BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

個人レベルの変化とパラダイムシフト1(歯や体のこと編)

なんでもない日常のようで、たくさんのことが起こっている昨今。
しかもそれが多岐のジャンルにわたるので、一体どれから書いていいか迷う感じ。

アソートメント(詰め合わせ)のように、いくつかの話題をシェアしますね!

まずは、私が現在継続中の歯科矯正の話題から。

簡単に動く歯。自分独自のバランスという価値。

まず、すでにこれまでの記事を読んでくださっている方には重複になる点ですが……
私が今回の矯正治療に至ったのは、2010年の歯科治療での医療過誤が原因でした。
詳しくは「矯正器をつけました~歯のエピソード、その後~」の記事にあります。↓

beats-and-love.hatenablog.com

そのような経緯があって、噛み合わせの機能を取り戻すため、他に手段が見つからなかった中で決断した矯正治療ですので、私としては万人に「歯列矯正」そのものをおすすめする意図はありません。
むしろ、ご本人が何ら不便を感じていないのであれば、「自分独自の噛み合わせを大切に」とお伝えしたい気持ちが強いです。

私は、歯医者さんが「ちょっとずつ削った」というその「ちょっと」で、どれだけ噛み合わせが崩れてしまうか、それを直すのにはどれだけ大変かを身をもって経験しました。(私には、6本の歯を一度に削るのは『ちょっと』とは言い難いですが。)
ですから、人が定めた「こうであるべき」や「外見の美しさ」にまどわされず、その人独自の機能のバランスを大切にしてほしいなと心から思うのです。

現代の医療ではいまだ公式に認められていませんが、体と歯は対応していますし、
歯に限らず、体の全パーツが、すべて繋がって全体を構成しています。

ある人の歯の生え方も、その人の体の構造と無関係ではなく、そしてまた歯は不可逆的(たとえば、一度削ったら元には戻らない。一度抜いたら、はえてこない)なパーツなので、安易に人工的に手を入れるべきではないと私は考えます。

その上で、私のようなケースの治療としての、矯正の力には感謝しています。

全体が変化してバランスを取ろうとする

まず、矯正治療を始めてみて再認識したことは、「歯は簡単に動く!」ということでした。

なぜ「再認識」かというと、私の歯が「少しずつ」削られてしまって噛み合わせがずれた後、やはり歯並びがみるみる変わってしまった経験をしたからこそ、今の治療があるからです。

ただしそのときには、本人は不調を感じていても、歯列自体は少しずつの変化であって、一定の期間が経過した後でなければ「ビフォー・アフター」のように目視で比較することはできなかったので、明らかに異変を感じながらも、歯医者さんに対しては「証明」ができない、という苦しい時期が続きました。
不調および変わっていく噛み合わせを何もできずに見ていた状態です。

以前も書いたように、なるべく「気にしない」こと、「自然治癒していくこと」に期待をかけた時期もあったのですが、そうはならずに噛み合わせはどんどん苦しくなり、目に見えて歯並びも変化してしまいました。

今回の矯正の際に、矯正の先生からも尋ねられたので、以前の自然な噛み合わせの頃の歯全体の資料が入手できたらと、原因となった治療の医院に連絡してみました。
原因となった歯科治療時、削られる以前の回に型取りして作った模型があったので、今も残っていればと願ったのですが、それは処分されてしまっていました。法律で定められた保存期間を過ぎていたからです。

他にたくさんの歯医者さんを巡ったのは、すべて咬合の調子が狂った後からのことで、それらの診断やセカンドオピニオンを求めた中での資料は少しありましたが、それだと、すでに元の噛み合わせがわからないので役に立ちません。

ああ、私の元の歯並びの証拠はもうどこにもないんだな……と、がっかりしましたが、いずれにしても変わってしまった歯は「元通り」にはもう戻らないので、今ある状態から最良の形に整えてもらうんだ、と気持ちを切り替えました。

と、同時に、自分の手元に昔の歯の様子がわかる写真があるかどうかは探してみました。

私は写真を撮るのがそんなに好きな方ではないので、少ない写真の中で、歯の様子がわかるものがあるかというと、望みは薄かったのです。

今のブログを始めてから、比較的写真を多く撮っていた時期もありましたが、それも全て咬合が変化してしまった後なので、参考にはなりません。
その上、原因となった治療の時期より過去にさかのぼりすぎても、「経年による変化」と考えられてしまって客観的判断は難しそうです。

ちょうどよい時期に、ちょうどよい写真があれば……と願っていると、ありました!

原因となった治療を受けたのと同じ年の、ほんの数ヶ月前に、家族と海外旅行に行って、現地の海で体験ダイビングをしていたのです。
そのとき、ダイビングショップの方が撮った写真を「記念だから」と購入してありました。
そのときの私の写真が、満面の笑みで、いい感じに歯を出して笑っているのです(笑)

その後何が起こるかを知らない笑顔で、しっかり噛めていた歯で楽しそうに笑っている当時の自分を見ると、せつないというか、ちょっとこみあげてくるものがありました(泣)

それを拡大コピーして、矯正の先生に持って行き、奥歯などはもちろん見えないのですが、写真でわかる範囲の違いを把握してもらいました。

顔の形も変化する。

歯並びが変化すると、その動き方にもよるでしょうが、顔の形も変化します。

私の場合は、どちらかというと丸顔だったのですが、噛み合わせが不調になって以来、みるみる頬がこけて顎も前より細くなってしまいました。

それまでは、たとえ体重が減ったとしても、顔は基本、丸い形のままでした。
それが、咬合不調を境にがくっと頬がこけて、顔の輪郭がはっきりと変わったのです。(それでもおそらく、他者から見た骨格の印象は丸顔の方ですが。ビフォー・アフターを比べると、違いがはっきりわかる。)

口の中もだんだん狭くなり、それは体感でもわかったのですが、「こんなに左右の歯列の幅が狭かったっけ?」と、不思議に思うようになりました。
前歯や犬歯も何本かが一部重なってきてしまうなど、見た目上の変化も徐々に目立ってきましたが、そのほかにも日常の中で色々奇妙に思う変化がありました。舌もおさまりが悪くなり、痛んだり。
歯列全体の描くアーチも、左右の歯列の間の幅がずいぶん狭くなり、元のU字型から、V字型または狭い台形になったことが見て取れました。
すると、それに伴って顔の形ってけっこう変わるのです。立体でイメージしてもらうとわかるかと思いますが。

これは果たしてその通りのことが起こっていて、後に矯正の先生に説明してもらったところ、歯が内側に傾いてしまった上に、 歯列のアーチ型も変化し狭まっていたのでした。
今は、矯正治療で歯列全体を拡大していますので、少しゆったりしてきました。

頬のこけ方も、6本削られてしまって以来どうしてもうまく噛めなかった左側のみが、大幅にへこんで、こけていました。噛みづらいために、そちら側の筋肉が衰えてしまうのか、顎の位置自体がずれたのでそのためなのか、もしくはその両方か……までは、わかりません。

ただ、それも今、ほんの少しずつですが、「ちょっと昔の面影に戻ってきつつある!?」と、感じています。噛む場所が変わってきて、顎の位置も修正されてきているのか、わずかながら変化しているようです。

こういった外見の変化で困ったのは、咬合不調のせいだということをわかってもらえずに、年齢のせいであるとか、もっとたくさん食べて太らないと心配!という形で家族が反応しがちなことでした。
ときどき会う友達など、しょっちゅう会っているわけではない人の方が、「そう言われてみると、輪郭が昔と違うなと思ってたよ」と、わりと変化の極端さを実感しやすいようで、経緯を説明すると納得されることが多かったのですが。
かえって、頻繁に見ている家族は、「年を取ると顔の肉付きも変わって、頬がこけたり、輪郭は変化するから」と言っていたのです。(治らない噛み合わせを私が気にしないように、励ましてくれる意図もあったのだそうです。後日談。)

でも、私からすると、きっかりとあのときを境に輪郭が急変したのを自分で知っているので、「いやいや、加齢の影響があったとしても、ここまでの変化はしないって!」と、主張していました。
実際、周りの同世代の友達を見ても、たとえ体重の増減や、年齢による変化が起こっていたとしても、そこまで極端に顔の輪郭が短期間に変わる人はいませんでしたからね。

噛み合わせで輪郭がかなり変わるということは、一般にはそう認識されていないことなのかもしれません。これまた、自分では確信していても「証明」はできないからこそ、つらいものがありました。

今は機能面の回復を第一に見据えていますが、輪郭に表れる部分も元に近いバランスにおさまるなら、より良いなと思っています。

小さなことからパラダイムシフト

そもそも、歯がそんなに簡単に動くなんて、あまり考えたことがない人もいるんじゃないでしょうか。

私も、自分の身にこういったことが起こるまでは、そこのところを真剣に考えたことはありませんでした。
どちらかというと漠然と、骨や歯といった固い素材は安定していて、構造から変化することなどそう起こらないと思っていたかもしれません。

もちろん、日常の普通の力の範囲内では、あなたを困らせるほどには大きく変化しませんから、恐れたり、神経質になりすぎたりする必要はないのです。

ただ、歯というものが顎の骨からがっちり固定されて生えていて、移動はしないと考えていたなら、それは全くの幻想だったということで、ちっちゃなパラダイムシフト」が起きますよね。

私にとって今、歯のイメージは、固体というよりは「波」です。
矯正をしていない人であっても、歯並びは1日の間にわずかには動いて、ちょうど生体のサーカディアンリズムのように、変化しています。
それが、今の私の認識です。

たとえば頭蓋骨も、その骨の継ぎ目が呼吸のように膨張したり収縮したりと、動いていることが知られています。
私はそのことを今から約14、5年前に「クラニオ・セイクラル(頭蓋仙骨療法)」の概念で知りました。クラニオ・セイクラルの説明を探してみたところ、こちらのサイト様の解説が図入りでわかりやすかったのでリンクを載せておきます。↓

頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー):治療方法|仙台市青葉区の須藤整骨院サイト様

ラニオ・セイクラルの考えに関しては、受け入れる方、受け入れない方、いそうな気もしますが、歯科矯正はほとんどの人が医療として認めていることでしょう。

矯正の先生にとっては、歯がどんどん動くことは自明の事実なので、その前提で矯正することができるわけですが……
医療的知識なら信頼する!という方でも、改めて「そんなに歯が動くとは知らなかったなぁ」と感じる場合があるのではないでしょうか。

同じ現実を生きているようでいて、ある人にとって日常的な事実であることが、ある人にとっては驚きや未知となる。

こういうことはたくさんあって、どんなこともまず「個人のレベルから」、常識が書き換わっていくのですよね。

私たちの「体の常識」ひとつとっても、そういった「まだ埋もれている発見」は山ほどあるはずです。
たとえば、私たちが現在絶対に治療できないと信じている病も、世界のどこかでは、すでに治せる人、治せた人がいるかもしれません。
そして、その人にとっては、それが「現実」です。

そのほか私の、個人的な気づきとしては、
食物をただ普通に噛めること、それがどんなにありがたいことか……と、きっとこれだけ長い間「できない」という経験を味わわなければわからないであろう、多くの人が日常の中でしていることの「価値」を実感してみたり、

矯正器具をつけた歯磨きでは、これまで愛用していた歯ブラシが次々と1週間でダメになることに、小さいショックを受けてみたり(笑)、

口の中が傷だらけになると、色んな食物がしみることから、病気の人や動物が「食べたくても、食べることが難しかったり」、「食べられない」という状況への理解と、思いやり、何とかしてあげたい気持ちが増したり……。

色々な観点からの「シフト」が起きています。

2へ続きます。


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