青い空と木。
それを見ているだけで、こんなにも深い感銘を受けるのはなぜだろう。
人間の生活も美しいけれど、
自然界から受ける畏敬の感覚は、地球にあることの素晴らしさ、
根本的な何かを思い出させてくれる。
黙って、いくらでも眺めていられる。
そして、木のようでありたい、自然が教えてくれる姿のようでありたい、と思うのだ。
枝を伸ばして…高く、高く…
見えない土の中の根も、人間の手の届かない高い枝も、彼らの領域だ。
枯れても美しい、その姿。
太陽の光、鳥、風、岩肌、木が白く照らされる様子。
それだけですべて満たされているのだから、
そこに何かを足す必要も、縮こまる必要もない。
☆☆☆
文明から離れて自然回帰型の生活をしたり、
畑を耕し自給自足をするわけではないけれど、
心はそのように、木から教えを受け続けている。
彼らは、地球の財産。
私たちもまた、そのようであれるだろうか。
こうして木に心を寄せるのと同じ感覚を、
自分の内から解き放ったとき、その流れる方向にただ従っていくとき、
私の場合は生活も、いわば「盛る方向」ではなくて、「差し引いていく方向」だった。
自分が自分であるときに必要なもの、
それ以外のものは、自分に負荷をかけ、じわじわと鈍くさせていくだけ。
ひょんなきっかけでシャンプー、石鹸、化粧水、
いつからか生活に当たり前に存在していたものをやめたとき、
こんな些細なことでも、不思議な解放感が増した。
生命力が蘇ってくる感じ。
生きている自分を、肯定する何か。
野生の髪をふりほどき、肌で風を受け、生死を、陰陽を、まるごと受け入れる。
自分の生きたい自分が、姿をあらわしてくれた感じ。
地球には、どれだけ見ても見飽きない、
荘厳で、澄んでいて、荒々しくて優しくて、言葉が出なくなるほど美しい、
そんな場所がたくさんある。
そういう景色があちこちにある。
生きている間に、どれだけこの目で見るのだろう。
そのとき、ひとりだろうか、知っている顔といるのだろうか、
それとも、まだ見ぬ誰かと一緒にいるのだろうか…
そんなことに思いを馳せると、「現実感」はとても歪んで、
まるで夢の中にいるのと何ら変わりがなくなるのだ。
意識の境界が薄れて、「あまたの中のひとつの夢」としてのここを、
不思議に強く実感する。
☆☆☆
最後に、この曲をご紹介して終りにします。
今日のタイトルとも合うので選びました。
陰影のあるさわやかさが、どこか懐かしいような曲です。
歌詞も好きですね。
「ほんとの自分になりなよ、自分の道を生きなよ」、
僕はいつも気にかけているよ(心の中で応援してるよ)……と、
鼓舞する歌になっています。
★Baby E --Always On My Mind
Baby Eの「Kill The Noise」というミックステープに入っています。
ミックステープの公式ダウンロードサイトは☆こちら☆
Baby Eは、リル・ウェインがCEOをつとめる「Young Money」のアーティストです。
リル・ウェインをフィーチャーした「Finessin」という曲がヒットして有名になりました。
★Baby Eの紹介ページ(英語)
あなたも誰かの心の中で、こんな風に応援されているのかもね。
どうぞそのまま、そのまま、枝を伸ばして!
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★この記事で紹介したBaby Eについて、後日特集した記事はこちらです。