昨日の記事◆「場所や物とのコンタクト」を書いた後、少し考えました。
それは、
こうして、“カタチ”(形式)について話すことで、「縛り」になるのを避けたーい!
……と思ってしまったからです。
ザ・矛盾。言葉のパラドックス。
このブログでよく紹介するコースの内容も、
自分が書くことにしても、すべてがそうなんです。
それらを解放のために使ってもらえたらうれしいけど、
逆に縛りになっちゃったら意味がない。
そのバランスについて、今日は記事にしてみますね。
以前書いた、◆「レット・イット・ビー☆」いう記事の続きでもあります。
まだの方は読んでみてくださいね。
☆☆☆
私が、最近スピリットによくかけられる言葉。
「それでいいんだよー!」
ねえ皆さん、「スピリットに従う」なんて表現をきくと、
スピリットって厳しい指示を飛ばしてきたり(笑)
説教していさめてきたり(笑)
…するんじゃないかって、想像してない?
違うんだよねぇ、それはむしろエゴのしるしなんですよね。
そこのところの区別、大切なんです。
あのね、今日のサブ・タイトルは、
いまの自分の実力はこんなもんだ
で決まりだな!って思ってるんですよ。(笑)
☆☆☆
生きてる間には、イラッとかムカッとか、することもありますよね。
不安や怖れ、いやな気分に入ってしまうこともあります。
そして、そういう状態の自分に気づいたとき、
「ああ、エゴの状態に入っているなぁ。」
と気づいただけで終わりにすればいいんですが、
その状態をなんとかしようと苦戦してしまうときがあるんです。
ねえ、あるでしょ?ありますよね、そういうとき!
でも、「レット・イット・ビー☆」の記事で私、書きましたよね。
「幻想に荷担しない」ということを。
スピリット側の声ってね、どんな状態でも、
「それでいいよ!」っていうところから始まるんですよ。
矛盾して聞こえますか?エゴの状態で「いいよ」なんて?
ううん、違うんです。
いまだけは、いまの自分を、全肯定しなさい、
って、スピリットは教えてくれてるんです。
☆☆☆
「あ!今、私、こんな気分になっている。
むしゃくしゃしているし、人を批判している。
自分がすっかり被害者だと思っている…(etc. お好きな文句をどうぞ 笑)」
それに気づいた瞬間、そこに「取り組もう」とするのではなく、
「うん、今の自分の実力はこんなもんだ。」
と、試しにいさぎよく、受け入れてみてください!
どんなエゴの状態に気づいても、そこでストップ!
気がついたら、そのままの状態でストップ。
(エゴのもたらす現象はそのまま続いていてもいいですから。)
それ以上、裁き(ジャッジ)を重ねて、罪悪感を増やさないこと。
意地悪でも、
くだらないことでイライラしてても、
人を批判してても、
傲慢になってても、
自分を哀れんで痛みに浸ってても、
無力感におそわれても、
手放せなくても、
スピリットの声が聞けなくても、
妄想に走ってしまっていても…
なんでもいいから!!(笑)
それに「働きかけよう」としないで!
今だけは、今の自分を受け入れてしまおう。
罪悪感なしに。すっきりと。
いまの自分の実力はこんなもんだ!…って。
☆☆☆
あのね、それがわかったら、次に進めるんです。
正確に、今を見つめることができたら、
「人間体験中」の自分の、今の実力を把握できたら、
それを乗り越えてゆく「時間の中の道」がちゃんとあるのです。
以前、こちらの記事にも書きましたね、◆「癒しの基本・自覚すること」。
いかに、正確に見ることが大切であるかを。
そこから逃げないで、
そう、自分に言い訳したり、その状態と格闘しないで、
ああ、こんなもんだなぁ、自分は。
今はそうなんだなぁ。
と、ただ知る(自覚する)ことで、そこから始まるんです。スタートできるんです。
スピリット主導の、いつも「今仕様」の、自動操縦が。
あなたが、私が、正確な自分の状態を把握していなかったら、
つまりそれをやせがまんして、自己のスピリットに取り繕ってしまっていたら、
スピリットの声は届かない、それと一体だと気づけないのです。
☆☆☆
この世界目線の私たちの心って、エゴの状態って、
「もっと…もっと…」って、いつも言うでしょう?
今の自分以外の、もっと○○な何かに、なろうとするよね。
それで自分の正確な位置づけを、否定しちゃうの。
「こ、こんなの幻想だー!!(泣)」
「これはほんとうの、私では、ないっ!」
とか言ってね。
背後にあるのは、自分(エゴ)はもっとすごいんだぞ!ってこと。
(そのくせ同時に、もっと果てしなくダメな自分だとも思ってるんだよね。)
名付けて、強がりメソッド。(笑)
自分(スピリット)を信じてないから、から騒ぎするわけですよ。
精神世界の知識やテクニックをいくら仕入れても、
こんな風に強がっていちゃぁ、意味がない。
スピリットとしての自己の自覚を持つということは、
エゴの状態で何をやろうが、この世界で何が起ころうが、
無傷だから、ぴかぴかのままだから、スピリットなんです。
スピリットの観点からは、いつもちょうどいい。
いつも「今」という着地点からものを見て、「いいよ、できるよ!」って言う。
それだけ。
☆☆☆
私たちはどんなに「今」の近くにいるようでも、
自己疑念に基づく思考に入り込んだ瞬間に、
「ちょっと過去」とか、「ちょっと未来」にずれてしまいます。
過去の経験か、そこから想像する未来かの、怖れに入るんです。
スピリットは、そのどちらも存在しないことを知ってるから、
怖いものなんて何もないから、
「どうしたの?べつに大丈夫だよ、それで。」
と声をかけて、私たちを安心させてから、
次の「今」にフォーカスさせます。
今、今、今…の完璧を知っているのがスピリットです。
ただひとつ、
スピリットがゆずらずに「強さ」を見せるのは、
私たちが「自分以外のもの」になろうとしたとき。
ひとりひとりの美しい、「歩む道」を「見ないふり」して、
それにふさわしくないと自己否定して、遠ざかろうとしたとき。
スピリットのコールは、やむことがありません。
このとき、それに対して怖れから抵抗する私たちが、
強大な愛に逆らって泳ぐという理由で、苦しくなるだけなのです。
☆☆☆
まずはこの今、あなたも、私も、あの人も。
「それでいいんだよー!」
本当にそこから、ですから!
それでは、また次回お会いしましょう~☆
☆スピリチュアルカウンセリング☆