こんにちは~。
今日のテーマは「より大きなヴィジョン」です。
昨日ご紹介したドラマ『イニョプの道』の中で、(記事は☆こちら☆)
貴族の娘という身分だった主人公イニョプは、
策略によって父が濡れ衣を着せられ逆賊として処刑されたことを機に、
下女の身分になり、かつて友人だった貴族の家の下女として働きます。
はじめ、この現実に直面したイニョプは、
失意の中にありながらもこれまでの観念を捨てないまま、
貴族として毅然と振る舞おうとしたり、
周囲の人々の手の平を返したような態度に怒り心頭になったり、
それでもどうにもならないということが身を持ってわかると、
「私を助けて!」とばかりに、誰かにすがろうとしたりします。
具体的には、ドラマの中では、下男の頭であるムミョンに、
私の体をあげるから殺してくれと懇願するのです。
結局、その望みもはねつけられたイニョプは、やがて、
ムミョンの「すべてを捨てて生きろ。生きなければ敵も討てない」
という旨の言葉に、生きる決意をするのですが…。
ここまでドラマチックではなくても、
私たちの人生の中にも、本質的にこういうことは起きています。
自分を無力であると感じているとき、
「私を助けて!」という思いで、誰かにすがろうとすることがあります。
あたかも、その力がありそうに見える誰かに。
あるいは、あなたに不快感や無力感をもたらしたように見える人物や状況、
世の無情や、無理解な外界(現実)に怒りをぶつけます。
そのとき湧き起こって、あなたが叶えたがっている仮の望みは、
それまで学んだのと同じ安心や、目先の安寧に向けられていて、
でも実はそれは周囲や人を操作することで得られる、
偽物の「満たされた感じ」にすぎません。
しかもそれを持続させるためには自分自身の魂を切り売りし、
エネルギーを消耗し続ける、ということに気づかないふりをするのです。
ですからこの場合、
それがあなたの望む通りの形では叶わないということが祝福です。
よりどころは誰かほかの人、外の何かということになれば、
それらが人生の目的のようになり、自分自身の人生を生きられません。
目先の願いのもっと先を見るなら、その視点に立つなら、
今すぐ手に入らないものがあっても、
否定的に見えることが起きても、
大きなヴィジョンを失わず、その像を心に描いたまま進んでいくことができます。
人にはそれぞれ、容易に陥るパターンというのがあって、
その内容はひとりひとり異なります。
あなたがもし仮の安心・平安を得ようと苦心していることに気づいたら、
その奥には一体どのような考えを持っているのか、自分に問うてください。
または、エネルギー的にそれを観察してみてください。
そこには、あなたがあなた自身を無力だと思っている部分が隠れています。
外の人や状況を操作して、
これまでに慣れ親しんできた形で何とかしようとしているのがわかるでしょう。
決してそれが真に楽な方法ではないとしても、
あなたにとってなじみのあるやり方だからです。
より大きなヴィジョンに立ち返ってください。
どんな出来事も、あなたを苦しめるために起こっているわけではありません。
よりよくするため、あなたを真に助けるために起こっているのです。
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