今回は、「美しき水の豊かな国、日本」というタイトルで、
昨年から始めたライフスタイルによって考えたことやメッセージを。
私は、今は石鹸やシャンプーを使わないとはいえシャワーを浴びるのは好きで、
お湯で体を流すと浄化になって気持ちがいいなと感じることは多いです。
けれども、これは水のふんだんな国、日本だからできることで、
世界のどこでもこうできるわけではありません。
蛇口をひねれば、あたたかいお湯が毎日出てくる……
飲めるお水が、じゃあじゃあ出てくる……
ありがたいなぁ!といつも思うのです。
海外旅行をしたら、シャワーの水があまり出なかったとか、
水は購入しないと飲めないとか、そういう経験をすることがありますね。
また、人によっては意外と感じるかもしれませんが、
私がアメリカでホームステイしていたときも、
お水は日本のようにはふんだんに使えませんでした。
(地域差もあると思います。)
広~い庭というか、ドライブウェイというか、途中から林というか……
家の敷地内のそんなところにお水の溜め池みたいなタンクがあって、
ときどき、お水の残量をチェックしに行くのです。長い定規のようなものを持って。
それで測って、お水が少なくなっていたら、給水車を呼びます。
滞在中に何度か、「今夜はお水がないからシャワーを浴びないように」
と言われたことがあります。
そもそもホストファミリーは毎日シャワーを浴びるということはありませんでした。
私は日本人の感覚で、可能であれば大体毎日シャワーは浴びようとしたので、
シャワーを頻繁に浴びたがるんだなという印象だったと思います。
(補足しておくと、シャワーは好きなときに浴びていいと言われていました。
また、ホストファミリー宅はバスルーム(トイレ兼浴室)が3つもある、
裕福な方の家でもあり、ホストファミリーのシャワーの頻度はただの習慣であって、
私が観察している限り、節約のためにそうしているわけではありませんでした。
気候の違いもあって、海外だと毎日シャワーを使わないのは珍しくないですね。)
また、カルチャーショックだったのは、ホストファミリーが、
家のトイレの「小」を流さずにいるのを目撃したことです。
たぶん、お水の節約目的だったのだろうと思います。
流していることもありましたが、「小」のときに限り、用を足した後、
流さずにそのままにしておいているのを度々目撃しました。
ホストファミリーのうち誰かひとり限定ではなく、
みんながそれをしていたようなので、習慣だったのでしょう。
美しい水の豊かな国、日本。
それに慣れている私たちは、心から実感して、
「お水を節約しなければ」と考えることが、日常では少ないですね。
でも、これってすごいことなんです。
感謝に価することです。
ところで、シャンプーも石鹸も使用しなくなると、
浴室の排水に、しつこく残る泡を目にすることがなくなります。
同時に、お風呂場全体もあまり汚れなくなるので、
強力な洗剤を使って掃除する必要もなくなります。
私は、自分がそうしたいと思うこと以外は気張らないので、
洗濯用の洗剤は今でも市販のものを使っていますが、
気持ちの上で少しでも、お水を汚さないことに繋がることは大歓迎です。
「全部を」変えなくても、日々の生活の中の一部を変えることで、
少しずつ、自分のヴィジョンや理想とするあり方に近づくことができるし、
何もしないよりは、何割かでも変えられることを変えたなら、
それはやがてまとまった変化になると思います。
……子供の頃泳いでいた、きらきらして魚が透けてみえた、
そんな美しい川が淀んで、すっかり汚くなって入れなくなっていたということに、
ショックを受けたり疑問をおぼえたりした人たちが、
何年もかけてきれいな川を取り戻すということが、現代ではすでに起きました。
どんなに私たちの文明が発展しても、
自然の豊かさや能力の「代用」にはならないし、
そもそも、文明と自然は、相反するものではない。
たとえば原発の汚染水の話なんかも「なんとなく」フェイドアウトしていく、
大きな話題には上らない、そんな状況があったとしても、
本当は、「それでいいの?どうなるの?」って思っている人も多いですよね。
パチッ!と指ひとつ、鳴らしただけでは状況は変わらない。
すべてがすっかり変化するわけじゃない。
でも、小さな小さなことでも、自分の本当に望む方向を心に据えて、
自分がそうしたいからという理由で実践していけば、
こんなことでも?と不思議でも、あなたがあなたでいる形を実行すれば、
必ず、調和した未来に向かうことができるよ。
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