こちらは、しばらく前から書きたかったけれど先延ばしになっていたテーマ。
4月1日の講座に関連してくる上に、日常で思い当る方も多いのでは?という内容です。
「不平不満、しっかり活かしていますか?」
不平不満はただ口にしなければいい?それは根本解決になりません。
不平不満というのは、ない方がいいとされがちというか、それを表現することもあまり良しとされていない傾向がありますよね。
愚痴や文句は、一般的には「ネガティブな象徴」と捉えられることが多いと思います。
それでも、愚痴のひとつも言いたくなったり、不満がこみあげてきたりということは多くの方々が経験していることですから、それを「抑え込む」工夫すら提唱されています。
それらをただ「口にしない(言葉に出さない)」というのも、その一つです。
この行為自体をいい・わるいと判定することはできません。
なぜなら、行為そのものよりも、それをする人の「心の状態」が大切だからです。
「湧いてきた思いを安易に外に表現しない」ということが、その人の心の根本を変化させる「きっかけ」として使われるなら、それも功を奏することがあるでしょう。
ルールとして単純に「自分に課しているだけ(形を守っているだけ)」ならば、根本的な変化は起こらないばかりか、そのルール自体がストレスとなって、別な形ではけ口を見つけることにも繋がるかもしれません。
不平不満というものを、捉え違いしていませんか?
それはあなたを脅かす「ネガティブエネルギー」でも、持ってはならない何かでもなく、単にあなた自身が「変化したい(でも、できなそう!)」という思いの吐露なのです。
それに気づけば、蓋をしたり、抑え込むことでは解決にならないことがわかるでしょう。
不平不満という形で湧き上がってくる思いの根本には、あなた自身が解決できる望みがある
どんな不平不満も、あなたの「望み」を教えてくれています。
「こうでなければよかったのに」
「私はこれが気に入らない」
→「本当はこうでありたい」
あなたの望みは隠れてなどおらず、明らかです。
そして、その望みは必ず、あなた自身で、何らかの形で叶えることができるのです。
そのための「変化」を起こしたくなかったり、できると信じていなかったり、恐れがあったりすると、あなたの心の中で、
「望み」と「否定」が綱引きしている、という状態になります。
そのように「心の中にある望みが叶わない(自分の力ではどうにもできない)」と思っているときに、ダイレクトに望みを叶える行動を取る代わりに、不満というステップを踏むのです。
また、不平不満の根本にある望みを確認したとき、
こればかりはどうにもならない!
と、まるでどんな選択も存在しないように感じるなら、あなたの見落としている観念と恐れがあり、それを変えない限り、同じように「選択肢はない」と感じ続けます。
現実の創造者が自分で何もできないふりをするとき、不平不満という演技をする
このように、不平不満が湧くこと自体は、あなた自身を知るため、あなたの心の状態に気づくための貴重なサインなのです。
でも、たとえば他者から「愚痴を聞かされて消耗する」という場合、あるいはあなたが不満を口に出して、すっきりするどころか余計落ち込んだ場合、こういうことに気づいたことはないでしょうか。
それは、当人が「本気でその状況を変える気がない」、「できるはずないと思っている」、「状況に囚われているように感じている」ということです。
すると、発しているエネルギーはそのままなのです。
自分で望みながらも「できない」、「変わらない」と決めていることについては、他者からはどうすることもできません。
もし、「できない」ではなく、当人が「本当はそうしたくない」という気持ちなのであれば、本来は不平不満を覚える必要がないことですし、取れる対策は変わります。
自分の意思ではなく、状況に囚われていると感じている者は「外の世界や他者を責めます」。
つまり、誰かや何かに「そうさせられている」と思っていて、自分をそんな目に遭わせていることを非難しているのです。
どんなにその理由が理不尽であっても、そう信じている当人にとってはその構造はリアルで、エネルギーのベクトル(使い方)もそれに沿うのです。
「自分が良くなるのは、平和な心でいられるのは、望みが叶うのは、他者次第」 と信じていることが見て取れます。
それが、根本的な誤解なのです。
自分自身のアイデンティティー(私は誰か、何者か)を忘れているということです。
創造者であるあなたが、何を望みながら「できない」と信じているか。
その観点を持てば、不平不満は宝の山です。
不平不満を手がかりにすることはわかるけれど、そこからどう自分の望みを現実にできるのか?など、実践するに当たって疑問が出てくる方、より詳しく学びたい方は、4月1日の講座または個人セッションをどうぞ。
4月1日の講座では、クラス内でそれぞれの具体例を取り上げます。
それに伴う意識内の大整理も行う、講義ありワークありの3時間のグループセッションです。
◆「夢を叶えることと、それに伴う意識内のヒーリング」
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明晰夢オンライン講座「明晰夢基礎」
4月17日(火)までにお申込みください。