BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

多色な英語(+リアーナのインタビュー動画紹介)

最初、この記事では、みなさんご存知の歌姫Rihanna(リアーナ)について、
とあるテーマと繋げて書こうとしていたのですが…

引用したいリアーナの発言があって、そのソースとなる情報がどこかにあるか、
詳細を確かめておきたいと思いインタビューの動画を探し始めたら、
すっかり見入ってしまって予定の記事が書けませんでした!(笑)

でも、そこから感じることがあったので「多色な英語」についてお話しします。

 

アメリカのラップミュージックやR&Bが好きだと、
意外と日本国内のサイトでは情報が少なくて、自分で探す羽目になったりします。

もちろん私も、過去には専門の音楽雑誌を購読していたこともあったのですが、
自分の好みがはっきりしていると、その中の大半の情報はそんなに要らなくて…

インターネットで手軽に世界と繋がれる今となっては、
自発的に的を絞って情報をチェックした方が私にはちょうどいいみたいです。

中でもうれしいのは動画の存在で、
インタビューなどがネットに挙げられていると、日本で放送されていないテレビ番組のものでも見ることができます。

そのときに、アメリカで活躍しているアーティストなら当然英語を話しますが、これを聴くのがなかなか面白くて、はまっています。

☆☆☆

英語にも色々な種類や、特徴が存在しますよね。
たとえば、イギリス英語とアメリカ英語はけっこう違うということを、英語を使わない方でもご存知でしょう。

私はアメリカへ高校留学していたし、仕事上でもアメリカ英語が中心だったので、
たとえばハリー・ポッターを見たときにはハリーたちのイギリス英語が新鮮でした。
(友達がハリー・ポッターファンで、DVDを全巻貸してくれたことがあったのです!)

そしてまた、アメリカ国内の英語であっても、もちろん地域差などもありますが、
以前記事にも書いたように私はEbonicsと呼ばれる黒人英語が特に好きで、元々、その響きに惹かれてヒップホップに興味を持ったくらいです。

Ebonicsは、慣れていなければ聞き取りづらかったり、使われている単語の意味や表現すらわからなかったりするのですが、特徴を知ると、ラップや歌の歌詞もするするとほどけるようにわかってきます。

日本人からすると、アメリカに住んでいる人はみんな「アメリカ人」として、一様に同じ英語を理解し、話しているように思い込みがちですが、
日本にも色々な方言があるように、英語も色々です。

Ebonicsの音の部分に関していえば、私個人の感想では、
標準的とされているアメリカ英語がイギリス英語に比べ「流れるような発音」と表現できるとすると、
Ebonics(黒人英語)はリズミカルであること、まさにラップそのもののように音楽的リズムを持つことが特徴だと感じています。
ビートやリズムに乗るのが好きな人には、親しみやすいはずです。

そして今回、リリちゃん※のインタビューを聴いていたら、
彼女は中米バルバドス出身なので、イギリス由来の英語が公用語
バルバドスの特徴的な発音があることがわかります。
(※RiRiはリアーナの愛称。公式インスタグラムアカウントは「badgirlriri」!笑)

昨年から色々な人のインタビューを聞き漁っていた私は、つくづく、
“英語”とひと口に行っても、こうも多色な言語なのだな!と思いました。

「標準」とは、一体何か?
便宜上、何かを公式に「標準ですよ」と定めるけれども、
生きた言葉としてなら、どれにも相応の価値と実用性があります。

私はこういう「多色な」要素が好きで、それについて考えると楽しくなります。

ひとつに統一されるより、多くのものが共存できることが好きです。

☆☆☆

日本語が母国語だと、音の仕組みからして英語とは異なるので、
英語を練習するときに、発音に引け目を感じたり、苦手意識を持ってしまうことが起こりやすいのではと思います。
でも、それが「地」なのだから、堂々としていていいのです。

もちろん、私もどちらかというと凝り性なので、
英語を話すときには発音をきれいにマスターしたいタイプでしたし、
自発的に発音の練習をすること自体は、すばらしいことだと思います。

ただ、定められた発音や英語表現ができるということと、
「コミュニケーション力」とは異なる
ということも、覚えておきたいですよね!

言語としては決して上手でなくとも、
コミュニケーション力があってぐいぐいと自分の言いたいことを伝えられる人、
身ぶり手ぶりを駆使してでも「繋がる」ことができる人もいて、
私は、そういう人ってすごいな~と尊敬していたものでした。

私自身は、留学中は思ったようにしゃべれなくて、
やっと少しは慣れてきたかなという頃に帰国という状態だったために、
かえって英語へのコンプレックスを持っていた時期がありましたから、余計に、
「語学力はなくてもコミュニケーション力が優れている」
というタイプの人が羨ましかったのです!

でも、その頃よりもっと英語に慣れて、今になってはっきりわかることは、
「恥ずかしさ」や「正しく話さなければ」というプレッシャーさえ捨てれば、
より多くのことを成し遂げることができる
ということ(笑)

そしてまた、どんなに言語の壁があろうとも、
ただの人間同士としてヴァイブレーションの合う人や、
「聞く気がある人」とは通じ合いやすい
ということも、経験からわかりました。

これもやっぱりエネルギーのチューニング作業なんだな、と思います。

日本語でもそうですよね。
「同じ日本語を話しているのに…?言葉の意味は伝わるはずなのに?」
なんだか話が噛み合わないという経験も、起こり得ます。

コミュニケーションはエネルギー交換です。
本来は、ハート・トゥー・ハート。
実は言語は、“共通の記号”を用いることでより便利にしている……というように錯覚を起こしているにすぎません。

☆☆☆

さて、リリちゃんについては別の機会にまた記事にするかもしれませんが、
今回見ていたインタビューをご紹介して終わりにします。

アメリカで有名な司会者、オプラ・ウィンフリーのインタビューで、
2012年、リリちゃんが故郷のバルバドスにいるときに行われました。

これはマスコミにかなり注目されたインタビューで、
このインタビューの中で元彼クリス・ブラウンについて言及したから、という理由もありました。
(ちなみに私が探していたインタビューは、結局これではなかったんだけど!笑)

このインタビューの3年前、グラミー賞の授賞式の前日に、当時の彼氏だったクリス・ブラウンから口論をきっかけに暴行を受け、それがセンセーショナルに報道されてしまった、という出来事があったんですね。

オプラの質問に答え、その出来事をどう乗り越えたかということを語る中で、
クリスとの関係を振り返るうちに自分の父親との関係について思い至ったという、セラピー的な話題も出てきたりしています。
(リアーナの子供時代、お父さんはお母さんに暴力をふるうなど問題が多く、やがて離婚。リアーナは父親との関係を絶っていた。)

とはいえ、私はそこじゃなくて、この動画の最後のパートが好きでした。

リリちゃん自らが車を運転、昔家族で住んでいた家へオプラを案内するのですが、そのときの近所の人たちとの交流の様子がよかったり……

それから、リリちゃんがお母さんに「家」をプレゼントするというサプライズ企画。
お母さんや弟さんとみんなでいるときの様子が、なんだかとてもよかったのです。

そこでは「ロビンちゃん(本名)」の顔であることに、ほのぼのしました。

リリちゃんの、バルバドスアクセントの味わいにも注目してみてください!

Rihanna -- Oprah's Next Chapter 

それでは、Have a wonderful day!


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