こんにちは!
今回は、きのうの記事◆「地球とのつながり、自然栽培」を書くにあたって、
思い出したエピソードがありましたので、それをお話しします。
「山に通せんぼされた話」です。
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今から数年前のこと、私は、友人に誘われてとある土地に旅行し、
果物狩りなどを楽しむことにしました。
色々なところをぶらぶら巡ったのですが、
果樹園がたくさんある周辺に、大きい道路が通っていて、
通行量も多く、排気ガスがすごいことにびっくり。
その頃は都心で暮らしていたので、
ふだんから都市の空気には慣れているのですが、
それでも、そこの空気汚染はだいぶ強烈に感じられました。
果樹たちは…この空気の中でだいじょうぶなのかな???
これも現代では、仕方のないことなのか……
そんなことを思っていました。
帰る日に、私たちは、歩いているうちに小山を見つけました。
それまでも、都心から通える範囲の、登りやすそうな山を見つけては、
登山を一緒に楽しんでいた私たちは、
おお、ハイキングできそうな、ちょうどいい山があるよ!
せっかくだから登ってみよう!ということに。
ところが…
山道に入ってすぐのことです。
足もとをどんなに気をつけても、行く先々に、
私たちの足の運びを遮るような形で、
背中が縞模様の、足の長い、はねる虫が、ぴょこたん、ぴょこたん
…と、地面を飛んでいるのです。
私たちと、進行方向まで一緒です。
まるで、先回りされてる格好です。
どこまでも、どこまでも、その虫が足元にあらわれて、
歩いている私たちは踏まないように気をつけるのに、ひと苦労でした。
もちろん虫は、1匹だけじゃありません。
同じ種類の虫が、何匹も、何匹も…、
いくら追い抜いても、どの道でもその虫があらわれるという具合です。
(虫も、踏まれる危険があるから、命がけだと思うのだけど。)
歩きづらい…
その上、山がなんだか荒れている様子です。
倒木があったり、
草が全体的に枯れていたり…?
せまい道の頭上には、クモの巣がいっぱいで、
かがんで避けようとするけれど、あまりに大きなのがあちこちにあるので、
何度も引っかかりそうになってしまうのでした。
(大きなクモの巣にの中心にはもちろん、大きなクモ様がいらっしゃいました~!)
なんだか、ふだんの倍以上疲れる(汗)
ついに、私は、こう感じ始めました。
「これは、山に、入るな、って言われてるんじゃないかな?
帰れ、って。虫たちは、山を守っているのかも」
そして、友人に、
「今日はもうやめない?」と提案して、道を引き返し降りることにしたのです。
下山してから、近くの農園でジュースを飲み、
喉の渇きを潤しながら、ついさっき登った山の話をしました。
すると、農園のおじさん、おばさんが、
「あの山は、つい最近、山火事があったばかりだよ」
「今は、登らないほうがいいよ~」
とおっしゃる。
やっぱり、虫たちは「入るな」と言っていたんだなと思いました。
自然は、一体で、調和しているから…
虫たちがそういう行動を取っていたというのは、「山の意思」とも言える。
山が状態を修復するまで、バランスを整えるまで、
「人間は入っちゃダメだよ」
と、みんなで協力して、ふさいでくれている感じだったのではないでしょうか。
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…ところで私は、家の中で虫を見るとこわがって騒ぐ人間でしたが、
→参考記事☆「秋の夜長にご来客っ!」
山の中とか、自然の中に虫がいる分には、不思議と怖いと思うことはないのです。
むしろ、彼らの領域に、私たちがお邪魔しているという心構えですね。
でも、家の中はやめて~、お願いっ!と、いまだに思ってしまいます(笑)
★補足……こちらは2014年3月の記事です。虫たちを恐れる思いは変化しています。
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