今回は、「あなたが、あなた自身であることで湧き上がってくる幸福」。
このテーマは12月15日(土)の講座「内的静寂から生きる」と関連しています。
お申込みは12月10日まで承っています。
◆「『内的静寂から生きる』12月の講座のご案内」
自己一致の状態にあるとき、幸福
あなたがあなた自身であるとき、いかなる状況や条件にも関係なく幸福なのだと聞いたら、驚きますか?
人間は「自分自身からブレる」、「自分に嘘をつく」、「自分でないものになろうとする」、「自分を錯覚する」……などができる存在なので、生来の自分とは異なる自分という体験もできます。
自然な素の自分からずれているとき、言い換えると「自己一致していないとき」、私たちは自身のその違和感をネガティブなフィーリングとして感じます。
結果として、「幸福以外の状態」を体験できるのです。
その状態も、自覚して活かすなら、「素の自分へと戻るためのバロメーター」になるのですが、自覚できていないときには問題です。
「幸福」とは何か特別なもので、自分の外側からもたらされると錯覚してしまうのです。
この状況がなければ、
あの人がこうだったら、
○○が手に入れば、
もっと△△があれば、
現実がこのように変わったら……
あなたは幸せになれる。それ、本当!?
それらの「条件」は、あなたがあなた自身でいるために、何ひとつ関係がありません。
内側から起こるリアリティー
ただ幸せであれる、と聞くと、そんなのバカバカしいと思う人もいるでしょう。
「幸せの価値が高騰している」この地球ゲームでは、幸福とは何とも得難いもので、小さな幸福なら日常でつかめても、それらもすぐに流れていくようなはかないものだ、と思えるのです。
では、どのようにすれば「少しでも長く幸福でいられるのか」。
幸福への「保証」を探しはじめると、あなたは外界をコントロールしたくなります。
あれがこうなれば、これをこうすれば、私の幸福は長続きするだろう。
あなたなりに「正しい」とか「信じられる」と思うものを探します。
その発想の出どころが、完全に方向違いだということに気づかずに。
あなたの現実は、あなたの意識の反映です。
あなたに無関係な、あなたから独立した経験というものはありません。
その意味で、あなたの外側に「間違っている現実」というのはありません。
すべてが完璧な反映で、あなたはそれらをどのようにでも活用し、役立てることができます。
ただし、それはあなたが「内側」にフォーカスを向けている場合のみです。
外をコントロールしようとしているとき、「そうする必要がある」と感じていることに気づいていますか。
働きかけるべき場所はそこにあると信じているから、何とかしようとするのですよね。
でも、あなたの経験している現実は「内側」にその本拠地があるのです。
外側が変化するまで、あなたが幸福になれないのなら、あなたの幸福は外に依存することになりますが、あなたの内側の反映でない「外側」をあなたは経験できません。
すると、まるで自分自身の影を追うように、逃げる幸福を求め続ける追いかけっこをすることになります。
存在の源そのものの性質
外に目を奪われなければ、あなたの幸福の状態を「すでに持っている源」に気づきます。
それこそが「私」であり、それ以外に求めるものは何もありません。
自分のフィーリングを変えてくれる条件を外側に探しているとき、一体何をしているのかを自覚し、外に注いでいたエネルギーを引き揚げ、あるべきところへ戻しましょう。
思考による理屈は、「お話作り」が得意です。
あれが、こうして、こうなって、だからこうなんだ。
あなたは「自分が自分でいられない理由」を何通りも作り出すことができます。
自分が「幸福を感じられない理由」を、いくらでも練り上げることができます。
そして、それらを元に、努力します。
幸福になるための努力を。
ときには他者や状況、現実世界の様々なルールなど、「あなたにとって抵抗・障害になるもの」まで巧みに用意しながら。
そのゲーム、続けたいですか?
あなたが本当に望んでいることは何でしょう。
幸福は、目指すべきゴールではありません。
幸福は、あなたがあなたでいるときの自然な状態を、感覚に翻訳したものです。
あなたがダイレクトに望んでいることは、あなたがあなた(根源的な存在)であることの完全な自覚と、「それを生きること」なのです。
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