BEATS AND LOVE

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続・ルシファーの話(外を見ているつもりで、内を見ている)

今回は「続・ルシファーの話(外を見ているつもりで、内を見ている)」がテーマです。

少し前に「ルシファーのエネルギーを見直す」という記事を書いたとき、過去に読んだダスカロスの本の話にちょこっとふれました。

beats-and-love.hatenablog.com

記事に書いたように、私が読んだことのあるダスカロスの本は全部で5冊あるのですが、手元に残っていた3冊のうち1冊を、先日ふと、読み返してみました。
そのシリーズは、ダスカロス(お名前はスティリアノス・アシュテリスさん。ダスカロス、はギリシャ語で「先生」という意味)本人が書いた本ではなく、キリアコス・マルキデスが彼について書いた本で、『メッセンジャー』、『太陽の秘儀』、『永遠の炎』と3部作になっています。 

メッセンジャー

メッセンジャー

  • 作者: キリアコス・C・マルキデス,Kyriacos C. Markides,鈴木真佐子
  • 出版社/メーカー: 太陽出版
  • 発売日: 1999/04/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私がすでに手放したご本人による著書の方に、過去記事に書いた内容に該当するルシファーの説明があったので、こちらの本の中には記述はないものと思い込んでいたのですが、今回読み返してみたらありました。

上でご紹介している本の、p.241からp.243までの悪魔論の部分がそれに当たります。

ただ、それでわかったことは、その当時のダスカロスの考えは私の洞察と違い、『ルシファーは悪魔しかつくれない』という発言をしています。少し詳しく、参照してみましょう。

専門用語もあるので解説しながら簡単に説明すると、ダスカロスの話では、
大天使ルシファーは、五次元(※ダスカロスの教義ではノエティック界と呼んでいる。時間、空間の概念が超越される)においては、他の大天使たちと全然変わらない。
しかし、地上においての彼の仕事は、反対側のエネルギーとパワーをつくり、バランスを持ち込むこと。「邪悪」と私たちが読んでいる存在で、この邪悪の目的は、「善」の意味をもっとはっきりとさせることにある、と。
ただし、同書のp.242では、
『…天使と悪魔は互いに争うことはない。人間の意識ではそう見えるが。これに私は気が付いたが、まだはっきりと公言できないが、どうやら自然の中では悪魔と天使は戦わないのだ。協力し合っているようだ。』と述べ、弟子のイアコヴォスも、『私も同じことに気付きました。彼らは協力し合っています』と、コメントしています。

さて、これについての私の考えは後で書くとして、まず、ダスカロスをご存知ない方へ説明しましょう。

☆☆☆

ダスカロスは1912年に生まれ1995年に亡くなったギリシャの賢者、素晴らしいヒーラー・霊的な教師だったそうで、私がダスカロスを知ったきっかけは、昔勤めていた会社からの縁で本を読んだことからでした。
それからもうかなりの年月か経過しているので、今回は特にルシファーの情報を探す意図ではなく、ただ読み返してみたのです。

この3部作は存命の頃のダスカロスのいきいきとした様子が描かれている楽しい内容で、彼の個性にいつも私はあたたかい気持ちになったり、共感したりしました。

ただ、「教義」の内容に関しては、私としては、そこに文化背景やキリスト教等の宗教の概念に基づく観念があることを認めざるをえません。(ダスカロスご本人は、歪められたキリスト教の教えに対しては断固反対していた方でもありますが。)

もちろん過去には、その教義の中にも、私自身の体験の中で自分が思っていたことの「答え合わせ」のように確認できることがあったり、理解を深めるための参考になったポイントもありました。それでもやはり、この本を読む方には「全部を鵜呑みにし、その通りに考えるのではなく、自分自身の感覚を頼りにすること」をすすめます。

この本の、p.208から始まる第10章「惑星・地球を守る者たち」の中では、ダスカロスが宇宙人と出会う話が出てきて、あるときダスカロスはそのET(※本の中で使われている呼び方)に、『私はあなたの言うことを理解する用意がまだできておらんよ』とか、『私は疲れました。このレッスンは、後で続けましょう』と答えており、そのときのことを振り返った後も、『私の理解できないことをたくさん話しかけてきたのだからね』と語っているなどの描写があります。これほど偉大な師でありながら、ご自身の「未知」の領域へ抱く感想も、とても正直で素直な方なのですね。その人格を素敵だなぁと思います。
(※ダスカロスの交流している宇宙人についての記述は、2巻に当たる太陽の秘儀―偉大なるヒーラー“神の癒し" メッセンジャー〈第2集〉p.192からp.200の中にも詳しくあり、そこでは主に、火星を拠点としている存在について述べられています。)

ただ、こういった描写からもわかることは、彼の体験、理解、教義もやはり本人の観念による限界はあり、その時代や場所にふさわしいものであったということなのです。

たとえばダスカロスの方法の中に「悪魔払い」や「悪霊退治」に該当するものもありますが、それはやはり、その文化、観念の枠組みの中で経験・理解されるものです。
ある観念を採用した見方からは「人間とは別に存在する悪魔的存在」がいるように見えていたとしても、別の見方をすれば、それは別のものなのです。
もちろん日本でも、これらに該当する活動・仕事はあり、それが「役立たない」とか「効果がない」と言いたいわけではありません。

ただ、ヒーリングの「方法」についてもそうですが、ひとつの正解はないのです。
「そのやり方だけが正しい」ということはありません。

どの視点から見ていて、その人が何を信じているか、を反映しています。

ですから、どんなに素晴らしいヒーラーや教師がいたとしても、必ずその人のやり方に従わなければならないとか「それが唯一の真実である」いうことはあり得ず、その世界観に共感する人はそれを習ったり、訓練したりしてみるといい、ということです。

すべての人に、違った才能、違った個性があります。

そして、ある一つの道のみが、人の内側の「成熟」を意味する道筋なのではありません。
前回の記事(「人生の目的」)にも通じるお話ですけどね。

☆☆☆

では、私の観点からのルシファーのお話ですが、まずはっきりと、「人間の“外”にあって悪を促すような存在やシステム」というのは「ない」と言えます。

何よりも大切なのは、「私たちが外を見ているつもりでいるとき、内を見ている」という理解です。

ですから、「大天使ルシファー」という“魔界”の頭のような存在が、地上へ「悪魔をつくって送り込む」とか、「悪をもたらす」と考えるのは間違っています(笑)
もちろんそれをマイルドに、「人間のためにあえて“悪”をもたらす大天使」と置き換えても、誤りの本質は一緒です。

「ルシファー」という名前は、明け方に見える金星、「明けの明星」を指し、「光をもたらす者」という意味のラテン語であるそうです。

「ルシファー(Wikipedia)」

なぜそれが「堕天使」や「悪魔」の意味になっていったかという点を調べると興味深くはあるものの、はっきりとした答えは明らかになっていません。
いくつかの説を読むだけでも、「えっ…そんなことで!?」と思うような経緯である可能性も垣間見えます。

その一方で、私が現時点で感じていることはこうです。

「大天使ルシファー」とは、人間が肉体を持って経験する世界(ここでは便宜上「地上世界」と呼びます)の管轄、象徴でもあるのだろうなと。

二元論的に、「天上の世界」を神の国と呼び、「善」とし、それに対比させて「地上世界」を捉えた場合、“ここ”は地獄であり、“神”に対する“人”の世界であり、すなわち「悪」ということになります。

すると、その象徴であるルシファーは「悪魔(悪そのもの)」にしかならなくなります。

私が今感じていることを率直に言うと、ある観点から見たらルシファーは「この世界の創造主の象徴」でもあるかもしれないなぁ、と思っているのです。

それを陰謀論的に解釈してしまう向きもありそうですが!
でも、ここは陰謀論とは別視点で眺めてください。

その観点でいくと、イエス・キリストを象徴的に「ルシファーの子」と捉えることもできて、それは単に神の子、創造主の子、を表します。もちろん、人間皆がそうであるということになります。

そもそもそこまでの経緯に、人間の色々な誤謬や観点が入ってきていて、ねじれにねじれまくっているのですが、すでにでき上がってしまっている「現在有効な象徴」の方から意味を辿っていくと、そういう見方になる可能性は大です。

すると、悪魔崇拝のように言われている「ルシファー信仰」も実はそうではなく、本来の意味を知っている人たちの信念形態だということもできるのかもしれません。

少なくとも、私自身が体験した「ルシファー」が何を表しているかというと、やはり、
人間の意識が二元性を超えること、そしてこの世界自体が「霊的世界(=歴史上で人が考えていた神の国、天国)」であると気づくこと、だと思うのです。

このトピックは、今後も進展していく可能性がありますが、
「外に答えを求めるよりも、内から答えを見出せ(まず内があって、外の現象はそれに沿って後から起こる)」と、促されていることをひしひしと感じます。

今回はここまでです。


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