BEATS AND LOVE

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エンキとエンリル、日本にも受け継がれている象徴

今回の記事は、まずは訂正から入りますm(_ _)m

前回、シュメールの文明と地球外文明について書いた流れで、先月旅行で訪れた太宰府の話題にもふれ、菅原道真公の祖先、天穂日命(あめのほひのみこと)」について書きました。

私は勘違いして天火明命(あめのほあかりのみこと)」の別名……と書いてしまったんですが、それは違うんですね。ごめんなさい、間違いです!
記事を書く前に確認のため、こちらの情報も参照していたのですが、
天火明命 - Wikipedia
「別名ではない」ということにはすっかり気づかず、むしろこのページ内の「字義」にある、『……このようなことから天穂日命の系譜、つまり天津神系の出雲神を源流としていることが伺える。』という点にフォーカスして勝手に納得してしまっていたようです。いやいや……。

この誤りに気づいてから後、正しい情報を勉強しましたが、それはそれで色々な疑問が湧いてきて収拾がつかなくなり、前の記事に補足や訂正をすることはあきらめて消しました。
読んでくださった方、どうもありがとう……記事の他の部分はともかく、この箇所はやり直しとなりました。

特に注意しなければならないのは……

菅原道真のご先祖、天穂日命は、出雲国造の祖神なのですが、元々の出雲族とは違うようだということです。
もちろん、道真の代に至るまでには、元々の出雲族と結婚し、子孫を残していったのだと思いますので、菅原道真に関しては「出雲族の出自だった」と言えると思うのですが。
そして、代は替わっても藤原氏にとって、出雲族は疎ましい存在だったでしょうから、道真の不当な左遷については、きっと出雲族の末裔であることも関係していたのでしょう。

(こういうことを知ると、消してしまった前回の記事に書いていた通り、思い付きで太宰府に行った福岡旅行の後、当初の計画では出雲行きを検討していたことまでもが不思議な繋がりとして感じられます。結局、移動時間の問題で沖縄へ行く旅程に決定しましたが。)

……話を天穂日命に戻すと、勢力を伸ばしていた天孫族が、出雲へ「国譲り」を交渉するために派遣したのが天穂日命だったのですが、天穂日命は出雲側に同化してしまい、3年待っても帰って来なくなったという伝承があります。
しかし、後に天穂日命は出雲の祭祀権を持ち、子孫は代々、出雲国造になるのです。
これに関して、実は天穂日命は内部に入って、出雲族が国譲りをするよう手引きをしたのではないか、いや、そんなことはない……など色々な見解があるようです。

これを知ると、出雲国造家で出雲大社宮司のご長男、千家国麿さんと、高円宮家典子さんの2014年のご結婚について、象徴的に出雲大社と皇室(伊勢神宮)の融合と見る見方がありましたが、出雲国造家に関しては、天穂日命の伝承が真実なら、大元のルーツは皇室と一緒かもしれないということですよね。もちろん現在まで代々続いている、出雲を象徴する家のひとつであるということに変わりはありませんが。
あるいは遠い時を経て、天穂日命の子孫は再び両者を結び付ける役割を担った、とも表現できるのでしょうね。

さて、訂正からの流れはここまでにして。
前回シュメールの神話の重要性についてふれたのですが、その続きです。

「エンキとエンリル、日本にも受け継がれている象徴」

引き続き、シュメールの伝承と、歴史を通して現代に残されている痕跡について勉強中です。

その際になかなか難しいのは、「象徴表現」「その通りの描写」との両方が含まれることを考慮しなければならないことです。
特に、太古に交流のあった地球外の文明についての記述を、「これは象徴として、このように表現されているのか?それとも、そのままに受け取るべきか?」と、どちらか判別するのには慎重になりますね。なぜなら現状、その頃の地球の状態についてや、異星人についての情報が不足しているからです(笑)
その点を読み誤ると、とんでもない間違いをおかしてしまうというか、解釈が全く異なってしまいますよね。
今の常識に基づきすぎてもだめでしょうし、すべてを文字通り受け取るのではなく象徴が含まれていることも考える必要があります。

そんな難しさを覚えながらも、「現在」にも繋がるあれこれを理解するのは楽しいものです。
膨大な情報が関係してきますが、ブログでは読み物として簡潔にふれますね。
より詳しいお話は、内容によっては11月5日の講座でもお話ししますので、ご関心ある方はぜひお越しください。

講座案内はこちら「宇宙文明との繋がり~公式コンタクトに向けて1~」

beats-and-love.hatenablog.com

シュメールの神話とアヌンナキ、エンリル、エンキ

シュメールの神話と聞いたとき、「地球外の文明について調べるなら、シュメールは外せないでしょ!」とすでにチェック済みの方もいれば、「シュメールってなんだっけ?メソポタミア文明?」とピンとこない方もいるかもしれません。

シュメールについての情報はこちら↓
シュメール - Wikipedia

チグリス川、ユーフラテス川の間の領域に栄えた「古代メソポタミア文明」と総称される複数の文明の中でも、最古の都市文明がシュメールで、場所は現在のイラククウェートの南部に位置しているそうです。シュメール人がどこから来たのかはわかっていません。

彼らの神話に登場する、天からやって来て人間を創造した神々をアヌンナキと言います。
シュメール神話 - Wikipedia
アヌンナキ - Wikipedia

その神話が「原型」となり、後世の神話や宗教に同様の型が見られるのですが、ここでは細かい説明は省きます。

アヌンナキの中でも、現在の「人間」の元となる形態を創造した複数の存在(小グループ)がいました。
彼らひとりひとりが色々な名で呼ばれ、象徴として描かれ、今でもそのシンボルを世界各地で見ることができます。

場合によっては、彼ら数名の存在が混同されて(あるいは意図的に一緒にされて)、ひとりの神のように描かれたり、逆に、ひとりが複数の別々の存在であるかのように描かれたりもしています。

エンリルとエンキ

代表的な存在に、当時のアヌンナキの王アヌの息子、エンリルエンキがいます。
エンキが兄、エンリルが弟なのですが、二人は異母兄弟で、その母の血統のため、王位継承権は弟のエンリルが上とされています。

この二人はそれぞれ、人間に対する方針、考え方も違っていました。

簡単に言うと、エンリルは人間にとっては「厳しい神」と表現できてアヌンナキと人間とは一線を画す方が良いのだと考えており、その方針を行動にも反映させた存在であることが読み取れます。

エンリル - Wikipedia

一方でエンキは、自分自身が人間と交わって子をもうけたり、人間に知恵を授けたりと、エンリルの方針とは異なることをし、人間たちが成長していくことを厭わなかった(陰ながらそう仕向けた)存在とも言えます。

エンキ - Wikipedia

この2名以外のアヌンナキのメンバーも、後の宗教に影響を及ぼす象徴的存在となりますが、今回はふれません。

古代人が神と崇めた彼らは「天から降りてきた」と言われる通り、ある星を拠点とする異星人でした。
両者ともに様々な象徴で表されることがあって、たとえばエンリルは風エンキは水

さらにエンリルは牛エンキは水を司る神としての性質から、魚のような姿で描かれることもあり、亀や龍、魚と山羊もエンキの象徴。また、月もエンキのシンボルです。
エンキは聖書では、人間に知恵を授けた「蛇」ということになりますから、ルシファーと同一視されることもあるようです。
ただ、以前も記事で言及した通り、ルシファーには複数の存在が投影されており、立場によってその答えが変わる上に、ルシファーそのものは「悪」を意味しません。

ルシファーシリーズは何話か連載しましたが、ここでは2つの記事を挙げておきます。
「続・ルシファーの話(外を見ているつもりで、内を見ている)」

beats-and-love.hatenablog.com

「ルシファーとキリスト、歴史の中の歪曲」

beats-and-love.hatenablog.com

通しでご覧になりたい方は、ブログ内検索「ルシファー」で関連記事の一覧が出てきます。

太宰府天満宮にあった象徴を振り返ってみると……

こういったアヌンナキの象徴は世界各地、そして日本でも見ることができ、たとえば神社でも発見することができます。

私は先月太宰府を訪れ、菅原道真の象徴と縁が深いことについて述べました。
牛は、牛頭天王(後にスサノオと習合される)の象徴であり、さらには、シュメールの神話に登場する複数のアヌンナキの象徴としても使われています。

また、太宰府で見た狛犬が印象に残ったことから、続いて訪れた沖縄でも、シーサーへ関心を寄せ、たまたま同じく沖縄で散歩中に見かけた、大きなライオンが入口の両側に飾られている洋館を見て、その繋がりに初めて気づきました。

神社で見かける狛犬は、左右1頭ずつ対になっていますが、多くの場合、一方が獅子、一方は一角獣であることがわかります。
ただし、飛鳥時代に日本に伝わった当初は、両方が獅子だったそうです。

狛犬 - Wikipedia

ならば、その「違い」を作ったのはなぜなのでしょうか。

太宰府天満宮でも、私が見た中では、複数の狛犬のうち一対はどちらも角のない狛犬でしたが、その他は皆、「阿吽」の「吽」の口をしている側の狛犬には角がありました。

この、ライオンと一角獣の組み合わせは、アヌンナキ由来の象徴に見ることができ、たとえばこのような紋章にも見ることができます。

Royal Coat of Arms of the United Kingdom 

イギリスの国章。ライオンとユニコーン(一角獣)。
ちなみに、このことを調べているときにふと、太宰府で私が気に入っていた「麒麟」の像のことも思い出しました。この麒麟にも一つの角があります。

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写真だと背景にまぎれて見づらいかもしれませんが、頭の上でとがっているのは耳ではなく、角です。

調べてみると、こちらの像は幕末に博多の商人が太宰府天満宮に寄贈したものだそう。
こちらのサイト様の説明によれば、
発見!九州スピリット(KBC九州朝日放送のサイト)より「太宰府天満宮 麒麟像秘話!?」の記事↓

www.kbc.co.jp

『……麒麟は徳を持って世を治める王者の象徴で、「王」とは徳で国を治める者のこと。善政や誠実を貫かれた道真公のご生涯と重ね合わせられたものだそうです。 』
さらに、
『そして実は、この麒麟像をいたく気に入った人がいました。長崎のグラバー邸で知られるトーマス・グラバーです。度々天満宮を訪れたグラバーは、宮司に譲ってほしいと懇願する程、麒麟像を気に入っていたそうです。結局、手に入れる事はできませんでしたが、のちにビール会社の重役に就任した際、この麒麟をロゴのもとにしたという説もあるんです。』とのこと。(『』内は上記サイトより引用。)

なんと、これまた気になる情報ですね。

トーマス・ブレーク・グラバー - Wikipedia

明治維新も、日本の歴史の中で調査し甲斐のある重要な時期ですし、武器商人グラバーと言ったらキーとなる人物ですよね。
ちなみに彼の出身国、スコットランドの王章はこちらです。

Royal Coat of Arms of the United Kingdom (Scotland) 

イギリスのものと似ています。やはり、一角獣とライオン
ちなみに、のちにビール会社の重役になったとき……というエピソードも出てきましたが、実はシュメールではビールが飲まれていて、アヌンナキの神話にもビールが出てくるんですよ。

菅原道真ゆかりの動物としてたくさん見られる牛のシンボルに意味があることはもちろんのことですが、はるか時を経て幕末には、一角を持つ麒麟の像が建てられたということも、そしてグラバーが太宰府をたびたび訪れたということも、興味深いですね。

元伊勢、籠神社の鏡 

私がこうしたことを調べるきっかけとなった夢の中では、「スメラミコト、武内宿禰、おかがみさま」という3つのキーワードが示されていました。

beats-and-love.hatenablog.com

それに基づいて調べるうちに知ったこと、繋がってきたことは色々ありましたが、過去の記事では元伊勢や籠神社について、結局書くことができずに終わっていました。

私は、本来の伊勢とは「伊雑宮」だったのだろうと思っていて、元伊勢のひとつである籠神社の海部氏は、アヌンナキの直系の子孫(シュメール人)の末裔なのだろうと考えています。

籠神社 - Wikipedia

広義に末裔であるという意味では様々な民族への流れ、広がりが考えられますが、元々国を治めていた王たちの記録はわからないように隠されていることが多いので、海部氏は王族の系譜だったのだろうと思うのです。

全国に、王たちや古来のアヌンナキを神々に見立てた神社仏閣がありますが、それらは名前を変えられたり時の文化に融合されたりして、一目でそうとはわかりづらくなっているのです。

籠神社には、約2050年ほど前のものと言われる邊津(へつ)鏡と、1950年くらい前のものと言われる息津(おきつ)鏡があります。
神宝 海部氏伝世鏡(籠神社ホームページより)

リンク先の写真では上が息津鏡、下が邊津鏡。

ご祭神、彦火明命(ひこほあかりのみこと)は天孫として、天祖から息津鏡、辺津鏡を賜り、大和国及丹後・丹波地方に降臨されて、これらの地方を開発せられ、丹波国造の祖神であらせられる、と。(下記サイトより説明の一部を引用。)
元伊勢 籠神社「ご祭神」のページ

そして、彦火明命の亦名は「饒速日命(にぎはやひのみこと)」とも書いてありますね。国宝になっている「海部氏系図」によれば、彦火明命が海部氏の始祖であり、海部氏はその子孫。

今回はここまでにしておきます。

次回は他の種の異星人、シリウスやプレアデスのグループについてもちょっとだけお話ししたいと思っています。


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