9月末の旅行のエピソードを書いてから、あっと言う間に日が過ぎ、もう11月半ば。
あのときのエピソードから生まれた企画として、今回は、
「明晰夢を見る方法と、友人の初めての明晰夢をご紹介。」です。
旅の前半、私が友人宅に泊まっていたとき、友人が明晰夢を見てみたいと言ったので、具体的方法を説明したところ、翌日には実現した!ということを記事に書きました。
該当記事◆「旅の話~友との楽しい再会と、太宰府天満宮で過ごした幻想的な夜。風太郎に導かれ、菅原道真を想う~」
記事内「腹筋が痛むほど笑う日々」の見出し、「シリウスDVD上映会」という項目にそのことを書いてあります。
そしてこの記事では、友人の初めての明晰夢体験を、本人の了解のもと、ご紹介します。
そのとき友人に教えた「明晰夢を見るコツ」の簡単な解説もいたしますので、実例とともに、
これまで明晰夢を見たことがないけど、見てみたいと思っている方には、特におすすめの情報です。
また、旅行から帰ってきてしばらくした後、さらに追加の「驚き情報」を受け取ってもいて、それが実は「宇宙文明」に関連する体験を含むので、前回記事の流れから「今にしよう!」と思いました。
前回◆「内側にある宇宙として眺めよう!【ご感想紹介と解説】講座『宇宙文明との繋がり~公式コンタクトに向けて1』」
これまで信じていなかったけど、体験してみたい……それがキッカケで。
記事にも書いてきましたが、友人はいわゆる「スピリチュアル分野大好き」なタイプではなくて、むしろどちらかというとその反対でした。
今では、異星人や宇宙文明といった情報に関しては、彼女独自の興味から「物理次元での接近遭遇を熱望している」人なのですが、その他のいわゆる精神世界・スピリチュアル分野全般について強い関心を持っているかというと、違います。
そんな彼女が、「明晰夢は、これまで信じていなかったけど、できるなら体験してみたい」と話してくれたので、私は彼女の家に滞在していた最終日、色々と説明をしたのです。
それはこれまでブログ(主に「夢・明晰夢・体外離脱」のカテゴリ)に書いたり、セッションや講座(あるいは懇親会)でお伝えしてきたことと基礎の内容は共通ですが、面と向かって、疑問点などにも直に答えながら話したので、友人は素早く理解し、納得していた様子でした。
その一部を解説しましょう。
明晰夢を見やすくする習慣
人それぞれ様々な方法やコツがあるのですが、まずは実践しやすいポイントとして、友人にも「普段から自覚を持つ習慣をつける」ことが大事であると伝えました。
後述の友人のレポートにも登場する、その「チェック」について、簡潔に説明します。
1.日常から自覚すること
夢の中で夢と気づくには、日常から「今自分は目を覚ましているのか、夢の中にいるのか」と、意識してチェックすることを習慣にするといいのです。
ただ自分にそう問うことで、確認するのでもいいですし、何らかの動作などと組み合わせてもいいのですが、このとき、そのチェック(問い)には毎回、「意識を持って、真剣に」答える必要があります。
その理由は後で説明します。
こうしたチェックを習慣化することで、夢の中でもそれを反復し、自分自身に質問をしたり、決めた動作を行ってみたりする可能性が高くなります。
あなたは、夢の中で「いつもと同じことをしている自分」を見たことはありませんか?
そうです、人は、夢の中でも漠然と「日常の習慣となっていることを行っている」ことが多いのです。
ただし、こうしたチェックをただのルーティーンにしてしまい、漫然と行っていると、夢の中で「気づく」ことはできません。
形としては自分に問うことやチェックを繰り返していたとしても、十分に「自覚」を持たないまま、「ただ自動的に回答をして終わる」という結果になってしまいます。
それでは他の習慣同様に、夢の中で夢だと認識するには至らないのです。
2.夢と、起きている間の現実とを区別する方法を定める
自分が今夢の中にいるか、それとも起きている(日常の)現実にいるのかを、確認する方法を定めることも効果的です。
通常の現実では起こり得ないことが起こっていないかを、確かめてみるなど。
たとえば、特定の意識状態を作るための1つの方法として、自分の手の平を見ながら、
「これは夢の中か?それとも、起きている間の現実か?」
と問うことも、動作をつけることがより鮮烈な「合図」として効果的に働くので良いのですが、他のユニークな方法を用いることもできます。
一例として、度々ご紹介している夢を扱った映画「インセプション」の中で、夢に入る主人公たちが各自「トーテム」を持っているのが、その例です。
主人公コブは、「コマ」をトーテムとしてポケットに入れていて、それを回してみることで、夢の中の世界か、起きている現実の世界かを区別します。
あなたの好みで、特別な準備がなくとも行える「チェック方法」を定めるといいでしょう。
ただし、普段から確認できる身近な方法にすることです。複雑な内容は避けましょう。
やがて明晰夢に慣れてくると、今回ご説明したような一連の手続きは、大体不要になります。
明晰夢を初めて体験した、友人の報告
ここからは、友人の実体験をご覧いただきながら、お話ししましょう。
第一報は、友人と別れた翌朝、私が沖縄へ移動する飛行機を待っている間に届きました。
★★★
すごい報告が!
今朝、短いですが明晰夢をみることに成功したよ!
自分でも信じられなくてびっくりしてる。
二度寝しながらリアリティチェック※しなきゃ…と思っていたらなんと。
詳細はまた明日にでも!
★友人のメール、ここまで★
★★★
※印は私がつけました。「リアリティーチェック」とは、先に説明した方法のことです。
友人とは沖縄でも会えることになっていたので、そのときに詳細を聞くつもりでしたが、結局沖縄で共に過ごした間は他のことに忙しく、後からメールで教えてもらいました。
以下は、その内容。友人がどのように夢であることに気づいたか、から始まります。
★★★
私は、右指二本を左手のひらに貫通させようとするリアリティチェックにしてみたの。
そしたらさ、通ってしまったというわけではなく、右手の人差し指がチョコレート菓子の箱(三角柱の形した細長いケースに 入っている、カルディとかによく置いてあるやつ)になってたのよ!※
※補足。こちらのチョコレートですね。↓
それで、これは明晰夢なんだ!と自覚できたよ。
めちゃめちゃ興奮するね、楽しいね!
教えてくれて本当にありがとう!
まだ宇宙人に遭遇するところまで行けなかったので(空を飛ぶという夢を叶えたくらい)、これからも楽しみにするよ。
★友人のメール、ここまで★
★★★
青字にした箇所は、友人が定めたチェック方法に該当します。
自分の手の平に、もう片方の指を貫通させようとするとは、普段から実行できる上に、何ともクリエイティブではありませんか! 私は感心しました(笑)
そして友人の場合、その指がなんと「チョコレートの箱」になっていたことで、夢の中なのだと気づくことができました。
しかし、これも「チェックをする意志」を持っていたからこそ、気づけたのです。
前日からの流れで、夢かどうかを確認することを、しっかり意識していたんですね。
さらに後日、友人から、このときの体験についてこんな追加情報がありました。
また、ポイントとなる箇所を青字にします。
★★★
ここ最近、仕事の引き継ぎなんかであまり眠る時間も取れなくて、夢を楽しむ余裕が持てていなかったよ。
あのさ、明晰夢って、見たいと望まないと見られないんじゃないかって気がする。
あの日、私はとにかく明晰夢が見たいと思いながら眠ったもの。
この週末は、起きる時間を気にする必要もあまりないから、またトライしてみようと思うよ。
前回の明晰夢の中では、宇宙人との遭遇のちょっと手前までしかいかなかったの(宇宙人が住むエメラルドグリーンの宇宙船の入り口でボディチェックというか、粘液チェックを受けさせられたところで終了)。
★友人のメール、ここまで★
★★★
はい、若干青字にした箇所が多めですが(笑)
私は何より、「遭遇の手前までもう、行ってたのか!」というところに思わず声をあげそうになりましたけどね!
これも、解説していきます。
明晰夢を見る準備。心のゴーサイン。
明晰夢を可能にする心の状態
まず、友人が書いてくれた、明晰夢についての記述の中で、「とにかく明晰夢が見たいと思いながら眠った」ということがあります。
これは、明晰夢を見たいと思い詰めてもダメ(思い詰める=できないと信じている)なのですが、興味を持ってそうしたいと思う気持ちと、あと少なくとも、「明晰夢って体験できるものなんだな、可能なんだな」と知っていることは助けになるでしょう。
その点においては、私を含め「すでに明晰夢をよく見ている人」と実際に交流することで、「本当なんだ~」と腑に落ちて、自分もできるようになる、ということは起こり得ます。
それによって自分自身も「そんな体験をしてもいいんだ!」と、許可を出すからです。
特に、それまで現象自体を信じていなかった(明晰夢を見ることができると思わなかった)人であれば、そのインパクトは大きいかもしれないですね。
物理的、あるいは心理的なゆとり
それから、「起きる時間をあまり気にする必要がない日」というのも、ひとつ、好条件かもしれません。
二度寝できるときなんかも、夢を自覚しやすく、明晰夢に繋がりやすいかもしれないですね。
これは絶対とは言えないですが、夢に向き合うときの「心のゆとり」が、影響することもあります。
仕事や、あれこれの予定で頭がいっぱいだったり、物理的に余裕がないとき、あなたの意識はあえて「明晰夢を見よう」とはしないかもしれません。
自分でバランスを調節するからです。
ただし、一概にそうとは言えないこともあって、どんなに忙しくても、何かに取り組んでいても、体外離脱や明晰夢の経験をしてしまうことはあります。
友人は、一度目の明晰夢ですでに宇宙船に接近していた!(笑)
最後に……。
異星人や宇宙船との物理的な接近遭遇を強く望む友人の思いが、こうも早く、まずは明晰夢でそれを実現させていた、ということに私は感銘を受けました。
しばらく日が経過してから、他の連絡のついでのようにこの追加情報を教えてもらったとき、「えっ、一度目の明晰夢で、そんなことがあったの……!?」と、びっくりしたのと同時に、友人の素質を見抜いていた私は、夢で異星人と交流してるはずだよ、自分でまだ気づいてないだけだよと度々伝えてあったので、眉を持ち上げて「I told you!!」と言ってやりたい気持ちでいっぱいでしたが。※
(※「だから言ったでしょ?」、「ほらね!?」というニュアンスで物を言うときに、とてもよく用いる英語表現と顔の表情。)
夢の次元であっても、自覚を持ったまま体験するというのは、かなりの違いが生まれます。
やはり願望や情熱というのは、それ相応の経験に導くんですね。
かといってそれが、友人にとって「日常にどうしても必要な体験で、せっぱつまっている」という必死な気持ちなわけではないというところも、バランスがいいのだと思います。
こうして着々と夢での交流を自覚し始めると、やがて彼女の意志が、「物理次元での遭遇」も実現させてしまうんじゃないでしょうか……!
そうしたら今度は、コンタクティーとしての彼女にインタビューさせてもらいましょう(笑)
楽しい報告をくれた友人への感謝の気持ちとともに、この記事を終わりにします。
明晰夢を体験したい方、参考になった箇所があれば、早速実践してみてくださいね。
★後に、明晰夢のオンライン講座を開設しました。
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