こんばんはー。
今日のテーマは、「正しさは破壊的な武器になる」です。
実はこれ、日常の中でも実感することが多いお話なのでは、と思います。
人にはそれぞれの正しさがある。
なぜなら、人の個性も、人生の背景も、持ち味も、目的もまた異なるからだ。
それなのに…
まるで「万人共通の正しさはこれである」というように、
「自分の主張は自分の思う正しさである」ということを自覚しないまま、
人へ押し付けるということがある。
その姿勢は、結局、「分離」を生む。
人と違う考え、感性、個性を持つということが分離なのではない。
「違いがある」ということと、「違いのある者の存在を否定すること」とは、
イコールではないからだ。
違いの存在を認めない心こそが、分離を生むのだ。
このことは、ブログ内の色んな記事の中にも、
表現を変えて散りばめています。
私自身の人生の中でも、幾度となく、このテーマに向き合ったからです。
「人と違っていてもいいんだよ。」
…なんて、やさしい言葉を大切にしながらも、それと同時に、
唯一の正しさが何であるかを実は気にかけていたら、
あなたはきっと、「恐れ」からほんとうに抜けることはできません。
あなたと違う正しさを主張する人は、必ずあらわれるでしょうから。
「それぞれの正しさがある」ということを前提に、そして、
あなたにとってはどうしてもわからないことがあってもいい、ということも前提に、
世界と向き合う方が、きっとあなたはオープンな心で物事を楽しめます。
すべてに万能であろうとして、正しさをひとつに統一しようとすると、
苦しみが生まれるし、正しさから外れている者を批難する必要も出てきます。
でも、人を裁くとき、ほんとうは裁かれているのは自分なのです。
自分自身の心が、もしその同じテーマにおいて「正しさから外れたら」、
あなたは自分を責めずにいられない、許せないということを証明しているのです。
また、「自分の正しさ」を、闘ってでも人に納得させなければ!
と思うとき、あなたは本音では自分のあり方に自信がありません。
だから、人からの賛同を必要とするのです。
ところで、
日常のちょっとした出来事の中でも、こんな言い回しに気づくことがあります。
「普通は、こうだよ。」
「○○が常識でしょう!」
「△△だったら、□□するものだよね。」
どれも、気軽に口にしてしまうことがあるフレーズですが、
どれもが、自分の正しさを当然のものとして、相手に話しています。
通用するのはこれなんだ!という前提の元に発言しちゃっているんです。
これがもし、
「私は、こうだよ。」
「私は、○○を望んでいるんだ。」
「□□をお願いできる?」
など、「私が望んでいることや私自身の考え、感じ方」という前提のもと、
相手にメッセージを伝えれば、相手にとっても受け取る内容のフォーカスは、
「万人共通の正しさはこれなんだという主張!」から、
「本人の好みやニーズを伝えているんだなという理解」へと変わります。
その結果、不要な争いを避けられるでしょう。
普通は…、○○が常識…、△△なら□□すべき…、などの言い方では、
それを伝えられた相手にとってのフォーカスは、
「自分のあり方を否定されている、常識や良識から外れてると責められている」
というところに向けられ、あなたの伝えたいメッセージはそこだと感じます。
すると、肝心のメッセージの中身、あなたのニーズは決して伝わらず、
表面的には相手がどんなリアクションを返そうが、
内心、反目し合う関係になってしまうのです。
この同じ例の別バージョンとして、
「科学的には、○○なんだから」
「霊的には、△△なはずだよね」
「□□の教えでは、こうなんだよ」
など、自分が信じている権威を笠に着るバージョンもあります。(^_^;)
ちなみに、「どっちが正しいか争い」にはゴールはありませんよ!
それは、異なる意見を聴くための場ではなく、
どちらか一方を正しいと結論づけるための戦いだからです。
もしも、そんな争いに巻き込まれそうになったら、逃げてください(笑)
いや、逃げなくってもいいけどスルーする術を身につけるといいです。
これにはあなたの発するエネルギーが関係しており、
あなた自身、「私には説明義務がある」、「相手に納得してもらう必要がある」
と思い込んでいればいるほど、不毛な争いに巻き込まれます。
あなたはあなたでいいんです。
そして、他者も他者でいいんです。
想像してくださいね。あなたが画家だとして…
あなたのインスピレーションに基づき、キャンバスに筆を走らせていると、
横から口を出す人がいました。
「キャンバスは縦方向のみに使うべきで、横にしてはいけない。
それに、木々の緑はこの色を使うべきだ。空の色も間違ってる。
だいいち、そもそもなんでこんな退屈な景色をテーマにしてるの?」
芸術を考えれば、これがいかに意味のない批難かわかりますよね!(^o^;)
あなたはあなたの描こうとしている絵を、描きたいように描いていいのです☆
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