予測不可能性（複数の未来）

毎年、秋の入り口～今くらいのシーズンには、

ふだんお米がそんなに好きではない私が、無性にお米を食べたくなります。

食欲の秋という通り、食事自体おいしく感じられるということもありますが、

１年の中でもここまでお米に魅かれるシーズンはありません。

それは、いち早く新米を買って食べているというわけではないので、

「お米の味にこだわって…グルメで…」ということでは全くなく、

私は、お米の収穫期のエネルギーに共鳴しているということです。

それは、お米だけではなく、他の作物でもそうなのです。

何かの果物が旬の時期を迎えると、意識的にそう気づかなくても、

急にその果物が食べたくなったり、その味のお菓子や飲み物を買ったり…

そしてふと、お店にも並んでいるのをみて、「あ、旬なのか！」と気づく。

スピリチュアルな感性にチューニングが合うまでの、昔の自分は、

こういう体験ももっと少なかったし、あってもあまり意識していませんでした。

今では、「世界全体のエネルギーは繋がっている」ということを、

こうした日常の些細なことからも、とても実感しています。

今が旬の、秋映え（リンゴ）などもよろこんで食べていて、

おやつに秋映えを食べながらパソコンを開き、目を引いたニュースが…

●除染農地に希望のヒマワリ（河北新報オンラインニュース）

私が最初に見たのはYahoo!ニュースの写真からだったのですが。

●除染農地に希望のヒマワリ（写真、Yahoo!ニュース）

短い記事なので、内容はリンク先の河北新報の記事を読んでくださいね。

福島県飯舘村で、除染を終えた農地の地力回復を図るために、

地元の農家の方々がヒマワリを植えたそうです。写真はその風景です。

記事内の、

『原発事故前なら、黄金色の稲穂が収穫を迎える頃だ。』

の一文が胸に響いて、思わずほろりと涙が出そうになりました。

11月にはレンゲソウの種まきをして、来春咲くのを楽しみにするそうです。

私が、この記事にパッと注目した理由は、ヒマワリでした。

過去記事を読んでくださった方は覚えていますか？

◆「寝ている間に起こる調整」

beats-and-love.hatenablog.com

…という記事の中で、私が、何年も前にみた夢の中で、

ヒマワリの風景を眺めながら不思議なエネルギー調整を受けていた、

という話を書きました。

そのときの記事にも書いた通り、3.11をきっかけに知った、

放射能汚染された土にヒマワリを植えると土が浄化される…

という情報があったのでした。

今回、飯舘村の方々がヒマワリを選んだのは偶然だったのかどうか、

記事を見る限りでは、

「きれいな景観にして、地元のみんなに希望を持ってもらえれば」

ということしか書かれていませんでしたが、

いずれにしても、そのお気持ち、活動が素晴らしいことですし、

同時に私は、その土地で育つ植物たちの姿にも感謝の念を抱きました。

このブログをはじめて間もない頃の過去記事に、
◆「植物って宝」

beats-and-love.hatenablog.com

という記事があります。

その中で、サイパンへ旅行したときのことにも言及したのですが、

サイパンでは、戦争の名残…危険物が埋まっているために、

人間は立ち入り禁止になっている区域があって、

そこではかえって、のびのびと繁殖した植物が生い茂っています。

私はそのときにも、植物の力に助けられている…と感じたのでした。

今日の空

さて、今日のタイトルの「予測不可能性」についてなのですが、

私たちはどうしても、直線的な時間に沿って考えがちなので、

（過去→現在→未来、という順に時間が流れているという考え）

予測不可能性といったときにその意味を想像しやすいよう、

「複数の未来」という言葉もかっこ書きで入れてみましたが、

実際はもちろん、未来だけでなく、過去も複数あります。

（その意味では、同じ○○○○年○月○日、○時と見ようとしたときの、

現在も複数ありますよ。）

それを心に留めてお読みください。

予測不可能性というのは、

物事は「必ずこうなるという風に決められていない」ということです。

あなたが、もし、１つだけに決まっている人生を生きているなら、

あなた自身には選択の余地もないし、どんな風に生きても、

どう考え感じ行動しても、結果は同じであるということです。

この理屈でいくと、「先の結末を読める人」がいても不思議はありません。

未来予測や、○○年後の地球は…あなたは…などの予知が可能でしょう。

ですが、お話ししているのは「予測不可能性」です。

私たちの経験している世界に、「絶対」はありません。

どんな能力者でも、どんな次元の存在でも、

「必ずこうなるんだよ」という風に、あなたに伝えることはできません。

この次元で私たちが何を選ぶかは、幾通りもの選択があります。

そして、

ただそれだけに根拠があるというような、それだけが真実というような、

「ひとつの結末」というのは、ありません。

私たちは日常の中でも、

ある程度予測できる（と思い込んでいる）法則や反応に慣れています。

リンゴが引力で落下するなどの物理法則はもちろん、

自分の日常においても、考える間でもなく「結果はこうなる」と予測して、

それを前提に動いていることが多いと思います。

ですから、私たちの存在に備わっている基本的な性質…

「予測不可能性」を、

すっかり忘れているか、見過ごしてしまうことが多いのですよ。

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