BEATS AND LOVE

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人間のままでいいんだよ(神になろうとする必要はない2)

今回は、「人間のままでいいんだよ(神になろうとする必要はない2)」

というお話です。

昨日の記事に引き続き、今回のテーマもやはり過去に、

「神になろうとする必要はない」というタイトルの記事を書いていますので、

「2」ということにしました。



昨夜の月。



精神世界の修養では、よく、「エゴ」を問題視します。

それをそぎ落とし、黙らせ、精神を浄化し、神に近付こうとする…

そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。


でも、エゴもまぎれもなく「自己」の一部です。

それ自体に問題はありません。



人間は、あまりにも自分たちに厳し過ぎるなぁ、と私は感じます。



“エゴ”が暴走するように見えることがあれば、それは、

自分自身を締め上げすぎているだけなのに。

「つらいよ!」という反動が「エゴの暴走」になるのです。


誰も、生まれつきエゴイスティックな人間なんていません。


傷ついているから、不足を感じているから、怖いから、

“エゴ”は自分の身を守ろうと必死になってくれているのです。



自分の中にあるものを、嫌う必要なんてありません。

あなたの中に、「悪い」ものなんてないのです。



魂であり、存在そのものであるあなたは、

あえて今「人間」という体験にフォーカスしています。


それは心躍る、あなた自身の望んだ冒険です。


せっかくそんな貴重な経験をしているのに、

「神になろうと」しないでください。



たとえば、「すべての人間を愛さねば」なんて、

そんなことを自分に課さないでください。


人間であり個性あるあなたは、

あなたに合う人、合わない人、

好きな人、好きになれない人にも出会うでしょう。


それでいいのです。それは必要なことでもあるのです。


愛せないものを愛そうとするよりも、

もっと簡単な道を選んでください。


すなわち、あなたが自然と愛せるものを認めるのです。



あなたが誰かを愛すると、その人に関わる色々なことが愛しくなります。

今まで自分と関わりを持たなかったその人の生まれ故郷、

育った町、年代、思い出、好きな食べ物や趣味…色々なことが、

あなたの人生の中で愛しいものになっていくのです。


あなたが、ある動物を深く愛した経験があるなら、

その動物と同じ種や、似た動物や、その動物が食べる自然界のもの、

生息地、そういったすべてが愛おしくなります。


「努力」しなくても、どんどん、今までとは違った意味を持つんです。


愛とは、自然に拡大していくもの。



私たちは、「エゴ」を統制しようとする必要はありません。

それは、自然の一部です。

私たちがこの経験をするために持っている機能です。


「すべての人を愛そう」なんて無理しなくても、

あなたはすでに心に愛を持っていて、

自分の日常で向けられる範囲で、それを発していることでしょう。


地球全体を守れるあなたではないかもしれないけど、

ネットで見かけただけの海外の人の無事をふと気にしたり、

旅先で関わった誰かを思い出し、その幸せを願ってみたりもするでしょう。


そんな風に、自然発生している「愛」を認めてください。

全人類を愛すべく、努力したりはしなくていいから。



あなたは気づいているはずです。

たとえ人を激しく憎むようなことがあっても、本当はあなたは、

その人を愛しく思う部分も根底には持っているということを。


あなたの心の枷になるような厄介な相手がいたとしても、

その人が無心にものを食べているところや、

心をゆるしている人に思わず笑顔を向けているところ、

もし、その人の生活を遠くから「見守る目線」で眺めてしまったら、

あなたはきっと「憎みきれない」自分の心に戸惑うのではないでしょうか。


誰かの、生まれたての産声をあげた姿や、

無垢な目で世界を見回していた幼い姿、

それを目の当たりにしたら、気持ちは変わってしまうのではないでしょうか。



誰もが、根底にある愛に本当は気づいていて、

その優しい心をどうしていいかわからない。


私たちは人間だから、神のようにはなれない自分を、もてあます。



でも、それでいいのです。


あなたの揺れ動く心も、

自分を守ろうとするときの「エゴ」の働きも、


なんて味わい深い、貴重な経験なのでしょうか。


間違ってもそれを「責める」ことはせず、

その代わりに、透明な目で、あなたの経験を慈しんでください。


それこそがあなたの望んだことです。


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