BEATS AND LOVE

スピリチュアリティー、根本の癒し、ヒップホップ音楽とライフスタイルや考えあれこれ

大きな御霊(みたま)をお鎮めする夢

先日、「どこから出てきたの?」と面食らうような不思議な夢を見ました。

日本の、古い時代に関連する精霊と言えばいいのか、もののけと言うのか、その存在を何と書くのがふさわしいのかわからないのですが、「御霊(みたま)」をお鎮めするとお呼びしたい体験があったのです。

まず、この夢から覚めた後にとても不可解に思ったのは、その夢を見そうな心当たりや関連性が、その日起きていた間の生活にはみじんもなかったことです。

日中はもちろん、寝る前のことを辿ってみても、そうでした。
★前回の記事★を書いた後、私はすぐに英語の歌詞の翻訳に取り組んでいて(まだ仕上がっていないのですが、訳し終わったら記事に載せようと思って書いていました)、眠る直前まで、日本の文化とはかけ離れた歌の語の内容で頭がいっぱいだったのです。

最近の生活を振り返ってみても、やはり該当するような情報を取り入れたり、セッション等で近い話題をどなたかとお話ししこともありませんでした。
あまりに唐突な内容でしたので、今でも「一体何だったのだろう」と思います。

夢で体験したことを、以下に記します。

気づくと、日本的な建物の中にいて、巨大な顔の存在と向き合っていた

この夢は、自覚を保ったまま活動できる明晰夢や体外離脱の状態ではありませんでした。

それどころか、私は途中までは、通常の夢の状態と比較してもかなりぼんやりした意識でいたのではないかと思います。

ある大きな日本的な家屋?の中にいて、巨大な顔の存在と向き合っていたのですが、そのときの私は自意識をしっかりと持ってはいませんでした。

ちなみに私は、自分のチームと一緒にいました。
こうした活動をしているとき、ヘルパー存在(人間ではない)のチームと共にいることがよくあります。
一緒に協力して、チームでひとつの仕事をするのです。

ところが、途中からだんだんと私の意識の明晰さが回復してきて、ふと、その向き合っている存在を眺めながら、
「あれ?なんだかまずくない?ものすごく力のある存在のようだけど、大丈夫なのかな」
と、じっとりと静かに焦るような、ゆっくりうろたえる感覚が湧いてきたのです。
恐怖はありませんでしたが、事態を把握すると見えてきた事の重大さや、デリケートさというのでしょうか。

なぜ、私がそのように「まずいかも……」と思ったかというと、その存在は、扱いを間違えてしまうと大変なことになるような、巨大な力を持っている上に、
人間のようにはっきりした喜怒哀楽や恨み等の感情はないのですが、もやっとした蓄積されたフィーリングのかたまりを持つ、フィクションで言うならば「たたり神」などに間違えられそうな気配を発していたからです。

自覚した私が(といっても通常の夢の程度で、明晰夢ほどのクリアーな状態ではありません)改めてその存在を眺めると、視界に入る範囲では顔しか見えず、顔といっても障子4枚分以上に渡っていて床や天井にはみ出ている、そんなサイズだったのです。

ちょうど2枚の障子それぞれの、ほどよく離れた位置に「目」を確認することができ、顔全体は障子いっぱいに広がっていて、「お多福(おかめ)」のような顔をしていました。

わかりやすいように「顔」と言っていますが、実際は人間ではなさそうなので、人間風の表現を取った姿、とでも説明すればいいでしょうか。
何枚もの障子いっぱいに広がっている顔を思い浮かべてください。体はないか、大きすぎて見えないかです。

障子にいっぱいにまたがるその顔風の部分には、目以外にも、頬紅のような部分なども確認できて、まさにお多福のように見ることができたのです。
それでも、顔風の部分の下の方は大きすぎて床の位置よりさらに下に差しかかっているため、全貌は見えませんでした。

一緒にいたヘルパー存在の精霊さんが活躍。御魂をお鎮めする。

私がそうしたこと全部に気づいたとき、出方を間違えれば大変なことになるわけですが、どうしたらいいのだろう……と考える間もなく、一緒にいたヘルパー存在たちのチームのひとりである、精霊がアイディアを持って前に進み出ました。

この精霊は、私が以前も記事でお話ししたことのある、風太郎に似ていました。
とはいえ私の意識状態が十分にクリアーではなかったので、一緒にいたのが風太郎だったのか、それとも彼に似たエネルギーの別の精霊の存在だったのかがわかりません。

風太郎と同様に、古くから日本に根付いてずっといる精霊であったのは確かで、エネルギーも男性寄りか女性寄りかと分けるなら、男性寄りの存在でした。

風太郎は複数の記事に登場していますが、簡単な説明へのリンクを載せておきます。
「ヘルパー存在紹介【覚書用】」

beats-and-love.hatenablog.com

一方、向き合っている巨大なお相手はというと、お多福に似ていると書いたように、どちらかというと女性のエネルギーに近いと感じられる存在でした。
ですが、人間ほど男女の違いを感じられるエネルギーではありませんでした。

進み出た精霊さんは、その巨大な存在の前で、ある「劇」のようなものを見せました。

彼自身も実際に演じてみせていたし、同時に映像(ヴィジョン)でも情景を再現して、相手に送って見せていたかもしれません。

それを見ていると、私には在原業平という名前と、古今和歌集という言葉が飛び込んできました。
どうやら、在原業平の生きていた時代のものか、それとも彼が書いたり、彼について書かれた物語が後に上演されたものか、今でいうところの「劇」のようなものなのでした。

それを眺めると、その巨大な存在は、
「おお、おお、なつかしいのう……」
と、本当に心から懐かしそうに言って、その御魂がお鎮りになった
のがわかったのです。

私と一緒にいたヘルパーの精霊自身が日本の古い時代を見守り、その記憶を共有していたからできたことなのかもしれません。

長く、長く存在していたその巨大な何かは、その時代には、もっと人々と近い関係にあったのでしょうか。
もしかすると今ではもう、長いこと忘れられていて、その存在すらも認識されていなかったり、何か心苦しい思いをされていたのでしょうか。

かつての楽しかった思い出によって御霊を慰めることができたということは、莫大なエネルギーの持ち主に対してであっただけに、とてもあっさり終わったという気持ちでありましたが、この短い体験に凝縮された「質」の方はフラッシュのように印象的で、どこかで私もこの方の中にあった思いのかけらを共有するような、不思議な後味が残りました。

夢の話はここまでです。

一体その巨大な存在はどなただったのか。

起きた後は、明らかに不思議だったなと思っていたものの、先に書いた通り夢の活動としてはぼんやりしていた方なので、特に記録するほどの夢とは捉えていませんでした。

ところが、まる1日ほど時間が経ち、すっかり忘れて身支度などしていると、この夢のシーンがぱっとよみがえって、「書いてほしい」と言われているような気がしました。

あの方は、どなただったのでしょうか。
人間という感じはしなかったけれども、完全に人間ではないのかというと、それもどうかわかりません。
そもそも、出会ったのが物理次元でなく別の次元なのですから、時や空間、形のルールを超えています。

もしかすると古代から日本にいらっしゃる、今の「人間」よりは大きな、ご先祖のような存在なのかもしれないし……。
あるいは土着の精霊さんであったり、神様と呼ばれる存在であったりしたのかもしれません。

御魂をお鎮めする前にも、大きな規模の力であるということは感じたものの、人間が想像するような攻撃や破壊の感覚に繋がるエネルギーは出ていませんでした。
ただ、長年溜まってしまった苦しみや情念の「もや」が微妙な状態にあることは感じました。
それが間一髪、紙一重で、まずい状態になることもあり得た、ということです。
(その場合どうなるかは、起きた後の私にはよくわかっていません。)

そういった蓄積されたエネルギーが、人間たちの楽しんでいた劇のようなもので、ほぐれることもあるとは……。
神様の前で舞を舞うこと、音楽や踊りを奉納するということは、意味があると言えますね。
(ここでお話ししている「神様」とは、ご先祖であったり土地の精霊であったり、古代の人々によって祀られる対象となっていた存在たちのことです。)

それから夢で受け取った情報の、在原業平はもちろん知っていましたが、古今和歌集との関連は詳しくはどうだったろう、と思ってこの記事を書く前に調べてみると、
古今和歌集は、業平の歌が収められている歌集の中で、業平の生きていた時代に最も近いものだそうです。

在原業平 - Wikipedia

古今和歌集 - Wikipedia

伊勢物語」も在原業平がモデルと言われていますし、私が夢の中で「劇のよう」と認識した何かは、業平に関連するものだったのでしょうか。

夢は「現在の私の知覚・認識のフィルター」を通して解釈されますので、それを考慮しつつ、たぐり寄せるしかないのですが。

在原業平平安時代初期の人ですが、私の相対した巨大な存在からは、奈良時代のエネルギーと、そしてさらにもっと昔と思われるエネルギーも感じました。

今は体験だけを中心に、余分な推論をせず、記事はこれで終わりにします。

本当に、夢での経験は思いがけないものです!
あまりに身近な、異次元・別な層からの見方にアクセスできるポイントです。
あなたご自身の中にもある、同時に存在している数多くのリアリティーとの繋がりに、思いを馳せていただければ幸いです。


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