が強かったようで、

ご本人が面白い体験をたびたびされていますし、

(ご本人自身もおっしゃっていますが、

まるでカルロス・カスタネダのドン・ファンの世界のようでもある)


この本に紹介されている他の研究者の方の、

たとえばインドネシアなど超常的な現象が比較的受け入れられている地域での、

傑出した体験・エピソードも載せられています。


ですから、世界観を取り替えたい人にはいいきっかけになりそうな本です。



本の中には、病院でのプラシーボについての例もあるのですが、

特に印象的なエピソードがあって、

観念(この本では「信念」と訳されている)が体の状態に表れる顕著な例として、

リンパ球ガンの患者であったライトという男性についてのお話があります。

(ご紹介した本の113ページから書かれています。)


エピソードを要約しますと…


★★★

ライトさんはかなり進行したリンパ球ガンで、通常の治療手段は全て使い果たし、

残された時間はわずかしかないように思われた。

首、脇、胸、腹部、腿のつけ根すべてにオレンジ大の腫瘍ができており、

脾臓、肝臓の肥大がひどく、胸部から毎日2リットル近くの乳状の液体を

吸い出さなければならないほどだった。


でも死にたくなかったライトさんは、かなり効くらしい新薬のことを聞きつけて、

それを自分に試してほしいと医師に懇願した。

その薬は寿命が最低3ヶ月は残されている人だけに試験的に投与されており、

医師はライトさんには使用できないとして拒んだが、

ライトさんが譲ろうとせず懇願し続けたため、投与することになった。


その薬を注射したのは金曜日で、

医師は心の奥底ではライトさんが週末を越せるとは思っていなかった。


ところが驚いたことに明くる月曜日、

ライトさんはベッドから出て歩き回っており、

腫瘍は、「熱いストーブの上の雪の玉のごとく溶け去って」、

大きさも以前の半分になっていた。

これは最も強いX線を使った治療で達成できるよりも

はるかに速い退縮のスピードで、最初にその薬の投与を受けてから10日後、

ライトさんは退院し、医師団が見る限りガンはなくなっていた。


入院時には呼吸するのに酸素マスクが必要なほどだったが、

退院時にはすっかり元気になり、自家用飛行機を自分で操縦して、

4千メートルの高度まで上昇してもなんともないくらいになっていた。



ライトさんは2ヶ月ほど健康状態を保ったが、

その頃から、例の新薬は実はリンパ球のガンに対しては効果がない、

と主張する記事が現れ始めた。


あくまで論理的で科学的な考え方の持ち主だったライトさんは、ひどく落ち込み、

ガンが再発して再び入院することになった。


今回は担当医師はある試みをすることにした。

ライトさんに対し、例の新薬には実際に当初思われていた通りの薬効があるが、

最初に納入されたものは流通の過程で品質が劣化していたのだ、と告げたのだ。

しかし有効成分を多く含む改良した新製品があるので、これを投与できる、

と、このように医師は説明した。


もちろん、その薬の新製品などは存在せず、

ライトさんにはただの水を注射しようと医師は考えていた。

それらしい雰囲気を出すために、プラシーボを注射する前に、

わざわざややこしい手順をあれこれ行うことまでしたそうだ。


すると、またしても結果は劇的なものとなった。


腫瘍のかたまりは溶け去り、胸部の液体も消え、

ライトさんはすぐにもとの元気を取り戻した。



その後さらに2ヶ月間、ライトさんは症状なしで過ごしたが、

今度はアメリカ医学協会が、アメリカ全土で行われた研究の結果、

例の薬はガンの治療には効果がないことが判明した、と発表したのである。


今度という今度はライトさんの信念も完璧に打ち砕かれた。

ガンがまた新たに広がり、ライトさんは2日後に死を迎えたのだった。


★★★


著者はこう書いています、

『ライトの話は悲しいものではあるが、

そこには強力なメッセージが隠されている――信じまいとする自分を飛び超えて

内なる治癒力を喚起するという機会に恵まれれば、

私たちには一夜にして腫瘍を溶かし去ってしまうことさえできるのだ。』



そしてこの例以外にも、他の薬のケースで、もっと多くの人たちが関係した

(後になってから、新薬には当初発表されていたような効果がないとわかった、)

似たようなプラシーボ効果の例を挙げています。


その他の著者の考察など詳しくは本を読んでください。



さて、この例のような場合では、簡潔に言えば、

自分自身の力を「自分が信じられる外のもの」に合わせて使っています。

ライトさんの場合は、それは論理的・科学的な知識と、

その根拠に基づいて製作されている「薬」でした。

効くと信じていた薬を使うと、ライトさん自身の力でよくなったのですが、

でも、その薬が効かないのだと「科学的に」認定・公表されてしまうと、

今度は自身の同じ力によって、自分をふたたび病の状態にしたのです。※

※そうはいっても、この話が「悲しい」かどうかはものの見方によります。

病気や死は“悪い”わけではありません。



私たちは日常の中でも、観念を 常に 自分の現実に実現しています。


この世界はすべて意識の反映なので、

それに気づくと、「外」の要因探しは二次的であるとわかるのです。


物理的なアプローチとしては様々に選択肢がありますが、

その元にあって、効力を持つのは自分の採用している観念です。

これが、うっかりすると見誤ってしまうところですが。


私たちにとって「物体」はリアルなので…

「体」というものも、リアルなので…


まさかそれが、自分の意識によってできているとは考えず、

自分以外の効力を想定し、他の意思が働いているとも考えてしまう。


でも、すべてが繋がっていて、ひとつの「私」の意思しかないのだとわかると、

根本的には自分の内側を見る以外に、見るべきところはないのです。


現実は、「鏡」として、自分を知る道具として、使うことができますが。


☆☆☆


あきらめられないことは、あきらめる必要がない。

ただ、信頼の拠点は「外側」に置くのではなく、

自分の内から湧くものの方に置き、

それと共鳴する物事・観念だけを選択、採用することが大切です。


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