こんばんは♪
今日のテーマは「叶う願いと叶わぬ願い」。
あ、これは「願望実現法」の話ではないですよ。
何かを“頑張って・テクニックで”叶えるということからは程遠い、
あなたの「素(す)の心」に気づくためのお話です。
私たちが人生に何らかの「願い」を持っている場合、
その願いが叶うか、叶わないかというのは大きな関心事です。
願いといっても、描く夢のようにワクワクする願いもあれば、
「負(マイナス)からの願い」とネーミングしたくなるような…
「現状がつらいので、せめてこうなってほしい」
「ここから抜け出したいから、これが叶ってほしい」
というものまで、色々ありますよね☆
ざっくり分けると、現状に対してプラス、拡げていくような形の願いと、
現状何かが不足していると感じていて、それを埋めたいがための願いと、
両方あるということです。
湧いてくる願いは、そのどちらも自然なもの、否定する必要はありません。
ただ、願いの根本にどんな気持ちがあるかには注目しましょう。
なぜなら、
後者のように、「何かマイナスの気持ち」から出ている願いであれば、
その願いが「形として、ただ叶うこと」があなたの本当の望みなのかどうか、
あやしいからです。
いえ……、
このケースはほとんどの場合、望んでいる形そのものは「虚構」であります。
正確に言えば、「○○だったらいいな」の、もっとその奥にこそ、
あなたの本当の希望があるんですよ、ということです☆
たとえば、日常にありそうな例を挙げると、
あなたの配偶者なり、おつきあいしている人なり、家族のメンバーなり、
誰かとの関係の中で、あなたには不満があったとして、
「もっとこういう関係であったらいいのに…」
と、願っていたとします。
願いの内容、「条件や形」は、あたかも重要なことのように感じますが、
その奥を見ると、もっと重要なメッセージが存在します。
ところが、条件や形のみに目を奪われてしまうと…、
自分によりふさわしい・ちょうどいい他の相手が登場するとか、
もしくは、現状の相手のあり方や態度が都合いいように変わってくれるとか、
何か、今と異なる「物理的な状況そのもの」があなたの願いになります。
形を思い描く願いがあってもいいのですが、ヒントや手がかりに用いて、
それ自体を「ゴール」にはしないよう気をつけてください。
なぜなら、
根本的なあなたの願いは、あなた自身に向けたものであって、
「外の世界を使ってあなたが自分を理解するため」に生まれた、
自己内のメッセージだからです。
◆「決める力に気づいてる?」という記事でもふれましたが、
あなたの現実に登場してくれる人々やシチュエーションは、
「あなたの意識の下で指揮をされ、撮影されている映画」の枠内にあります。
その映画が「もっとこういう風に変わってほしい」という願いの委託先は、
登場人物ではなく「この映画を指揮しているあなた自身」であるはずです。
外の状況は、「あなたの意識から発信される指令」をフィードバックしていて、
あなたがその内容を気に入らないなら、あなたの“指令”を知る必要があります。
多くの願いが「叶わない(自分の意に添ってない)」という錯覚をしてしまうのは、
自分の指令=発信している意識の内容を自覚していないからです。
さらに、「願い」そのものの持つ性質についてもお話ししましょう。
「願い」には、「叶わない恐れ」がセットになっていることが多いです。
「叶わないかもしれないので、願う。」という背景があるのです。
どんなに強気な願いでも、
必ずいくらかは、「叶わないかもしれないなぁ…」とも感じています。
では、恐れがセットになっていなければ…? というと、
それは願いではなく「意図」になります。
純粋な意図には、「叶わないかもしれない恐れ」がありません。
その違いを示すために、ここでも例を1つあげてみると、
ある人が、「30までに結婚しよう」と思っていたとします。
本人がただそう決めていた(意図していた)場合は、叶います。
そのアイディア自体が、自分の内から生じたものだということです。
一方で、背景に「それまでには結婚しなければ!」という思いや、
「できなかったら大変!どうしよう…」という恐れがあるなど、
自分自身の純粋な意思によるものではなく、
それまで学んだ「人生や結婚や年齢にまつわるルール・常識」、
身に付けた観念からそう願っていた場合、話は変わってきます。
この場合、この願いが、
「自分の意思ではないよ。素の気持ちではないよ」ということを知らせるため、
(=内側の状態をありのままに反映して、)
なかなか状況が思い通りにならずに叶わないとか、
一見、「形」だけは願い通りに手に入れたように見えて…
思いがけない問題や葛藤を生じさせ、その「形」を壊したりします。
そのときにあなたが、現実という映画の登場人物になりきっていると、
「私の何がいけないんだろう?」と、違った方向を探求し、努力し、
結果として自らを苦しめてしまう可能性すらあるのです。
魂の目線から眺めると、現実を通した“自分の意図”がわかります。
周囲の人々や状況は、あなたに、あなたの意図をフィードバックして、
知らせてくれただけ。
「私」を眺めることで、現実は意味を持つんです。
経験そのものから「あなた自身を知れば」……
あなたの「叶う願いと叶わぬ願い」、
そのどちらも、同じだけ、あなたには意味のあるメッセージです。
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