BEATS AND LOVE

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虚飾のペンキのその向こう

今回のタイトルは、「虚飾のペンキのその向こう」


つづきを意識したわけではないのですが、前回の記事、

「にせものの自分に気づくとき」と内容はつながっています。


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以前、記事の中で、「この世界には真実はない」ということを書きました。


それは、別な言い方をすると、

すべてが真実の“表現”である。


という風にも言えるのですが…


あるいは、こうも言うことができるのです。


私たちは、

他者あるいは自分によって「料理済みの真実」を受け取っていると。


こう知っていることは、とても大切なんですね。

それに気づいていない人生がわるいということは全くありませんが、

いずれにせよ、私たちの誰もの中にこのことに「気づいている部分」があります。


そして、こういったことを自ら思い出し始めると、

あなたはそれまでの「現実への見方」を根本的に変えざるを得なくなります。


これまでは、

あなたにとって「よいことも、わるいことも」含めて、

もちろん「つらい苦しいと感じることも、幸せと感じることも」どちらも含めて、


世界そのものを、人生という経験全体を、

甘い砂糖菓子や、地の見えないペンキで塗り固めていたようなものでした。


でも、その虚飾のペンキが剥がれるとき、

※繰り返しますが、この「虚飾」の中にはあなたにとっての良いこと、

つまりポジティブであるかのように感じられた事柄も含まれており、

「虚飾」という言葉そのものに対して、ここで悪い意味は込めていません。

ただ、それが仮のものだったということです。



あなたが改めて気づくこと、見えてくること、発見すること等の中には、

きれいなものばかりが見えるわけじゃありません。

失望することすらも、あるかもしれません。


でも、

虚飾で塗り重ねた世界がほころび…剥がれてきた後に見えてくるもの、

出てくるものをも受け入れ、その先を見つめるとき。


あなたは、やっと、その奥にある実体に焦点をあてることができます。



実体とは、作り出された幻影(この例でいうペンキ)ではなく、

その元にある地そのものです。


この話には具体例がほしいかもしれませんので、こう想像してみてください。


あなたが、人の心について、より深く知るようになったとしましょう。


これまで表層的に受け止め理解していたことよりも、もっと多くを、

自然と“聞く・気づく”ことができるようになったとします。


それは、あなたの感受できるものが広くなるということでもあるのですが。


そのときに、「愛や光」ばかりに注目できるかと思いきや、(^^;

これまでは思いもよらなかった…一見、

人間の弱いところや汚いところ、嫌だなと感じるところ、

そんな風に思える点にも敏感に気づいてしまうようになったとしましょう。


今までだったら、そんなことに深くは気づかずにいられたのに。

もっと知らないままでいられたのに。

こんなことを知るくらいなら、気づくくらいなら、「前の状態」に戻りたい…。


…と、そのように「そこで捕らえられたら」、「その場にはまったら」、

あなたは、嵐の中で立ち往生するようなものです。

やがて、嵐に吹き飛ばされまいとして、厚い防御壁を張り、

自分の心の方を閉ざしてしまうかもしれません。


でも、

それらに遭遇したときの「自分自身の心」を観察しながら、

自分の反応や感想、心の声を「知る機会」にしながら、

さらに先へと進んでいくと…


その「暗雲や吹き荒れる嵐、暗いもの」に見えていたものの根源、

それを発生させていたものの根っこの方を見つめることができます。


すると、そこにあるのは、あなたの延長である…あなたと同じひとつの…

「よろこび」や「生命」という言葉で私たちは表現するしかない、

存在そのものの奥深い力なのです。



それを「覆い、忘れさせ、あなたの目を一時的に逸らす」虚飾のペンキは、

この現実で、様々な形を取り得ます。


たとえあなたにとって「役立ちそうな」・「憧れやポジティブな事柄に見える」

健康法や美容や生活のスタイルだろうが…

スピリチュアルな情報のあれこれだろうが…

自己啓発や宗教だろうが…

流行や、思想や、何かの研究、勉強であろうが…


何であっても、それが「あなた自身から目を逸らすため」に使われるならば、

子供が延々とメリーゴーランドに乗り続けるような状態になり得るのです。


その判断基準は、外側(対象)にあるのではなく、

あなたが何を求めてそこに参加しているかによるのです。

それが、

「虚飾の世界を壊さずに守るため。ペンキの上塗りをするため。」

「虚飾の世界の中で、自分の地位や安全な居場所を築いて満足するため」


ということであるならば、あなたは結局、似たところに戻ってくるでしょう。


たとえば、私は、スピリチュアルな知識が慰めにならないとは言いません。

ただ、それらの知識も、

「外」に自分を慰める心地よい毛布があるのだと思って使うなら、

それ(慰めの毛布となるもの)を探し、手に入れるために使うなら、


スピリチュアリティーに興味を注ぐこともまた、

「ずっと乗り続けているメリーゴーランド」に違いないのです。



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