グッド・アフタヌーン。
ひとつ、書こうかなと思っている夢の話も待機しているのですが…
特に優先度が高い内容ではないので、
昨日今日と延期にしたまま、うっかりするとお蔵入りしそうです。
こうして流れていった夢の内容、けっこうあるんだなぁ。
今日の話題は、「生きながら死ぬのはまだ早い」。
日差しを浴びて気持ち良さそうだったバラ。
私たちは、何か、決定的なゴールというか…
到達点というか…
「これが最後」とか「これさえ済めば」という地点を、
求めてしまうことがあります。
そのとき、「その先」という発想はもちろんなくて、
「到達の観念」のもとに、物事を考えています。
到達したからには完了、「静止」するというわけです。
あるいは…
人生につらいことが多かった場合には、休息を求めて、
「完全なる安らぎ」や「解放」を求めるということがあります。
こちらの後者の考えは、私にも経験があります。
安らぎや、お休みを求める気持ち。
でも、実は「静止」と「活動」が２つに分かれてなどいなくて、
「動きながら休む（止まる）」ことができるのだとわかると、
それらの希求も、不必要になるのです。
この場合の「動きながら休む」というのは、
“体”を動かして行動や活動をするという意味ではなくて、
意識、心の働きのことなんですね。
意識は「停止」※をしないし、
（※私たちの観点から見てそのように見えていることはあっても）
その活動にここが最後という地点もないからです。
ところで、
安らぎを「自分のなじんだ安全」に置き換えて解釈してしまうと、
「挑戦しながらの安らぎ」という発想を得ることも、
それを経験することも、できなくなってしまうんです。
その「安らぎ＝自分のなじんだ安全」という観念の中では、
日々が“安らぎ”に満たされているはずであっても、どこか退屈です。
悪くない。たぶん、幸せ。
でも毎日がなんとなく、説明のつかないむなしさがあって、
まるで「生きながら死ぬ」ことになるのです。
何かが悪いわけではないのになぁ…どうして？
安定しているのに…きっと幸せなのに…
なぜ、なんだか気力が出ないんだろう、
どことなく、空気がもれていく風船のような感じがするのだろう？
と、こっそり悩みます。日々の生活は続けながら。
先述のように、意識は「活動」していて、新たな動きを創ります。
そういう性質のものです。
ですから、「安全であること、自分が描いた安らぎという枠」の中だけに、
自分自身を閉じ込めていると、そこから出ないようにしていると、
あなたを「何かほかのことへ」誘導する動きがやってくるのです。
多くの場合、私たちはこれに抵抗しますよね（笑）
やってきた波に果敢にのるサーファーのように、
さっと、その動きと「共にある」ことができればいいのですが！
「いや、でも…」
と考え、それが「現状」を壊す理由をいくつも思いつき、
「この安らぎを手放すなら、そんなことはしない方がいい」と思います。
ところが、
その“安らぎ”に内心あきあきしてきているのもまた、自分なのです。
ここで、自己は、気持ちの上で分裂してしまうことがあります。
波に乗りたい、チャレンジしたい、あたらしい世界を見たい自分と、
じっと、安全ゾーンの中で膝をかかえ、
自分の「退屈」な気持ちをなだめることに長けてしまった自分とに。
「人生、先が見えた気がするなー」
「これ以上、面白いことなんて何もないんだろうな」
「私は自分の身の程を知っているから～」
そう、リラックスしてほほえむ自分が、かすかな疲労を感じています。
これでいいんだ、と自分に言い聞かせるけれど、
「生きながら死んでいる」感じがします。
もし、こんな感覚があるのなら…。
あなたの年齢がいくつであっても、
生きながら死ぬのには、いつでも、まだ早い。
ということを思い出してください。
それは、「いつも何かを目標にしてなきゃいけないよ！」とか、
「興味津々でアクティブに活動してなくちゃダメ！」とかの、
意味ではありません。＾＾
あるいはまた、情動が激しく動いていなければならない！
という意味でもありませんからね。
そんなことではなく、
かすかなものであっても、いつも、あなたの内側に起こる動き。
それは、
他の人にも同じことをささやいているわけではなくて、
あなただからこそ「面白いな」とか「やってみたいな」と思うことを、
教えてくれています。
そして、そこには必ずといっていいほど、
現状からの大ジャンプ（無茶なこと）ではないものの、
何か、あなたが「ちょっと怖いな」と感じることが含まれています。
つまり、新たなチャレンジです。
だけど、よくよく考えると、
それは「新たな」ことでありながら、より「あなたに返る」チャレンジで、
前に進んでいるようでいて“元”に戻って行くような、不思議な旅。
あなたが、あなた自身に向かって、また一歩、歩みを進める。
それは、この世界では、あなたが新しいあなたを発見し、
新しい経験を迎えることになる。
「生きながら死ぬのには、いつでもまだ早い」。
人生に終わりはあるけれど、あなたという存在に終わりはありません。
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