BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

誰かの人生のワンシーンを体験したかのような夢

この数日は、書こうかなと思うトピックが複数浮かぶものの、どれも熟し切っていないというか、決め手に欠けていて、書かずに終わっていました。

話題の候補は好きなラップや、最近使い始めた楽器(こちらは練習曲は主にクラシック)など音楽のこと、ほかにはもちろん意識に関するあれこれ、そして夢。

今回は夢についてのお話です。

近頃連続していた夢の特色

夢の中にあるという自覚を持ったまま活動する「明晰夢」や「体外離脱」の体験ではないのですが、ここしばらくの夢にはちょっと興味深い特色がありました。

何が興味深かったかというと、今の自分との繋がりが全然思い浮かばないけれど、そのくせ、この現実のどこかには、いかにも実際にありそうなストーリーだったという点です。

夢を劇や映画のような作品と見なせば、演出の「芸が細かい!」とうなってしまうような感想をもたらす夢ばかりなのでした。
つまり、普段の自分の意識からは、そんなこと浮かぶかどうか!?という発想が含まれているということです。

こうした夢は時折あって、何年も経った後に知人に起きたことを知ったり(その時点から振り返れば予知ということになる)、予想外の形で繋がって理解したりすることすらあります。

基本的には、夢は自分の意識の表現として眺めることで色々な意味がわかり、自分自身のことを理解できるのですが、時には他者の現実の情報を何か縁あって受け取ることもあります。
私たちは繋がっているからですね。

ストーリーは普通の「人間ドラマ」なのですが、最近見たものをひとつシェアします。

以下は夢の内容の一部ですが、ここに出てくる友人ファミリーは、現在の私の周囲の現実には実在しません。似た友人もいません。
また、自分自身の人生で思い当るような同様のシチュエーション、経験もありません。

目が覚めてから夢を振り返って、「ここでもっと意識を向ければ、明晰夢になっただろうに」と気づいたポイントが途中ありましたので、その指摘も入れておきます。

誰かの人生のワンシーンを体験したかのよう

(ここから、夢の内容)

私は、古くからの友人が経営しているお店に遊びに行っています。
友人は、学生時代からの仲というイメージ。同い年くらいの女性です。

友人は結婚していて、子どもがいます。旦那さんも、私の古い知り合いのようで、昔から知っているカップルです。夫婦でお店を経営しています。

お店は、昼はデリを提供していて、好きな料理を選びながら食事が取れるカフェ、夜はお酒を飲むことができる、そんなに広くはないけれどおしゃれな空間です。
テーブルやカウンターはシックな黒が基調。

友人はすらっとしていて本人もおしゃれ、カフェの経営を見てもわかるように、仕事も家庭のこともシャープにこなしていて、「できる女」という言葉が似合いそうな雰囲気です。
経営は彼女が中心、店内装飾などのプロデュースも自分で行っています。

お店の開いている時間に私は訪ねていって、店の片隅のテーブルで、友人と2人向き合って話をしていました。
時刻はわかりませんが、そろそろ夕方なのかな、という感じがしました。

途中で、お店のキッチンの方から、子どもがひょこっと顔を出して、店側に出てこようとしました。(お店は、友人夫婦の自宅と繋がっている様子。)

友人の子ども(娘)でした。小学校低学年くらい?
友人は厳しく子どもを叱り、子どもは引っ込んで行きました。
営業時間中は、子どもは店に出てきてはいけない決まりを作っているのでした。

話題がそれについてになったので、私は、顔を出してしまった子どもと、ちょっとピリピリしている友人をかばうように、「自分たちで経営しているお店だと、子どもが時には出てきても、お客さんも家族経営なんだなってわかるだけで嫌な感じはしないんじゃない。(経営者側も、それを容認して)そうしてる人たちもいるよね。」と、話しました。

すると友人はピシャリと、
「私はそういうの嫌なの!」
と、言いました。
スタイリッシュなこの空間は、家族感が出たりして、なあなあな雰囲気になるのは嫌なのだということでした。

それは友人の方針なので、私はそれ以上何も言いませんでした。
友人の、色々なことをきちんとこなせるからこそ「完璧主義」でもある一面が、彼女自身を疲れさせているような、少し気がかりな面もありましたが、普段通り、別のことについて楽しくおしゃべりしていました。

私は友人と向き合って話しながら、見慣れた友人の顔を眺めつつ、次の話題を出そうとして、自分の呼ぼうとしている友人の名前が全く浮かんでこないことに驚きました!誰だっけ?
えっ!?と私は内心うろたえました。こんなに親しい友人の、名前がわからない!?
なんとか、名前を出さないままでも不自然にならないように会話をし続けましたが、変な感じでした。

ここでもっとこの感覚、あるはずのない出来事への違和感を突き詰めていくことができれば、「今、夢の中にいるんだ」と気づいて「明晰夢」になったでしょうに、私はそこまでせずに、「起きている方の現実では知らない友人」と夢の中で、夢と気づかずに過ごしていました!

友人の旦那さんの話になって(彼はそのときお店に出ていませんでした。従業員もいるので、友人夫婦はいつも店に出ているわけではありません)、友人は、
「あの人、最近髪の毛のこと気にしてるの。昔はこのへんから(額を指して)髪が生えてたとか言って。」
と語り、私は、
「あー、確かに、昔よりは後退したかもね。でも、そんなの気にしなくていいのにね(笑)」
と、友人たちが未婚だった頃の彼の姿を思い出して言いました。
(夢では、こういうとき、過去のその人のイメージもはっきり見えています。)

やがて、私が帰る頃、友人は「これ、頂いたんだけど一緒に分けない?」と言って、袋に入った日本酒の瓶を持ってきてくれました。

袋の中には5本も日本酒が入っていて、好きなのをいくつか選んで、持って行って!と言ってくれたのです。

私は自分では日本酒を飲まないので、銘柄とかはよくわかりませんでしたが、父にあげたら喜ぶな!と思って、ありがたく2本を選びました。
5本の瓶のうち1本はすでに開封してあって、すぐに飲むなり、お店で使うなりした方が良さそうでしたので、残りの4本のうち、同じものが2本あったのでそこから1本、その他にもう1本をもらいました。

お土産の袋を提げて、私は帰途につきました。

よく経由することのある駅の中のデパートを通って帰ることにしました。
布か雑貨か何かを扱っている、人がもうあまりいないフロアを通って、歩いていると……

後ろから、誰かが呼びかけてきました。
はっとして振り向くと、友人がいつ来たのか、私の後を追いかけてきていました。

見ると、デパートの絨毯の敷いてある床の上で、友人の両足は靴をはいていません。
片足は裸足で、片足は靴下という姿でした。

どうしたの!と思って友人に近付くと、
「なんか……どうしても出てきたくなって、出てきたの」
と言うのです。

尋常でない気配に私は、友人が本当はとてもくたびれていること、限界を感じて切羽詰まっていることに気づきました。

私はすぐ、「私の家に泊まるといいよ」と言って、友人を連れて一緒に帰ろうとしたのです。

すると、その友人のさらに後ろに、少し距離をあけて、こちら向きに友人の旦那さんが立っているのが見えました。
友人も、それに気がつきました。 
友人が出て来るのを目撃して、心配でそっとついて来たのでしょう。

友人の旦那さんは無口で温厚な性格で、どちらかというと友人の尻に敷かれているというか、友人のやることに黙って従うようなタイプでした。

旦那さんは情けないような、困ったような顔をして、何も言わずに立っていました。
どこか懇願するような目をしていました。

友人も、旦那さんのことをじっと見つめています。

私は、「とりあえずちょっとの間だけでも、それぞれ別々の時間を取って、それから話をしたら……」 と話しかけました。
友人の様子を見ていると、このまま家と仕事、夫婦の日常に戻るより、束の間でも少し離れて一人になって過ごした方がいいのではないかと感じたからです。
そういう時間を持つことは、この事態を見ていると、意味がある気がしました。

ところが、意外なことが起こりました。

友人が旦那さんにかけ寄り、
「ごめんね、ごめんね……」
と繰り返しながら、旦那さんに抱きついて泣いたのです。

旦那さんはそのまま、困ったような表情のままで何も言いませんでしたが、二人は一緒に家へ帰って行きました。

私は、一言では言い表せない複雑な気持ちで、あっけにとられて眺めていました。

(夢の内容、ここまで)

ここで気づけば、明晰夢

先に書いた通り、実際には、こうしたご夫婦や状況に出会ったことも、自分が似た経験をしたこともありません。
これまでの人生にドラマは色々ありましたが、これに該当するものはないのです。
(今のところ、この夢を「象徴」として読むことも、ピンときません。)

だからこそ、細部の描写に感心してしまう夢でした。
夢の中では、全てのシーンを実際の現実同様に体験していますので、インパクトも言葉で示すより大きいものです。

特に、普段シャキッとしている友人のただならぬ様子、デパートのフロアの上で片足が裸足、片足には靴下という姿で来ているのを見たときなど、印象的でした。

それから、親しい友人のはずなのに名前が全然わからないという、明晰夢に至らなかったけれどもここで気づけば!というポイントも記しましたが、あなたも夢の中でそういう瞬間を体験したことがあるかもしれません。

夢においては、(日常の思考では)辻褄が合わなかったり、普段ならあり得ない現象が起きたりするのですが、そこで「待てよ。何かがおかしいな」、「これは起きて活動しているときの現実かな?それとも、夢の中かな?」と自分に問い、意識を明晰にすることができれば、夢であることに気づくことができます。

夢という自覚を保持できれば、明晰夢あるいは体外離脱として活動している状態になります。

この例以外にも、「ありそうだけど、現実には経験してないこと」 のシリーズが多めだった、昨今の夢からのお話でした。


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