この世界は、切れ目のない、ひとつながりのスクリーンのようなものです。
「幻想」だとか「夢」だとかいう表現をするとき、
こういうものだと思ってみてください。
元データ※は、在るのですが、
(※以前、この記事◆「データの海と観察者」の後半で、
HTML言語をたとえに出して説明しました。
今とは違う表現や考えも含まれていますが、よかったら参考にどうぞ。)
自分が体験するのは、そこに自分のヴァイブレーションを反射させたものです。
つまり自分の体験する世界は自分のエコーで、自身の反映、
自分の延長、自分バージョンの現実です。
存在している元データを「種」のようなものだとすると、
そこにはたくさんのポテンシャルがあり、
あなたが送り出すヴァイブレーションによって、
そのポテンシャルの中の、何を体験(反映、上映)するかが決まります。
いちばん大切なのは、自分の中心に合わせることです。
そこは、たとえるならば抵抗ゼロ、無風状態の透明な空間です。
そこに自分を合わせているとき、
あなたはフルに、ぴったり自分の「操縦席」にいるといってもいいでしょう。
この「操縦席(ゼロ)」に自分を合わせない限り、
あなたの持っている力は十分に発揮されません。
心をからっぽにしてこの中心と完全に一致(一体化)した後、
わっと、あなたの望む「質」を放射してください。
(一体化しているときが静かで境界のない集中だとすると、
放射するのはそれをゆるめる、放つプロセスです。)
「質」…それは情緒、フィーリングかもしれないし、
あなたのイメージや目的の完成した「地」にただ焦点を合わせることかもしれない。
これは実は、すでに存在している、別の現実に飛び移ることなのです。
それがすでに存在しているものとして、
フォーカスをそこに完全に向けることで、
あなたは実際にそこへ座標を合わせ、
「その現実に存在している状態(BE)」の、ヴァイブレーションを放射します。
するとあなたは、あなたの延長として存在している、
あなたの放ったヴァイブレーションにマッチする現実へと移動します。
フォーカスはあくまで、質的な「地」に合わせます。
自分の知らない細かいディテイル、「詳細」に、ではありません。
ポイントが合っていれば、詳細を考えることは必要ありません。
なぜなら、それはちょうどよく調和した形でまるごと用意されているので、
「よきにはからえ」と、まかせてしまうのがいいのです(笑)
完全に静かになって(白紙状態)、中心とひとつになる→放射
この感覚をつかんでください。
これは、何かを「叶える(これからそうなる)」ための方法ではありません。
逆です。
先にある“絵”に、自分が移る方法です。
よって、「願う」ことではありません。
存在していないことを、考えることはできません。
内から湧くものは、どこから来るのでしょうか。
その質を、感覚を、あなたが知っているのなら、想像できるなら、
それはあるのです。
今書いたことは、ほんとうに「中心」に合ったときに、ごく自然にできます。
私の書いている言葉の意味がわからなくても、ひとりでに思い出します。
何も考えずにできる楽器の演奏みたいなものです。
しかも練習すればするほど、どんな状況でも楽にできるようになります。
中心に合わせ続けると、流れがやわらかく感じられます。
放つヴァイブレーションの質を、自分で認識することができます。
この能力を思い出すことは、私には大切に思えます。
なぜなら、これを完全に思い出すことにより、
「争う」必要も、「他から奪う」必要も、
「閉じ込められている感じ」や「無力感」を感じる必要もなくなるからです。
☆このお話は次の記事に続きます。
◆「全体と個、現実の関係、JUST RIGHT」
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