BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

不平不満を減らす方法

今回は「不平不満を減らす方法」というお話です。


関連する過去記事に、

「愚痴や不平不満の活用法」

がありますので、未読の方はこちらも読んでいただくことをおすすめします。

今回は、その記事内容とテーマは共通していますが、

また異なる角度からお話しします。



 
エビネラン。


「不平不満を言ってはいけない」

「すべてに感謝すること!」

…なんて言われても、心の中で起きる思いはどうしようもない、

と思ったことはありませんか。


精神世界やスピリチュアルの分野に興味のあるあなたは、

すでに、「与えるものが受け取るもの」

つまり、あなたの送り出すエネルギーが、返ってくるエネルギーとなる

ということは理解していらっしゃるかもしれません。


だから、なるべくポジティブなことしか発信しないように…

意識的に、ポジティブなエネルギーしか送らないように…

と考えるのですが、そんな風に生きられたら話は簡単ですよね!


でも、心の中で相対するであろうあなたの“ネガティブ”なエネルギーを、

あなた自身が恐れるようになってしまったら困るのです。

自分の一部を恐れて、自分に目隠しをしてしまうようなものだからです。


あなたにとって「都合が良くても、悪くても」、

あなたの内面に起きている動きを良い・悪いの二極で裁かないでください。


こんな自分ではいけない!

こんなことを感じたら・思ったら、いけない!

そのように「思い込むこと」こそがあなたを縛り、苦しめます。


このことをご理解いただいた上で、

今回の「不平不満を減らす方法」をお話しします。



あなたが何らかの不平不満を抱くとき、

あなたは「自分の望む通りに相手を(世界を)変えようとしています」


直接、対象にその気持ちを表明するか否かは別としても、

不平不満を抱いたときのあなたは、

ひとまず何かを「気に入らない」と、感じていますよね。


あなたがそう思った、そう感じた、それ自体はOKです。



では、自分がそう思ったことを相手に言い聞かせたり、

次のときのために知らしめようとすると、どうなるでしょうか。


あなたがニュートラルに、特別な感情をまじえずに、

誰かに自分の意見や感想を表明しても問題はないでしょう。

(相手がどう反応するかはケースバイケースですが。)


ただ、「不平不満の気持ち」が動機になって何かを伝えた場合は、

あなたのエネルギーを費やす割に、「得られる結果」は芳しくないでしょう。


なぜでしょうか。


そう、すでに述べたように、

あなたは自分の内ではなく「外を変えようとしている」からです。



ここで、思い出してください。

外に見える「世界」…あなたの経験という現実は、

すべて、あなたの内側から投射されているものなのでした。


現実とあなたの内面とに「境界はなく」、

あなたは、あなたの意識の中にある世界を経験しています。


「外を物理的に変えようと頑張るとき」

それはこの世界では一定の効力を持つように見えますが、

あなたがその物理的変化をきっかけに「自分の心を変えない限り」、

物理的な変化も「根本的な解決にはならない」ということになります。


いかに現実の出来事がリアルであっても、

元にあるのは、いつだって「自分の意識」なのです。



ですから、

自分の意識の状態を棚上げして「相手」や「状況」に不満を持ち、

彼らを変えようとか修正しようとかしている場合、

あなたは「原因を無視して結果を何とかしようとしている」状態なのです。


まるで自分のつくった映画の上映を見て文句を言うようなもの。

「スクリーンに映し出された映像に交渉する」というくらい、的外れなのです。

けれども、私たちはこれを頻繁にやってしまいますよね!



「自分は何者なのか(本当の私)」を思い出す、ということは、

あなた自身があなたの現実の主である、と認めることです。


自分で選べるということを思い出していないから、

「外に不満を述べ、外を変えようとします」。


あなた自身の意識の立ち位置を思い出せば、

不平不満を訴えて相手を変えようとすることににエネルギーを費やさなくても、

「自分の望む現実を認識し、それを選び直すこと」の方へ、

エネルギーを使うことができます。



ここでひとつ、さらにヒントとなるお話をします。


私たちが他者を変えようとして力を費やすとき、相手との「違い」や、

「合わない」と思うことへの罪悪感が動機になっていることがあります。


「みんなと『仲良く』しなくていい」


という記事で書きましたが、

ある人や状況があなたと合わないとか、異なっていると認めること自体を、

「悲しいこと、いけないこと、失礼なこと」

…と考えていると、

自分が我慢するか、相手を変えるか、どちらかの選択肢しかなくなります。


相手をそのままそっとしておいて、

自分は自分の現実に集中する、ということができません。


「一緒に」、「直接関わって」その人と足並み揃えなればならない、

理解しあわなければならない、そう考えてしまうのです。


その結果として、

「相手も、自分も変えようとする苦しみ」に陥ります。



そんなとき、あなたの心は「不平不満でいっぱいになり」、

そんな自分を嫌いになるし、

自分をそんな気持ちにさせる相手のことも嫌いになってしまいます。


さらに、あなたは「気に入らないことがある!」というエネルギーを送り出し、

不本意に「気に入らないことがある現実」も持続させてしまいます。


言うまでもなく、ここで自身の気持ちを偽って、

「気に入らない相手や状況を好きになろう!」

などの形で無理に“ポジティブな上書き”をしようとすると…

あなたの心は分裂してしまい、かえって大変なことになります。


まず、理解していただきたいのは、

「あなたに好かれる必要・評価される必要がある相手などいない」

ということです。

あなたが誰かを好こうが嫌おうが、評価しようがしまいが、

すべての存在には価値があって、そのことは変わりません。

まずは「義務感」の荷を降ろしてください。



あなたは、あなたと合わないものにエネルギーを注がなくていいです。

興味深い表現かもしれないけれど趣味ではないアートを見たときのように、

ただそれはそれとして、「自分の興味のある物事へ」意識を向け直してください。


あなたの好きでない様式のアートをこの世界から撲滅させようとか、

その作品を創ったアーティストに徹底して抗議しようとか思わないでしょう?

だって、あなたはあなたの気に入る表現を選べばいいからです。



「でも、そのたとえはわかるんだけど、

生活に密接に関わってくる相手や状況に不満があるんだもの…」

と、思う方もいらっしゃるでしょう。


その場合でも、やはり同じなのです。


あなたが「問題」に集中して、相手や状況をどうにかしようとするとき、

先のたとえのように、

あなたは「あなたのエネルギーを操縦すること」を忘れています。


あなたが、自分の現実の主です。

「あなたの意識の舵」を取ってください。

注ぎたいところにエネルギーを注げるのだということを、思い出すのです。


あなたの心を楽しくさせるもの、生きる価値を感じさせるもの、

興味が湧いてきてやまないものに目を向けてください。


そこに夢中になっていると、「不平不満」は薄らいでいきます。


これは「無理矢理のポジティブ志向」ではなく、自然な作用です。



するとあなたの発信する意識エネルギーは、

「満足」や「幸福」、「よろこび」のエネルギーになり、

あなたの現実はいつのまにか、それを反映するようになるのです。


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