私たちは答えを導き出すために、何かと何かを繋げようとする。
それを「理由」と考えようとする。
たとえば、
Aの食品を毎日食べたグループは○○の数値が上がり、健康になった…
「健康なのは、Aを食べているからだ」などの結論付けもそうですが。
AとBという物事を関連付けようとしている、「自分の意図」が先にある。
このことを自覚することなしにAとBとを繋いでしまい、
それが「外にある」その通りの事実だと思い込むことがあるのです。
あの人が○○なのは、△△だからだ。
私が□□なのは、××のせいだ。
これが△△なのは、□□だからだろう。
複数の物事を繋げて答えにするのですが、
それらの結び付けは、あなたの意識の中で行われます。
あなたが意識の中で、ある物事とある物事を繋ぐ。
これはこうだからだと関連させて方程式を組み立てる。
すると、それがあなたの現実の答えになる。
このことに、意識的でいてください。
というのも、私たちは不用意に、
自分がそう信じたくはないことを「繋ぐ」からです。
そしてそのままの答えを外に見てがっかりするのです。
たとえば…あなたが心の中で、あるいは口に出して、
私が○○(あなた自身の望まない状況や状態)なのは、△△だからだ!
と、2つの物事を繋ぐとき、あなたはあなた自身が、
△△という要因のせいで、○○が起こっていると考えている。
2つを、自分の中で結び付けている。
ということを明らかにしています。
そして、その2つを繋いでいるので、
○○を望む状態に変えるためには、
要因である△△を「もっと」理想の状態にするとか、
何とかして手にするとか、達成するとか…
そういうことが必要だと考えるのです。
心が欲するもの、感じたいもの、望むそれに直接意識を向けず、
本来は無関係なもの、あるいは二次的であるはずのもの、
理由、要因、手段などを重視し、そちらに意識を向けているのです。
あなたの中では、十分「筋の通った」やり方になっているはずですが。
それ、本当に、絶対的に、必要ですか?
あるものとあるものを「繋ぐ」とき、それをあなたの現実にしたいですか?
あなたが「必要」と考えていることや、必要と思ってしていることを疑ってください。
あなたが「こうしなければ、こうなれない」というように、
繋げている物事をばらばらに分解してください。
それぞれを独立したものとして眺めてみるのです。
今までのように相関性のあるものとして、ではなく。
なぜなら、それらを結び付け、その意義を与えたのはあなただからです。
そして、改めて、
自分がそれとそれを繋げ続けたいかどうか意識的に決めてください。
方程式を点検するのです。
この先もこの方程式を信じていたいか…そうすることが楽しいか?
そうでもないな。
これは、不要だな。
他の現実が見たいな。
そう気づいたとき、あなたは別の現実へと舵を切ります。
こんなたとえ話をイメージしてください。
「ねぇ、君はなんでいつでも足踏みをしているの?」
「私は、幸せになりたいから足踏みをしているの!
やめるわけにはいかないんだよ、私は本当に幸せになりたいから。」
この人の中では、幸せになることと足踏みが何らかの形で結び付いて、
それを信じているのです。
「ところで君は、足踏みをすることは楽しいの?足踏みしていると幸せなの?」
「いいえ、ちっとも。ずっと足を動かしてなきゃいけないし、疲れるよ。」
「ならば、たった今、足踏みはやめて、
君自身が楽しいことや幸せを感じることをしたら?」
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