BEATS AND LOVE

スピリチュアルカウンセリングとヒップホップ音楽、ライフスタイルや考えあれこれ

やさしい気持ちになるSnoopの料理番組と、男性性・女性性のブレンドの話

ここ数日はいかにも「スピリチュアルらしい」テーマの記事も書けそうな気配があったけれど、それと同時に「ごく現実的な」物事を見つめることで、さらにクリアーになる何かがあるという感触もあって…

他愛もないことの中に、心を大きく動かしたり、カチッと噛み合う感触があるものだなと感じていました。

そのひとつが、今回の話題です。
「やさしい気持ちになるSnoopの料理番組と、男性性・女性性のブレンドの話」

この間記事にしたSnoop Doggが、カリスマ主婦で実業家のMartha Stewertと主演している、アメリカで放送されているお料理番組についてです(調べたら、シーズン1が終わったところ。再放送はまだ流れている様子)。

Snoop Doggについて書いた前回の記事はこちら↓

beats-and-love.hatenablog.com

昨年の夏から始まっていた番組で、「スヌープが料理番組に出ている」ということは私も何となく知っていました。でも、詳しく調べることはせずにいたのです。

それが今回、上の記事を書いたことで、久しぶりにスヌープに興味が湧いて、スヌープのインスタグラムをまず見ていたんですよね。
Snoop DoggのInstagram

そうしたら、相変わらず面白いというか、尊敬し直してしまって。
ときにはシリアスなメッセージあり、ウェスト・コーストファンには嬉しくてたまらない過去のお宝写真あり、それに加えてスヌープらしい「笑い」あり……

昔から、この人のすごいところは、自分らしさや個性を保ったまま、同時に、自分のキャラを笑いに持っていくことを恐れないところ!(笑)
完全にかっこいいのに、かっこつけてないというか。

なんてすごいんだ…と本気で感嘆してしまって、そこから料理番組の動画もチェックしてみたわけです。

すると、これが面白いのなんのって!
私が見たのは番組の各回のハイライト動画なのですが、声に出して笑ってしまいました。 

番組名は「Martha & Snoop's Potluck Dinner Party」。VH1というチャンネルで放送しています。

マーサ・スチュワートのことは、知っている方が多いのではないでしょうか。
先に書いた通り、カリスマ主婦、そして実業家として知られている人で、とても成功していたのですが、2002年にインサイダー取引で有罪になり、服役した経験もあります。
※現在は独身であり、主婦業としてイメージされる分野の生活のアイディアを生み出す人ではあるが、あくまで「カリスマ主婦」というのは日本で有名になった言葉。

マーサ・スチュワート(Wikipedia)

マーサさん、今でもとってもお若いんですが、番組を見ながらふと疑問に思ってウィキを見てみたら、スヌープとは親子ほども離れた年齢なんですね(スヌープの30歳上)。

カリスマ主婦とカリスマ(ギャングスタ)ラッパーという組み合わせを考えた人は天才!と思うのですが、それと同時に、世代までもが違っている2人なのですね。

番組のオファーを引き受けたマーサもスヌープも粋だなぁ…と思います。

これからその内容の一部をご紹介しますが、日本のサイトでも番組開始当初、こちらで記事になっていたようです。↓

「【予想外】ラッパーのスヌープ・ドッグマーサ・スチュワートが一緒に料理する新番組が決定!(Aolのニュースサイト)」

news.aol.jp

リンク先の記事内に載せられている動画は、例の番組そのものではなくて、2008年と2009年に二人が共演した際、それぞれマッシュポテトとブラウニーを作っている様子です。

面白いところを簡単に説明すると…

<マッシュポテトの回の動画>

茹でたじゃがいもを調理器に入れる準備をするところで、「機械を使ってマッシュポテトを作るのは初めて」というスヌープとの和やかな会話の後、マーサが「じゃがいもの皮をむいて。手でむいてもいいし包丁でもいいし…」と指示するのですが、スヌープが混乱。
マーサ「皮だけよ。皮だけだってば!」
スヌープは包丁で、表面全体をこそげ取ろうとするのですが、マーサが指で「ほら、こうやって…」とじゃがいもの皮をむいて見せます。
するとスヌープが、「ああ、skizzin off※(皮を剥がす)っていうことね!」※skinをスヌープ語に変えている。スヌープ語では主に語尾が-izzleになる。例:「for sure」は「fo' sizzle」。動画ではカットされているが、この番組の最初の方でもスヌープ自身によるスヌープ語の解説コーナーがあった。

それを受けたマーサ、「あなたは独自のヴォキャブラリーがあるのね…」とスヌープ語についてトーク「あなたが自分で発明したんでしょ、」と話しかけつつ、「みんな理解してくれるの?あなたの子どもたちには通じてるの?」と尋ねると、
「ううん、みんな理解してないよ」とスヌープ。さらに、「最高なのはね、マーサ、俺自身もわかってないんだ。それがいいところだよね」と続けて、会場は大笑い。
「ただ楽しんでるのね」とマーサ。「ただそうやって話すのを楽しんでるんだ」とスヌープ。

その後も会話しながらお料理を進めるのですが、このマッシュポテトは、バターの他にクリームチーズを入れるレシピなんですね。かなり沢山入れてるけど、おいしいのかな!?
クリームチーズを加えながらスヌープが、「黒コショウも入れる?」と聞くのですが、用意してあったのはコショウはコショウでも、白コショウ。マーサも黒コショウが好きだと認めつつも、なぜか今回用意されているのは白コショウなのよ、とフォロー。
続いて、マーサが牛乳や生クリーム、塩を手順通りに加えながら、 コショウを加える段階になると、またスヌープが、「それって白コショウなんでしょ。白コショウなんて見たこともないよ!と発言(笑)マーサがスヌープに白コショウの匂いをかがせると、なおも「黒コショウが好きだよー!」と主張するスヌープ。マーサはそれを受けてスタッフへ「黒コショウお願いします!」と呼びかけ、「私も賛成するわ」と言って結局、スヌープは自分のマッシュポテトに黒コショウを加えることができたのでした(笑)そして、マーサも少々。

ここは言う間でもなく、コショウの種類「Black PepperとWhite Pepper」を、肌の色になぞらえて遊んでいるのですね!

ついでに語ると私自身は、主に黒コショウの方が好きです。普段からホールのままの粒を購入してミルに入れて、常に挽きたてにして使っています。香りが全然違うから。
でも、お料理によっては白コショウの方がいいときもありますよね。
アメリカでマッシュポテトを食べるときにはどちらのコショウをかけて食べることもあった気がしますが、調理段階で混ぜるなら、見栄え的には白コショウがいいのかもしれないですね。マッシュポテトは白い仕上がりの料理なので、混ぜた後になじんで見えなくなるから。

この後も、スヌープは自分がプロデュースしているコニャック「Landy」の女体形の瓶を披露して、マッシュポテトにそのコニャックを少し入れようとしたり

最終的に、出来上がったマッシュポテトを味見する段階になって、「マーサのを味見したい。自分の作った方は信頼してないから。」なんて言うオチもありました。

<ブラウニー作りの回の動画> 

こちらは、ざっと笑いポイントを。
スヌープのマリファナネタに終始しています。作るブラウニーを、緑色のブラウニーにしたがるスヌープ。その理由はもちろん…。マーサもそれにのって、合いの手を入れたりしています。会場、大喜び。

念のため解説しておくと、アメリカではいくつかの州でマリファナが合法になっており(この動画の頃は医療用大麻のみ)、スヌープのいるカリフォルニア州では2016年11月から娯楽用も合法化。その後スヌープはマリファナブランドを立ち上げ、ビジネスを展開しています。
スヌープ本人もマリファナによって逮捕されたこともあったわけですが、スヌープのマリファナ好きは誰にも隠されていない定番ネタなのでした。
それに加えて、愛好者にはマリファナ入りブラウニーをはじめ、マリファナスイーツも人気という背景があります。

これはいつか書こうかと思っていたことですが、
話の流れで私の考えも入れておくと、どんなものにでも「依存するのは良くないよ」とお伝えしておきます。人体に有害とか無害とかに関わらず、です。当たり前に日常にあるものに対してだってそうですよ。すべては使う人の心次第。

マリファナを賞賛したり推進したりする気持ちが、私には全くありません。
あまりに大麻を特別扱いしている人がいると、それも不自然に感じます。
その一方で、マリファナによって逮捕される人が続出したり、違法であるためにマリファナの売上がマフィアや暴力団の資金源になったりすることは、バカらしいなとも思います。

特にアメリカでは、表向きは「違法」という形にしながら、映画などの作品では「これ見よがしに(しつこいほど)マリファナの良さをアピールしている」というアンビバレントな状態にあったので、合法化は当然の流れだろうなと思いました。個人的にはずっとアメリカのその風潮を「一体何がしたいんだ?」と疑問に感じていたのです。禁止しているように見せかけて、推進したいのかな、と。


……はい、話を戻すと、このようにお二人のタッグは以前から注目されていたのですね。

番組のそのもののハイライト動画では、私が面白かったのはこんなところです。
長くなってきちゃったので、セレクトした動画のポイントのみをご紹介していきます。

ラッパーの50 Centがゲストの1人として登場する回。前半↓ 

 

この回のお料理はピザ作り。スヌープとベラのチーム、マーサと50のチームに分かれて、みんなでピザ生地から作り始めるのですが…。 

後半↓ 

 

ピザ生地をこねこねしながら、官能的な語りを始めるスヌープ。盛り上がっていくスヌープを、50セントがあきれ顔で止めかけるところがいい(笑)
しかし、実際に現場を仕切ったのはマーサ!「ピザ生地について話してただけだよ!」と主張するスヌープ。「いいえ、違いました」と切り込むマーサとのやりとりが愉快。
50セントのお料理している姿や、わりと本気でドン引きしている表情が印象的で、まじめそうな人だなと思いました(笑)
ちなみに、スヌープはピザを気に入って、自宅で家族にも作ってあげたいということで材料や道具を持ち帰ったそうです!

ケリースとファット・ジョーがゲストの回、前半

  

ケリースKelisはシンガーで、ラッパーのNasと結婚していた時期もありました。すでに離婚したことは知っていましたが、ケリースが今どんな様子かを知らなかったので、思いがけず見ることができて嬉しかったです。ソーシエ(フランス料理のソース係)として勉強し、ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu)というお料理学校を卒業したそうです。 
ケリースは、私は彼女の音楽のファンというわけではないのですが、昔からその個性やキャラクターが好きだなぁと思うアーティストの一人です。
この番組で彼女がお土産に持ってきたお料理は、キャンディッド・ベーコン。ベーコンの飴がけとでも訳しましょうか。それとも漬けて作るのかな?不明ですが、ブラウン・シュガーとメープルシロップを使っているそうです。見かけはカリカリベーコン状に仕上がっているよね。

もう1人のゲストはファット・ジョー。彼が属しているラップ・グループ、テラー・スクワッドも私は好きでした。ファット・ジョーはキャベツの入ったサラダをお土産に持ってきたのですが、ここでまたスヌープが、「緑色のものは何でも素晴らしいよ」とネタに…(笑)

後半↓ 

 

途中からスヌープのおじさん、「リオおじさん」が同席してます。 
食事しながら、それぞれ紙を引いてそこに書いてある質問に答えるゲームをするのですが、スヌープの引いたお題は「セックスでケガをしたことはあるか」
それに対し、スヌープは「ある」と答え、「心が傷ついたことがあるよ(broke my heart. 失恋したという意味にもなる)」と、うまい答えを返しているのでした!

動画を載せるのはこれくらいにしておきますが、同じYouTubeのチャンネルから、他の回のハイライトも見ることができるので、興味のある方はぜひ。

色々面白いのですが、たとえば好きな有名人をピックアップしてチームを作る、という遊びでは、白人の有名人を選んだときに「White Lives Matter.(白人の命だって大切だからね)」と、「Black Lives Matter」運動にかけてジョークを言ったり、スヌープってタブーをさりげなく飛び越えた笑いを織り込むことができて、冴えてます。

「クリスマスの伝統」についてのエピソードでは、スヌープの思い出に「11時59分」というのがあって、どういうことかというと、夜中の「12時」になったらもうクリスマスの日だから、クリスマスツリーの下にあるプレゼントを開けてもいいはずだと。(アメリカではクリスマスのしばらく前からツリーの下にプレゼントを並べておく習慣があります。)
それで、時計が最後の1分を刻むのを待って、きっかりに、
「お母さん、12時になったよ!プレゼント開けてもいい?」と尋ねると、
「12時01分になったらね」と、お母さんは答える。
どこの国でも子どもは同じだなとほほえましかったです。
ヤドリギの下でキスをする伝統の話もありました。

それから、「家族との休暇の過ごし方」をテーマに話している回では、「うちの家族の最悪のバケーションは、刑務所に入れられたいとこを2日かけてドライブして訪問したことだよ。」 とスヌープ。「それってnice(この場合は優しい、親切などの意味)なことじゃない」とマーサがフォローするのですが、「ナイスなもんか、他のことだってできたのに!」と、スヌープが笑わせるのでした。

お料理と一緒にアメリカの文化も垣間見えるこの番組、もっと見てみたいなと思いましたよ。

なお、スヌープとマーサのインタビューで聞いたのですが、この番組では会場に来ている観客全員に、その回で作っているのと同じメニューを出すそうです。
そのため、スタッフたちが一緒に大勢の分を調理していて、30分の番組の収録に4時間もかかっているんだとか。


最後に、番組を見ていて感じたことなのですが、あえて「男性性・女性性」という言い方で表現するならば、実はマーサからは男性性を感じ、スヌープからは女性性を感じるコンビネーションだということが興味深かったです。

私たちの体の性別に関係なく、それぞれの中に男性性と女性性があって、本来は性別によって「こうである」という型は決まっていません。

ひとりひとりの中に男性性と女性性どちらもの側面があり、そのエネルギーはブレンドされているものなのですが、それが余計な観念の型にはまってしまうと、素直に表現できなくなってしまうのですね。

ところが、マーサもスヌープも、良い意味で型にはまっていないところがあるんだな、と感じました。

マーサは一見、いかにも「伝統的な主婦の仕事」に見える得意分野を持っているけれど、その実、アイディア豊かな実業家であり、力強いリーダーの側面もある。

スヌープは、いかにも「男らしく、荒っぽい」要素を想像させるギャングスタ・ラップのレジェンドでありながら、実に朗らかで優しく思いやり深い、しなやかな側面を持っている。

これは2人のインタビューを聞いていたときに、特に思ったことなんですよね。

ラフな、まっすぐ前に出てくる能動的なエネルギーをマーサから感じて、それを受容し、柔らかく包み込むエネルギーをスヌープから感じたのです。

スヌープは「天然?」と思うくらい自分の個性をそのまんま出すところがある一方で、周囲の人を包容するおおらかさもあって、不思議な人ですね。


最近、世の中の流れとしても特に、男性性と女性性のブレンドを感じています。自分自身も、その局面にあるように思います。そしてそれは、よろこばしいことです。

ラッパーの男性たちが、和やかにキッチンに立っている番組は、私の中で楽しいシンボルにもなりました。

結局、改めてスヌープのファンになった、というオチで終わりにします!(笑)


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