BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

神になろうとする必要はない

前回に引き続き、今回も哲学的なお話です。

ところでこういう記事で書いていることは、
私なりに霊性を探求していく中で、ろ過していった結果の、
現時点でのエッセンスなので、

「こういうものの見方の人もいるのか…では、自分はどう感じるだろう?」
というように、広い気持ちで読んでいただければと思います。


さて、前回の記事「真実は、真実なので、真実である」で
、ひとつのたとえを用いました。

beats-and-love.hatenablog.com

そのたとえの中では、人間である私たち(登場人物)と「作者」とが、
立場的に分かれているような印象を受けたかもしれません。

ですが、究極的にいえば、ストーリーの「作者」と、
個という体験をしている「私」とは、
分かれていません。

ただ、普段感じている「個」の意識と、このたとえの中での「作者」の意識とに、
隔たりがあることは確かです。

そんな目線で、今日のテーマを追っていきますね。


「人間が神になろうとする必要はない。

なぜなら、人間のある部分はすでに神だから」


これを聞いて、あなたはどう思いますか?

精神世界・スピリチュアルな分野でよく聞きそうな言葉ですが、
今一度、本当に理解しているかどうか

じっくり考えてみてください。


私は一時期、精神世界の様々な知識にまみれていく中で、
「それでは人間は、そうはいっても不完全な存在で、
だからこそ神を目指す途上にあるのかな?」と考えた時期があったんです。

神を目指すというのは、精神的に、「神のようであろうとする」ということ。
そういう、
進化の途中にあるのかなと考えてみたんです。

そうやって、霊性を高めていく道の最中なんだと…。


けれども、そこにはずっとぬぐえない違和感があり、問い続けた結果、
インスピレーションがあって、このように感じました。

「私たち人間は、ある思いによってできたのだ。

私たちが個として存在していられるのは、

強い願いの結果であり、私たちはその祈りの結晶なのだ。」

と。


つまり、私たちが本当に神とひとつであるということは、

(※神っていう言葉には色んな余分な意味づけがされているので、
抵抗のある方は、「生命のみなもと」、とか、「源泉」、とか、
自分のしっくりくる表現に置き換えて読んでください)

今この瞬間も、
いままでのいつだって、

本当に「個人」として分離した存在に、なれたことはないのです。
神から離れることはできないのです。

自分という存在の究極の源をたどっていったら、
存在の根源と切り離すことができない。
表面上どう見えようと、今も神なのですね。

だとすると、私たちは何らかのゴールに向かっているわけではないのです。
私が、この世界についてそれよりもっと近いと思う表現をするならば、
瞬間瞬間の芸術作品のようなものという言い表し方がそうかな、と思います。

もっと前の段落で用いた表現でいうと、私たちは「道の最中」にあるというより、
「道そのものが私たち」であると言えるかと思います。


今も神である私たちは、神を目指しているわけではありません。
ただ神を目指すためであれば、私たちが存在する意味はないのです。
もともと神なのですから。

「神でないものである」という幻想を信じることができ、
「源との間に隔たり(距離)を感じることができる」という設定の中で、
分離してみえるかけら達が、
瞬間瞬間に独自の立ち位置から、そこでしかできない表現をする、作品。

個のもつ不完全さを体感し、限界を感じる中で生じる、
かけら同士の相互に表現されるきらめき、美しさ。


私たちに「目指す」ものがあるとすれば、
何かになろうとすることではなく、

与えられた独自の立場、それぞれの個という立ち位置(視点の角度)、
不完全に思える自分、その位置にありながらも、いま

(そんな自分に全力投球してOK。
今の自分を感じ尽くしてもいい!それができるのは今のあなただけだから。)

その上でそれを含めた現在のすべてを、

「限定されたこの角度、この視点からは、こう見えます、感じます。
全体の視点からはどうですか?」と、

神の慈しみの目、心へ、必ず問いかけることを忘れない、と、
ただ決めることなのかなと思います。


つまり、私たちに必要なのは、

内なる神性との連携、コミュニケーション
の決意。
独立(孤立)した存在ではないことを思い出し、耳を傾ける意思。
個の目線だけでなく、その後ろにある神性の目線側へも心をひらくこと。

それだと思うのです。


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