前回の記事に続き、
セッションのメニューやご予約手順をアップしようと思っていたのですが…。
どうしてもこれについて書きたい!
読んでしまったんですよ、『賭博堕天録カイジ 和也編』を…。
スピリチュアル系 or 癒しカテゴリから来て
「んんっ?何それ」と思った方、ごめんなさい。こってり、漫画の話です。
そうか…こういうことを私は唐突に書きたくなるのか、と思って、
2つ選べるうち未登録だったもう一方のアメブロカテゴリを、
素早く「エッセイ」にしてみました。
…でもね、こじつけとかじゃなくって、この漫画めっちゃスピリチュアルですよ?
出会いは、忘れもしない妹の家で、でした。
私が泊まりに行くと、妹のダンナ様が寝た後徹夜で話し込むのが恒例でしたが、
その日は深夜に妹が、
「お姉ちゃん、ちょっといい?私毎週みてるアニメがあるんだ」と…。
はぁ?深夜にアニメ?珍しい、と思っていると、始まったのが異様!
まず、絵が個性的。
しょっぱなから好きになる人は少ないのでは?という独特な絵。
そして内容は賭け事。
そのときは何やら怪しげな地下で男達がチンチロをやっていました。
妹は一生懸命内容を説明してくれましたが、
賭博に疎い私には急に言われてもさっぱりだし(妹も元はそうだったはず)、
なんでそんなアニメにはまってるのかまるでわかんなくて、
画面に見入る真剣な横顔を眺めながら、正直ショックでしたね。
どうしたの、急に?賭博漫画~??みたいな。
それで全く興味を持たずに終わらせようとしたのですが、
妹は意外としつこかった。
また別な日に遊びに行ったときも、
「私お風呂入ってくるから、お姉ちゃんこれ見てたら」みたいな感じで、
さりげなく且つ、しつこいアプローチを開始してくれたんですね。
それで、シリーズ最初の、「賭博黙示録カイジ」から目を通したんですよ。
100%おつきあいのつもりで。
あくまでポーズ。一応内容見たけど、私にはちょっと~、とか言おうと思って。
ところがっ。ところがーーー!!!
どっぷりはまりました。あっけなく。
いやー、面白い。止まらない。絵もどんどん好きになってくるから不思議~
そのまま原作の「黙示録→破戒録→」と元気よく進み、
とうとうまだ連載中という「堕天録・和也編」まで読破してしまいました。
内容についてふれすぎると野暮ですので書きませんが、
「こんなに表現のうまい人はじめて見た」と思った…。
(もちろん他にも表現がうまい漫画家はたくさんいるけれど、この絵でこの表現法というのが!)
なんて魅力のある漫画なんだろう、と。
どっちかっていうと私は読むにしても画のきれいな女性向き漫画の方が好きだし、
(萩尾望都作品とか大島弓子作品とか。そのうえ最近の漫画自体あまり知らない)
昔、自分も絵を描くのが好きだったこともあり、漫画の好みというかこだわりがあるのですが、これは…。
味がある、としか言いようがないでしょう。
人の表情とか、見せ方、感情の描写が上手いんです。
人間の内面をこうも描き切れるものかね??すばらしい。
おかげで、漫画っていうのはデフォルメも魅力で、
「空気が伝わる」ということがこんなにも重要なんだな、と
雷に打たれたように(笑)認識しました。
絵が優等生的に上手で小ぎれいでも、全く熱が伝わってこない場合もありますよねぇ。
そもそも、「破戒録」の天空の鉄骨渡りのあたりで、すでに
「すごいっ!!」と感服してしまったんですけどね。
ヘタなスピリチュアル本を読むより、これ読んだ方がずっといいよ!とまで思った。
このエピソードに、精神世界的なエッセンスがあまりにも詰まっていたから。
こんな突拍子もない設定で、こんな風に哲学的なテーマを描けるのか…と、
驚愕しました。
さらに今回読んだ和也編では、
設定からしてもうダイレクトに踏み込んでる、人間の内面世界に。
和也vsカイジの思考の対比がうまい!
私は何年か前から A Course in Miracles を勉強してたんですが、これってまさに、
コースでいうところのエゴを見るかGod's Son を見るか??
というテーマと重なるんですね。
細かく色々な要素を絡めながら、そこをすごく追及していると思います。
残忍な描写?も途中にあるので、
そういうのが一切合切不快!っていう人には向きません。
でもそこは本質じゃないですよ。
私は作者を、人間を深く愛している人だなと感じます。
決して主人公だけに肩入れした描き方はしていないし。
各自の目線でなかなか、よ~く考えさせられる漫画です。
あと、直感や目に見えないエネルギー、人間同士の共感(エンパシー)の働き
などがごく当たり前に、見事に描写されているのが興味深いですね。
たぶん作者は感覚が鋭いのでしょうね~。
まだ読んでなくて興味を持った方は、長いですが、
ぜひ最初の「黙示録」から読んでみてください。
ちなみに、
アニメ「逆境無頼カイジ」を見たことがある人にしかわからないおまけの話。
一見かわいらしげな?我が妹、アニメの「利根川」と「坂崎のおっちゃん」のマネが異様にうまいです
ヴァーチャルなセリフ(つまり作中にないが、キャラクターが言いそうな架空のセリフ)を作り、“利根川風に”喋ってみせる今日この頃。
そして「限定ジャンケン」でカイジとチームを組んだ「安藤」の、
ラスト付近での衝撃のセリフ、
「かまわない!」
を練習し合った私たち…結果、これは私の方が上手にできました
う、うまくなってどうする??
アニメ見たことある人だけ想像してください…余談でした。
カイジを全く知らない人にも伝わるものはあったかな???
福本さん(作者)、人間国宝級…!と思うほどのフィーバー真っ只中なので、
あしからず!
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