こんばんは。
この間また亡くなった後の方をご案内する体験があったのですが、
今回のエピソードは、普段とは違うある点が印象的でした。
そのエピソードを、これから書きます。
初めての方は、リンク先の記事も読んでいただくと説明があるのですが、
私は眠った後の夢の中で、亡くなった方をご案内していることがあります。
この場合の亡くなった方とは、何らかの事情で、
意識エネルギーの一部があるところに留まっている方、
迷われている方、思い残しが強すぎてそこにこだわっている方…など、
サポートが必要な場合の方であることがほとんどです。
ご案内は、私ひとりだけですることもまれにありますが、
「ヘルパー存在」の同行を含め、2、3人やそれ以上が一緒に行うこともあり、
相手の状態に合わせて、そのやり方もさまざまです。
(この話題は、☆霊的な話☆のカテゴリに、他の過去記事があります。)
さらに、こういった活動は、私としては意図して行っているわけではなく、
☆スピリチュアルカウンセリング☆のお仕事をするようになるずっと前から、
自然と、しかし度々、起こっていたことでした。
また、自然と起こることだからこそ、
普段はこうしたことを意識して生活しているわけではなく、忘れています。
眠るときもそうです。
どのくらい忘れているかというと、この間の記事で書いたエピソードの内容も、
今リンクを張るために読んではじめて思い出すくらい。
そんな感じなので、俯瞰して見ると頻度としては定期的に起こることなのに、
この体験が起こった後はいつも、自分では「唐突だった!」と感じます。
この間も、そうでした。
☆☆☆
その日の、それまでの夢の内容は、わりとのどかなものでした。
海がある場所で、ビート版のような小さめのサイズのボードに、
ボディボード?のように乗っかって、波乗りを練習してみたり……
ゴムボートに乗って少し先まで行ってみたり……
と、海で遊んでいる様子の夢でした。
途中から、そろそろ引き揚げようということで、
海の見える宿らしきところへ、戻りました。
そこの窓からは、さっきまで遊んでいた海が見渡せます。
その宿は相部屋のようというか、合宿所のようというか……
大きめの部屋にベッドがいくつかあって、
何人もが一緒にいられるようになっていました。
こちらの現実とは違って、男女混合でも誰も気にせず、
みんな思い思いに荷物を置いたり、横になったりとくつろいでいます。
私も、一緒にいた仲間も、
海の見える窓の前のベッドに荷物を置き、ごろっとしていたのですが、
私は寝転がっている体に痛みを感じて、体を回転させてみると……
なんと、男性が私の体に噛みついて、くっついていたのです。(´д`lll)
かじったまま、ひっついている。わー、びっくり。
私がその男性を引きはがすと、
その男性は、壁とベッドの狭い隙間にささっと入っていきました。
全体的に暗い色の影を放っている男性で、反省の様子は全然なく、
こちらを向いたままじっと隙間にしゃがんでいます。
20代か、もっと年をとっているにしてもせいぜい30代前半くらいに見えますが、
この男性は亡くなっている人なので、年齢はあてになりません。
(亡くなった後は、様々な年齢時の姿をとることがある。)
☆霊的な話☆の過去記事を読んでいただくと他の例もあるように、
亡くなった方といっても、いつも話が通じる方ばかりではありません。
相手の方の状態が、ただ単に、意識が朦朧としていて…という場合には、
その方の心を呼び覚ます状況を作り、ヘルパー存在とともに、
その方の知っている登場人物の姿をとって演技をすることもありますが、
もっと難しいのは、暴力的・攻撃的になっている上に、
自分の心の中で作った闇の世界にぴたりと閉じこもっているような場合です。
今回の男性の状態もそうですが、そういう場合、まずは本人のためにも、
「実力行使」と言いますか、いったんその動きを抑えてから、
しらふに戻ってもらうための、必要な措置をする、ということがあるのです。
この世界で言えば、暴れていて本人にも他者にも危害を加えている人を、
警察がとりあえず押さえる、というのに似ているかもしれません。
そういう霊さんが相手のとき、私は突っぱねる態度になるときもあります(^_^;)
いつもいつも「あなたを愛で包みましょう~♪」みたいな感じではだめで…
意思疎通ができない状態の攻撃的な相手のときには、
エネルギーの勢いは、しっかり保っていなければならないんですね。
要はエネルギー同士の交流ですから。
まぁ、それに加えて、
あちらで出る私のキャラもあるかもしれないですけどね!?(苦笑)
今回、この男性に何とも言えない鼻持ちならない「気」を感じた私は、
逃げ込んだ隙間からこちらを悪びれず見ているその男性を、
思わず「このやろう!」と言いながら、力ずくで引っ張り出そうとしました。
(こんなキャラですみません。)
ところがそのとき、一緒にいたヘルパー存在が、目視で私を止めたのです。
連れて行ってはだめということ?と、私が男性に対する動きを止めると。
とことことこ……
男性の座り込んでいた狭い隙間というか、男性の体の間から、
白い犬が出てきたんです。
体の大きさは小型犬で、白い巻き毛の犬でした。
白い巻き毛といっても、汚れてべたべたして、
きれいだったらそうなんだな、とわかる様子でした。
私は、一瞬、犬が飛びかかってくるだろうか?と警戒したのですが、※
(※私は昔出会った野良犬や、誰かの愛犬をなでさせてもらったりした程度しか、
犬とのふれあい経験がありません。怖いとか苦手ということはないのですが、
まだ猫の方が気軽に交流しやすいというか馴れていて、犬はそうでないのです。)
その犬は攻撃的な様子はなく、私がなでると、話し始めました。
夢の中では、動物の「声」を聞くことはよくあります。
甲高い女の子みたいな声で、犬はしゃべりました。
犬「あのね、私はドリっていうの。」
私「そう。ドリは、男の子?女の子?」
ドリ「オトコノコ。ドリは赤ちゃんを2回産んだの」
ドリは「オトコノコ」と言いましたが、私はドリは女の子なんだな、と気づきました。
入ってきた情報によると、ドリが産んだ中には女の子の子犬がいて、
ドリはイメージでその子犬を見せてくれていました。
そうやって、人懐っこく話しかけてくるドリを、
私のしゃがんだ膝の上にのせるようにしてなでていたら、
ドリの喉もとからお腹の方にかけて、破れ、裂けていることに気づきました。
私は思わず、そばにいた仲間にそれを※
(※後で説明しますが、このメンバーは犬好きな人でした)、
「ドリの……お腹見て!」
と、見せて、とっさに腕で抱えるようにしてヒーリングを始めました。
思わず、涙をこぼしながら。
ドリは、
「犬のなんとかかんとか病っていうの(病名はよくわからなかった)。
ずっと、そうだったんだよ。」
と言います。
かなり長い間、その病気のまま生きていたことがわかりました。
私が見た様子は、エネルギー体の様子なのかもしれず、
現実の病気としてはどのようなものだったのかは不明ですが、
エネルギーとしては、喉元からお腹にかけて完全に破れて裂けていて、
毎回、食べ物を飲み込むときにさぞ、つらかっただろう……と感じました。
でも、ドリはずっとそのまま、手当を受けることはなかったのです。
だんだんわかってきたのは、
ドリはあの男性の飼い犬で、男性に虐待的な扱いを受けていたのに、
亡くなった後も、男性のことが心配で一緒にいるのだということでした。
ドリと男性が何かの事情で同時期に亡くなったのかどうかまではわかりません。
動物は実は、亡くなった後はスムーズに移行することが普通なのです。
ドリは、飼い主を心配するあまり、それをせず、この姿を「保って」いるのです。
飼い主と同じエネルギーのままでそばにいるために。
ですから、ヒーリングしながら、
「もう完全な姿になっていいよ」と、その思いをドリに流したのでした。
このエピソードからぜひお伝えしたいのは、
昔の言い伝えなどに、“動物の祟り”とか、
動物の念が復讐をするという話が出てくることがありますが、
それは人間の「後ろめたさ」や「罪悪感」、「恐れ」が投影され、
あたかもそうであるように体験されているだけだということです。
動物は、そのような感情でとどまるということはありません。
動物たちは、自分の魂を忘れていないので、
人間のように自分の思いに囚われて「移行できない」ということはないのです。
ただ、人間と交流していた動物、人間との絆を強く持った動物の中には、
その人間のことが心配だったり、相手の人間の気持ちが強すぎるために、
思いやりから移行を遅らせるということがあるようです。
ドリは、そうでした。
飼い主への、ひどい扱いをされた恨みによってではありません。
そうではなく、そんな風に傷んでいる飼い主の心を、亡き後も、
心配してそばに寄り添っていたのです。
☆☆☆
なお、動物が好きで、今動物と直接関わっていても、関わっていなくとも、
動物のために何かしたいと心から思っている人は、
こっち(別次元)でこのような活動を手伝っていることもあります。
睡眠中や、意識のフォーカスが別にあるときなどに。
今回の活動で、ヘルパー存在の他に協力してくれた1人の方も、
そういう背景の方でした。
犬を愛し、犬の扱いに慣れているその方の存在は、
その場で一緒にいるだけでエネルギー的にサポートしてくれていました。
普段から犬が大好きで、内心、犬を助けたいと思っている方のようです。
とはいえ、こちらの現実で生活されているときには、その方はまったく、
ご自分が夢の中でそういう活動をしているとは気づいてないらしいですよ。
☆追記…ドリのヒーリングをしながら、睡眠中の肉体でも涙を流していたので、
私はやがて目が覚めてしまい、飼い主の男性がどうなったかわかりません。
きっとヘルパー存在や他の方たちが必要な手助けをしたのでしょうね。
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