BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

死者の目線で

生死の境界というものがあるとすれば、
私はその境界が薄いタイプなのではないかと思います。

昔から夢の中でたくさんの人生や存在、その感覚を体験していたことにより、
「この設定の、この現実の、この人生オンリー」が唯一の私だとは、
あまり思っていませんでした。


それらが“ただの「夢」ではない”というひらめきが訪れたときから、
その感覚がこの現実にも融合されるようになり、
今ブログに書いているような諸々のことも根付いた、表面化したのですが、

日常の中でも、ふとしたシフト、意識の焦点の変化を体感するときがあります。

それは、意識のグラデーションの中の、どの位置に合わせるか、という違いです。

ふだんのギアの位置、というのがあるとすると、
それがターン!と、移動するときがあるのです。

そういうときのことを色々な言葉で表現できますが、そのひとつが、
「死者の目線」です。

すでにこの現実に、肉体という表現では参加していない人の感覚で、
今を眺めているときがあるのです。

自分がすでに死んでいたら、
ちょっと別の位置からこの現実を眺めていたらこんな風、という見方です。

映画『シックス・センス』の中で、主人公が最後に気づくある「オチ」がありますが、
実際に私の身にそれが起こっていたとしても、たぶんあまり驚きません。
(『シックス・センス』を見たことがなくてその内容を知りたい方は、
こちらのDVDを見るか、ご自分で調べてみてください。
これから楽しみたい方のために、ここに書くのは控えます)

シックス・センス DVD

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☆☆☆

「死」の側から、この人生を見る。
終わりがあると考えるのは、スパイスだろうか。

☆☆☆

その目線から見ているとき、すべてが愛しいものに見えます。

ひとつひとつの些細なことが、みな貴重に思えます。

一瞬一瞬、存在しているということが、ありがたく感じます。

生きてる。ここにいる。
あの人も、この人もいて……
こうやって感じる、体験することができるよろこび。

いったん死んで、望んで、生き返らせてもらった人みたいに、そう感じます。

湧いてくるこの気持ちは、本当にこの現実から“チェックアウト”したとき、
感じることではないのかなと。

☆☆☆

昔、直感の鋭い友人に、こう言われたことがあります。

「○○(私の名前)って、半分死んでる感じがする。
それは失礼な意味ではなくって、半分はここに属してない、
精霊みたいな世界にいるというか。」

それをきいて私は、

半分死んでる!?それって、私に生気がないっていうこと!?
などと、不快に思ったりはしませんでした(笑)

むしろ、そうであろうよ、と、納得していました。

彼女の言わんとしていることはわかりました。
そして私以外にも、多くのそういう人がいるでしょう。
そういう人には、そういう人なりの、独自のバランスがあるのです。

私がこのブログをはじめるとき、vanillatreeというニックネームを選んだのは、
以前、死のことについて書いた記事でふれた通り、
「死のこと4」

beats-and-love.hatenablog.com

やや黄みがかったバニラ色の光として認識していた、
大天使アズラエルが関係していました。

大天使アズラエルは「死の天使」と呼ばれ、名前の意味は「神が助ける者」だそうです。
今調べてわかったのですが、一説によると、書くこととも結びつけられているとのこと。

過去にもブログを書いていたことのあった私は、
今回、また新たに始めるなら、どんなことを書くだろう?と思いました。

それについて考えていた頃、「死」というのはひとつのテーマとしてあらわれており、
私のもとに、大天使アズラエルもサインのように現れていたのです。

大天使アズラエルのその色から「vanilla」が浮かび、
南の島が好きな私は、さらにバニラが熱帯で栽培されているということや、
栽培は非常に手間がかかるということ(人間の手による受粉が必要)
などにも興味をそそられ、バニラの木、vanillatreeという名前にしました。

その他、ちょうどそのとき、
ハーゲンダッツのバニラ味のアイスクリームが食べたくて食べていたこと(笑)、

調べると、バニラの香料や、含まれている成分のバニリンには、
母乳に含まれているのとおなじ癒しの効果があるということ。
(この間、風邪をひいたときの風邪薬の話題にもバニリンを出しましたね 笑)

などなど、複数の意味に思いをはせたニックネームなのです。


話を戻すと、私は、
「生死」というものを一般に信じられているのとは違う枠組みでお伝えすること、
ここに生きながらに多重の感覚を持ち合わせていることを、何らかの形で生かすこと、

そして「ここ」がたった今、宝石のように美しく、
一瞬のしずくのように貴重なものの連続であるということを、表現したいと思ったのです。

生を、苦しみやつらいものとして捉えることも可能だけど、
あなたの中には、そう眺めていない部分もあります。

そして助けもたくさんやってきています。

たった今も、たくさんの愛があなたを見守っています。


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