☆前回の記事☆に続き、「見えないヘルパー存在」の話題です。
タイトルは、「タルパや人工精霊は?ヘルパー存在の分類考察」。
「タルパ」や「人工精霊」がネットを通じて有名になっていると聞いて、
それについても言及したいのであえてタイトルに表記しました。
知らない方はこちらもご参考に。↓
●「トゥルパ」ウィキペディア
すごく簡単にいうと、自分で作る「見えない存在」といったところです。
私はタルパについては、昔仕事でご一緒した海外のヒーラーの方が、
講義中にチベットの話として言及したことがあるので概念は知っていました。
また、想念形態(英語ではthought form)についてはよく知っています。
ただ、「人工精霊」とはどのように違うのかをあまり把握していません。
調べてみると、タルパと同じ意味で使っている方もいらっしゃるようなので、
そんなアバウトな感じで捉えています。
また、これから私が書くことは、私自身の見解です。
あなたにとって違う解釈の方がしっくりくる場合や、
他のことがひらめいた場合には、ご自身の考えを大切にしてくださいね☆
さて。
スピリチュアルな分野に興味をお持ちの方だと、
呼び方は多種多様あるものの、
ご自身の「ガイド」とか「守護霊」とか「指導霊」とか「守護天使」とか…
一体どんな「見えない存在」と関わりがあるのだろうか、
ということに興味を持つ方もいらっしゃるでしょう。
私からすると、特定の呼び名を当てはめることは適しておらず、
人間や地球に関与している存在も、その目的も、多種多様ですので、
人と関わり協力している存在のことを、
まとめて「ヘルパー存在」と呼んでいます。
私たちにとって一番わかりやすいのは、
宗教的に「神の使い」とされている天使だとか、
人間をいつも見守り導いている存在がいるという概念ですが、
実際は、その個性も目的も、様々にあると私は認識しています。
「見えない存在だからといって皆が協力的である」ということはないですし、
「見えない存在=こういうものである」という方程式は成り立ちません。
そして当然のことながら、ひとりひとりのエネルギーによって、
ご本人がどんな存在と関わることになるかということは変化します。
双方のメリットになるあり方…それぞれがそれぞれを補完し合ったり、
必要な経験ができたり、という風にエネルギー的に引き合っています。
なお、「守護霊」のような呼び方からよく連想されがちなことですが、
「人間の経験をしたことがあるヘルパー」
(ご先祖様や、自分の別の人生、巷でいう過去世や前世などの存在)
のみを想定している方もいらっしゃるかもしれません。
でも、実際は、人間の経験をしたことがない存在も、
ヘルパー存在として私たちに関わっています。
そういうわけで、もし、
ヘルパー存在についての「観念(こうだと信じていること)」があったら、
この機会に見直してみると面白いと思います。
それから…
ヘルパー存在の気配を感じたり、認識するようになった場合でも、
多くの方が悩まれるのが、
「これは自分がつくっているのではないか?」
という疑いではないでしょうか。
すべてが自作自演で、そんな存在は本当はいない。
自分の妄想である。
という可能性を考えるのではないでしょうか。
それについて説明するのにちょうどいいかな、
と感じたのが、「タルパ」の話です。
今回話題に取り上げている「タルパ」は、
元々自分で創っている、という前提からスタートしています。
ところがタルパを実践している「タルパー」さんのサイトを拝見すると、
だんだん、タルパがタルパ自身の意思を持つようになったり、
自分の考えもつかない返答をするようになったり、
自分の設定した個性とは違う個性を持つ、という興味深い話があります。
これは、タルパの出どころが、
「自分でふだん認識していない潜在意識だからだよ~」
で、済ませることも可能でしょう。
ただ、タルパをつくる際にも、自分自身でつくる「創造型」と、
いつの間にかいたという「邂逅型」があるというのです。
私がタルパーさんたちのサイトを拝見した範囲内でも、
「ご本人はタルパと捉えているけれども、タルパではないなぁ」
と、気づく場合がけっこうあります。
「邂逅型」の場合は、その確率はかなり高いです。
(※あらかじめ一緒にいたヘルパー存在だったり、
タルパという概念を持ったことがきっかけで、
ご本人の召喚によってやってきた存在だったりするということです。)
逆に言えば、ヘルパー存在や見えない存在がいると認識することを、
普通ならば「そんなものいるはずない」と拒否してしまう方でも、
「自分の想念でつくったタルパなんだ♪」
と、捉えることでハードルが下がるというか、抵抗がなくなるというか…
そんな効能があるのだなぁと感じています。
それから、「タルパ」としているものが、ご本人の、
「サブパーソナリティ(副人格)」
であるということもあります。
この場合は、まさに自分自身の普段発揮していない部分だったり、
抑圧している部分だったりという、
やがて統合されていくであろう性質と、会話していることになります。
その「キャラクター」が別に何人いたとしても、不思議ではありません。
セラピーで言う「インナーチャイルドワーク」とも似ています。
それからもうひとつは、チベットの伝承のように、
自分で「想念形態」を作る場合。
そもそも「想念形態」とは、日頃私たちが沢山生み出しているものですが、
あるものに対して、どのくらいエネルギーを注ぐかによって、
その対象が実体のように動き回れるエネルギーを持つかどうかは決まります。
想念の世界には、様々なものが存在します。
たとえば、世の中には「悪魔」が存在すると信じている人もいますが、
悪魔というのは人間の想念が作り出したものです。
それを信じる人々のエネルギーが強ければ強いほど、
“想念体”としては認識できる、という理屈になります。
とはいえ、その想念体には「実体」がないので、想念と波長が合ったり、
その想念をリアルであると捉える人以外には、効力を持ちません。
そのように考えると、「天使」も十分、
人間の作り出した想念体である可能性はあるのですが、
私自身の経験からすると、人間が天使と見なした「元々あった存在」と、
宗教的なイメージの天使とがかけあわさって、
現在の天使のイメージができていると考察しています。
ここで話を戻しますと、
普段からたくさん、私たちが無意識につくっている想念形態ですが、
そこに込められる思いや感情、関心のエネルギーが大きいと、
それはより「リアル」になるということです。
最近の記事では◆「エネルギーと意図のカンケイ」にも書いた通りです。
だからといって、あなたが“創造したもの”だから、
それは全く存在しないのかというと、そんなことはありません。
一度創造したものは、永遠に存在し続けますから、
それ自身が個性を持ってさらに何かを生み出したとしても、
これまた不思議ではないのです。
「創造主」が創造の能力を持つのと同様、
私たちにも「創造」の能力があり、
私たちが創造したものにもやはり、「創造」の能力がある。
すべてが「創造主」そのものであるというホログラフィックな関係です。
最後に、ヘルパー存在の「見え方」について。
以前、こんな風に、夢に登場した大天使ウリエルの姿を描いたことがあります。
(クリックで拡大します↓)
そのとき夢に、人の姿で登場したのが珍しかったから描いたのでしたが…
◆当時の記事は☆こちら☆
私たち人間は、「視覚」や「物体として形のあること」に頼りがちなので、
どうしても、「姿がどのようか」という認識で相手を捉えようとします。
ヘルパー存在についても例外ではありません。
どんな風に見えるか。容姿は。形は。
そこに関心がいくのではないでしょうか。
でも、相手の存在によっては、「自分の姿」を持っていたり、
特定のイメージを見せることができる存在もおりますが、
たとえば私たち人間にとって不慣れな姿だったり、
そのままではショッキングな姿だったり、
あるいは形を持たないエネルギー的な存在だったりすると、
「私たちが自ら、自分の知覚や知識に当てはめたフィルターをかけて」
自分にちょうどよいように感受することもあるのです。
すると、ある人にとっては「りりしい青年の姿」とイメージを受け取ったのに、
別なある人には「なんだかヘビみたいなウロコのある…生物に見える」
と、同じ存在が見えたとしても、不思議はないのです。
そのように、「見え方、知覚の仕方」には、
それぞれ当人のフィルターがかかっているということを覚えておいてください。
その意味では、私たちはすべてを
「自分自身で、自分ヴァージョンの仕様で創造している」のです。
書きたいことが多々あったのですが、なんとかまとめてみました。
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