昔からそうなんですが、
きっとたいして特別とは思われないかもしれない、
小さなことの中に、ふと、非日常をみるのです。
それは、心の中に突如としてあらわれる深淵。
しんとした中での、ひとしずくの奇跡。
自分が消えて、きらきらした無言の受け手が聴いている。
浸透している。
何気ない出来事、
小さなエピソード、
日常のちょっとしたふれあい、
そういうものがどうにも貴重で、愛しく思える。
意識の内から、いつもささやかれる声。
「何もいらない。
あなたが、そこにいてくれるだけで。」
その言葉が、内への響きだけでなく、外へ向かう瞬間。
誰かの、いつかの、ワンシーン。
思い出すことはなかったかもしれないふとした記憶が、
何かのタイミングで語られる奇跡。
味わうように、糸をたどるように、
見つめて、話す、その人を見て。
今、この目の前で、過去のその人と、今のその人が交差する。
二重写しのように重なる情景。
こぼれるような、あふれるような気がする。
小さな、些細なものが、そこにある砂粒のようなひとつでさえ、
どうしてこうも、輝きをあまさず伝えてくれるのか。
泣きたくなるほどに、
ひざまづいてしまいたくなるほどに、輝きながらひろがるそれは。
「あたりまえ」と思っているそのときには、
気づかなかったかもしれない奇跡。
ストア(store)したい、
記録したい。
ここにしっかり刻みたい。
心は静まり、透明な受信者は、
浸透してくるたくさんの存在の、
何重ものオーケストラを肌で感じ、心で体感する。
たくさんの者として、また、ひとつの者として。
そうしてこの、ひとりの人間としての私は、
同時に、背後に別な存在たちの息吹を感じているのだ。
紡がれてきたもの。その一端であることの尊さ。
確かなつながりに思いをはせ、音のない音に包まれ、
言葉にしつくせぬ、感謝をおくる…。
☆☆☆
ときどき忘れてしまう原点が、
こうして私をつかまえます。
いっさいの言葉がなくなり、私は…地(じ)、
「存在する」ことを思い出すといえばいいのだろうか?
いや、これも言葉にすると浮いている。
☆☆☆
もっと身近な表現で語ってみましょう。
『聖☆おにいさん』という漫画の1、2巻だけ、はじめて読みました。
以前から存在は知っていたけど、読んだことがなくて。
最近ふいにパートナーが「試しに」と購入したために、私が先に一気読み(笑)
ひさしぶりの下界を楽しむブッダとイエス、いいですね!
私がくすっと、笑ってしまいながら、
本当はみんなそうなんじゃない?と思った言葉があります。
「天界からのバカンス」
実際は、上とか下とか、下界とか天界とか、
そういう位置関係じゃないものだけれど、
私たちにとってひとつのわかりやすいたとえとして、最適です。
誰もが、天界からのバカンスでここにいる、っていう認識。
力んじゃってるとき、心がどうにも狭まっている時、
硬くなって、色々深刻に考え過ぎてしまうとき、
こう思ってみたらいかがですか。
天界からきた私たちが、バカンスで色々楽しんでいるのだ、って。
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