たびたび見る夢というのがありませんか?
内容の詳細がまったく同じとまではいかなくても、
「ああ、またこのパターンか」
と、目覚めてから認識するような、類似した夢のことです。
私の場合にも、そういう繰り返しみる夢のパターンがいくつかあります。
中でも「トイレの夢」というのは、
私の他にもみる人が多い夢なのではないかと思います。
たびたび書いているように、夢を一律に、
「これはこういうシンボルである。こういう夢はこういう意味である」
という風には解釈できないのですが、
ただ、トイレというのは「排泄」に関わっているように…
夢の中で、何らかの浄化をあらわしていることが多いと認識しています。
今回の夢は、その「浄化」について新しい展開が見えた夢です。
☆☆☆
私はそれまで、
夢の中でトイレに行きたくてトイレを探すのですが、
あるにはあるけれども、使用方法のわからない変なトイレだったり
あまりに汚れていたり、水びたしだったりするので、使うのに躊躇したり、
ふつうのトイレなのだけども、扉も壁もなくオープンすぎて、
そばに人が沢山いるので、気になって用を足せなかったり
…などなど、色々なパターンの「トイレで困っている夢」を見ていました。
そういう夢をみると、現在の自分の中に、
「処理しきれていないもの、手放し(排泄し)たいけどそうできていないもの、
浄化がうまくいってないものがあると教えてくれている」
と、読み取っていました。
そして、これから書く夢の話は、
またしてもそういうトイレシリーズの夢をみた2日ほど後に起こったことでした。
そのときの夢の中で、私は今度は、新しい展開を見ることができたのです。
☆☆☆
私は、夢の中で王子様の婚約者でした。
(王子のイメージは人間の男性ですが、
漠然と、日本人でもなく、どこの国の人ともいえない容姿で、
「夢の中の私」と同い年くらいに若い人でした。)
その相手に対して、私は特別な感情だとか、感慨だとかもなく、
ただあるべくしてそうなっているという感じで、婚礼を受け入れていました。
夢の中では婚礼の当日の朝で…
私たちは、広間の、同じ部屋にいて、身支度をしていました。
すると!
この部屋に、たびたび夢で見かける、使用方法が謎のトイレがあったのです。
それには、周りに囲いや仕切りがいっさいなく、
座って用を足す形式なようなのですが、座るところ自体が異様にだだっ広く、
一体、どこに腰かけていいのか…
果たして、そこで用を足してもいいのか…
わからないような独特の形状をしていました。
私は、これまで夢にそのトイレが出てくるたびに、
ここで用を足していいのかな?
これは本当に、トイレなのかな?
どう使ったらいいの?だいじょうぶかな?
などなど、混乱していたものです。
王子様は、そこにゆったりと腰かけて、
囲いや仕切りやドアがなくても、誰の目を気にする様子もなく、
ただ用を済ませていました。
私はそれを見て、
さすが王子様だな。
こんなオープンな、広い不思議なトイレにも慣れてるし、
用を足すのにも人目をまったく気にしていない。
そういう(気にする)習慣なんて無いのだな。
と、感じました。
それほど彼の様子は、なんでもなかったのです。
☆☆☆
その後、私たちは、婚礼の儀式として、
広~いプールとウォーターシュートみたいなものがあるところへ行き、
これから、ヨットのようなもので航海する儀式や、
一緒に水中に潜る儀式などが、あることがわかりました。
私は、満々と水をたたえたプールの前で、少しこわいな、と思いました。
でも、やはり王子は平気な様子です。
(この人と一緒ならだいじょうぶだ)
と、私は心強く思い、一緒に手をつないで儀式をするので安心しました。
☆☆☆
◆「アニマとアニムス 内なる女性と男性」という記事にも書きましたが、
この夢の私の相手(王子)も、私の内のアニムスの表れと理解することができます。
とくに今回は、先述したように漠然としたイメージで、
彼本人の個性や特徴というのはほとんど出てきませんでしたので、
ますますそういう感じがしましたね。
この夢の中でとても興味深かったのは、
夢でたびたび“困っていること”として表れていたパターン
(=トイレの夢)に、
王子様が用を足してみせる
(自然と、使用方法を見せてくれた、お手本を示してくれた)
という形で、はじめて新しい展開、解決策がもたらされたことです。
これから私の、トイレにまつわる夢(浄化)のパターンが、
どう変化したり展開していくのかはわかりませんが、
この夢は、こちらの現実においても、
どうやら私は新しい浄化の仕方を身に付けた
(あるいはこれから身につけるところ)らしい
と、知ることでもあります。
今まで困っていた、うまく対処できなかった問題に、
新しいやり方で対応できるようになる(なった)んだな、と理解できるのです。
夢と現実はひとつで、つながっているからです。
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