グンモーニン!
今朝も…
絶賛、龍空(りゅうぞら)中です(笑)
大きくてカメラにおさまりきらなかったので分けました!!\( ̄∇ ̄*)
末尾の方です。
映画『トランセンデンス』について書いた前回の記事で、
◆「映画トランセンデンスと意識」
書き忘れたことがあったので、「もうひとつの解釈」ということで、こちらに載せます。
前回同様、まっさらな気持ちでこれから鑑賞したい人は読まないでくださいね!
『トランセンデンス』
前回載せたような感想が、
この映画についてのひとつの解釈に沿ったものだとすると、
実は私は全体について、もうひとつの解釈も可能だな!
と思っていました。
それは、人工知能であるPINNの動作すべてが、
エヴリンの反映であるという考えです。
映画では、亡くなった夫ウィルの意識をPINNにアップロードしたのでしたが、
人工知能の「型」それ自体は、ウィルの意識をコピーしたものであっても、
ウィル亡き後のPINNの動きはもしかするとすべて、
持ち主というかオーナーというか、機械を作動させた本人、
エヴリンの心を反映しているのではないか?という風に見ることもできました。
(ウィル本人の意思や意識が作動していたわけではないという解釈です。)
それはそれで、そう見てもすごく筋が通るのです。
エヴリンは、ウィルがどんな人であったかをよく知っています。
そして、ウィルを死なせたくありませんでした。
意識だけになっても、その存在をそばに感じたかったのです。
ウィルの復活を望んでいました。
これは、すごいキーだと思います。
ネタバレしすぎたくないので詳細は控えますが、
映画を見ると、以下のことがわかると思います。
コンピューターの動きはすべて、
エヴリンの世界を完成させるためであったこと。
生前のウィル本人も、エヴリンのことを思いやる人であったために、
PINNを通して活動するそれが、実際のウィルの意識なのか?
それとも、エヴリンの中に生きているウィルという像の投影なのか?
(ウィルならこうする、というのを顕在意識レベルでも潜在意識レベルでも、
エヴリンはとてもよく知っている)
そこを判定するのは、とても微妙ですよね。
しかしラストシーンを見る限り、(残る世界は未完であっても)
エヴリンの願いはすべて達成された……と見ても、いいのではないでしょうか。
すると、エヴリンのしていたことは、人工知能を通しての、
「自分自身とのたたかい」
「自分の心の内面にあるものを外に見ること」
「自己との対話」
自分ひとりと向き合う作業だった…と言うこともできるのです。
映画では、ウィルという特定の個人の意識データをアップロードした、
という設定になっているので、
一般的なAI(人工知能)への解釈とは異なることになりそうですが…
(そして、それがこの映画のおもしろさですが、)
たぶん、将来、人間が優れたAI(人工知能)を開発し、
それ自体が意思をもっているかのように振る舞ったとしても、やはり、
それは機械を通した「自分自身との対話」になるのだろうな、
と、私は感じています。
この映画の解釈としては、個人的には、
前回記事に書いた見方の方が、好きなのですけどね。
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