こんばんは!(*´∇`)ノ゚.:。+゚
昨夜のお月様。
おや、満月かな~?と思いながら撮っていたのですが、
先程確認したら、やっぱりきのうが満月だったんですね。
そばにあった雲が、かっこいい感じに接近して写った写真!*。(´∇`人)
さて、今日の話題は、しばらく連載していた古代エジプトについてです。
途中、「迷宮入りかな…」と思ったこともあったのですが、
ちょっとしたきっかけで、ほどけるように全体像が見えました。
参考にした資料は、最初はインターネット上の情報でしたが、
おもに、以前もご紹介したこちらの書籍です。↓
『消されたファラオ』
消されたファラオ―エジプト・ミステリーツアー
グレアム フィリップス Graham Phillips
この本には直観的に導かれたのですが、
手にした時点で同時に、
「本の内容をまるごと信じるのではなく、5割だな」という直観もありました。
読み終わった今となっては、まさにその通りで、
とても参考になり、私の夢で会った人々を理解するキーとなったけれども、
本自体の情報については全部をそのまま受け取ったわけではなく、
「5割」だったなぁという感想です。
とくにこの本の著者は、後半から、
聖書の「出エジプト記」との関連を重視して話を進めているので、
それに関しては、私は手ごたえを感じなかったんです。
とはいえ、面白い上に読みやすく、
私のようなエジプト考古学初心者でも楽しめる本ですので、
ご興味がある方には、ぜひおすすめですよ!☆彡
本題に入る前に、
私がなぜ、古代エジプトのある一時代について調べているかといういきさつと、
途中経過については、以下の記事に書いています。
◆「ご縁をいただく1」(きっかけとなった夢の描写がこちらです)
◆「ご縁をいただく3」(古代エジプトのどの時代の人かわかったときのこと)
◆「ミステリーへと一歩踏み出す…」(関連情報のリサーチ)
◆「先に、ネタバレ。封印された歴史」(今回のテーマの本質にふれる!?)
「アマルナ時代」と呼ばれている時代にフォーカスしています。
…何がミステリーって、それまで一切興味を持っていなかった私が、
古代エジプトについて熱心に勉強したことが
一番のミステリー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
だと思います(笑)
考古学的な情報や、詳しい時代背景などの説明を入れていくと、
とても長くなってしまうばかりか、そこにご興味のない方にとっては、
たぶん退屈な記事になってしまいますので…
そちらは多くの本や、より詳しい方達の情報に譲ることにして!( ̄▽ ̄)=3
今回の出来事から得た「私にとっての意味」、
つまり夢でアメちゃんたちと出会ったことで受け取ったメッセージ、
というところに焦点をあてて、お話しします。
タイトルは、「死してなお、守っている人々」です。
☆☆☆
夢で、あたかも「死体から復活した」形で、私と対面した古代エジプト人4人。
夢を描写した記事を読み返していただくとわかりますが、
ひとりは姿が見えておらず、ひとりは、体がなくて首(頭部)のままでした。
その中でも特に印象の残った男性を、その後私は、
「アメンホテプ」をキーワードに、彼は誰なんだろう?と探していました。
そのように、「アメちゃん」は誰なのか?を中心に、
ひとりずつ個人だけを見ていたらわからなかったことが、
登場した彼らを全体として見ることで、理解できました。
本を購入してよかったことは、挿し絵として、
彫像など、面影を伝えるものを含む発掘物の写真が載っていたことです。
もちろん、それらはデフォルメされて製作されている可能性もありますが、
それでも雰囲気を見る上でとても参考になりました。
結論からいうと、第55号の墓に奇妙な形で葬られていたミイラが、
アクエンアテン(アメンホテプ4世)のものなのか?
スメンクカーラーのものなのか?
その謎についての結論は、私には出ていません。
ご紹介した本の著者は、それを「スメンクカーラーである」と断定した上で、
話を進めていますが、その後の調査ではこのミイラの年齢も改められ、
今では、アクエンアテンのものだという見解が一般的になっているようです。
でも、私にとっての「謎解き」はそこがポイントではありませんでした。
夢で、出現した4つの生首に見えた、4人の古代エジプト人。
彼らが皆、「意図的に封印されていた」ように見えたということ。
一体、これはどういうことなんだろう…?
ここに着目することで、私の答えが得られました。
はじめは、「アメちゃん」というキーワードをくれた男性の正体にのみ、
焦点をあてていたから、答えが見えなかったのです。
4人の存在に着目すると、「あっ!」と気づいたのです。
彼らは、
アクエンアテン(アメンホテプ4世)
スメンクカーラー
ツタンカーメン
アイ
という、後のファラオによってその存在が抹消された、
アメンホテプ3世につづく、以後4代のファラオだったのです。
彼らの生きた時代は、アマルナ時代と呼ばれています。
アクエンアテンもしくはスメンクカーラーのどちらかが、
私がコンタクトしていた長身の男性で、
(最後まで彼が、どちらの人に該当するのか断定ができませんでした。
彫像などを見る限り、顔や容姿は、アクエンアテンに似ている感じなのです。
ですが、もし彼がアクエンアテンだとしたら、妙だな…と思う要因もあり、
スメンクカーラーの可能性も、私の中で依然として有力なままなのです。)
夢の中で、「少年」に見えた男子がツタンカーメン。
落ち武者のような容姿に見えたおじさんが、アイです。
ツタンカーメンは、即位したときには8歳、亡くなったときも十代だったそうです。
そしてアイはツタンカーメンが即位したとき宰相であり、
ツタンカーメンの保護役で、彼が幼いときには実質アイが政治を行っていました。
アイは神官の役目も担っていたようで、
ツタンカーメンの死後に儀式を受け持ったのはアイ、
そして、彼自身が次のファラオにもなります。
この「4人全体」に着目しなかったばっかりに、
私はこの件をもう少しで迷宮入りで終わらせそうになったのですが、
本の中の資料の写真をよくよく眺めているうちに、
「アメちゃんが誰か」という焦点から、ふと視点を外してみると、
目の前に、夢で見たあの少年もいる!ということに気がつきました。
ツタンカーメンの姿です。
夢の中では、アメちゃんというキーワードすら出る前のことでしたし、
少年は、「彼は、あさり?をとるのが得意だったんですよ~」※
と紹介されていたので、ファラオというイメージに結びつきにくかったのですが、
(※あの言葉の意味はいまだ不明ですが、もしかしたら、
彼の母親であった人の出身と関係しているのだろうか?と思ったりもしています。)
少年の顔の印象はよく覚えていたし、もうひとつ、
首だけだった年配の男性が、なぜか、彼らに仕えているというか、
警護しているというような、別の立場の人であるような印象があったのです。
…彫像に残る、くりくりした目の、幼さの残るツタンカーメンの顔立ちと、
年配の宰相アイの存在。
それで一気に合致しました。
しかも、もうひとつ合致した点がありました。
第55号の墓に封印されていた人間と、
ツタンカーメンと、アイ、3人のミイラは保存された状態で見つかっているのです。
死後も肉体が必要と信じていたエジプト人は、
内臓を壺におさめ、体はミイラにして保存することを大切にしていました。
ところが、ホルエンヘブという彼らの後に即位したファラオにより、
アマルナ時代の王、この4人の名前はすべての記念碑から削り取られ、
アメンホテプ3世の後のファラオがホルエンヘブである、というように、
彼らの存在は抹消されて、歴史は書き改められました。
その上、アイのミイラはずたずたに裂かれた状態で発見され、
第55号の墓に葬られた方ではない、どちらかの人間、
つまりスメンクカーラーかアクエンアテンのミイラは、行方不明です。
というわけで、夢の中で4人の存在を感じつつも、
アイは首だけだった状態、ひとりは姿が見えない状態だった、というヒントも、
(古代エジプトの信念を体現していて、)納得がいくのです。
一方、ミイラが保管されていた2人(ツタンカーメンと、第55号のアメちゃん)は、
夢で、すみやかに「体」として復活する姿を見せてくれたのでした。
さて、このように、歴史から記録が消されてしまった彼らの時代。
その時代の特異性は、
それまでのエジプト人の多神教の信仰を急激に改め、
「アテン神」という一神教をすすめたところにありました。
アメンホテプ3世の時代は、円熟した時代でした。
アメン・ラー神を中心とした多神教が栄えていたそうです。
ところが、彼の息子、アメンホテプ4世、
改名後のアクエンアテンは、都をテーベからアマルナに移し、
それまで多神教の中の一介の神にすぎなかったアテン神という、
“太陽円盤”の神のみの一神教とし、
アテン神はすべてに降り注ぐ太陽光線のように姿はないとして、
偶像崇拝も禁止したのです。
…それまでのエジプトには、色々な「姿」をもつ神々がおり、
何かあれば、各担当の神に祈るなどの儀式、慣習が定着していました。
それはエジプト文化と、切っても切り離せないものだったはずです。
ですから、アクエンアテンの行ったことは、
当時のエジプトの人々にとって、非常に大きな変革であり、
何らかの抵抗にあっても不思議はないはずなのですが、
当時のことを調べても、そのような抵抗の記録がいっさいないそうです。
それは一般の人々のみならず、
アクエンアテンの改革で不利益を被ったはずの神官や、
政治に携わる人間たちも、ただそれに従ったということがわかるのです。
一体、アマルナ時代に、何が起こったのでしょうか?
そしてまた、彼ら4代のファラオは、なぜ封印されたのでしょうか?
続きます。(^-^)ノ
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