今回は、「奇跡は、地味な基盤の繰り返しから」というお話です。
その前に、ひとつお知らせ。
前回記事の、講座「内的静寂から生きる」のご案内ですが、アップしてすぐのとき、お申込みの締め切り日を記載し忘れていました。
◆「『内的静寂から生きる』12月の講座のご案内」
お申込みは、12月10日(月)までにお願いします。
見えない次元で行われる、現実の基盤づくり
私たちは、思いがけない素晴らしいことを「ラッキー」とか、「奇跡」と呼ぶことがあります。
一般的に、予想できているもの、意外性がないものはあまりそのように呼ばれません。
でも、あなたの現実に起こることは、全てあなたの意識の中であらかじめ準備がされているものです。
あなたが物事を良いと受け取るか、悪いと受け取るか、どんな風に評価するかはさておき。
あるいは、他の人々が、あなたの現実をどのように判断するかは関係なく。
物理的現実として経験する前に、見えない次元で自分自身が準備を行っているということを認識しましょう。
見えない次元とは、言い換えれば、あなたの「意識の中で」と言えます。
もちろん、物理的現実も、あなたの意識の中にあります。
それはひとつのものの「連続体」であり、あなたに繋がりがある「表現」なのです。
未知を求める前に、既知を見直し、活用しよう
意外性のある素晴らしい物事、胸がわくわくするような「未知」を求めるとき、あなたはそれをどこに期待しているのでしょう。
何か驚異的な力? 神? 宇宙? あなたの思う偉大な力を持つ誰か?
どこに、どのような役割を着せようと、唯一の答えは、
あなたはあなたの意識によってそれを可能にする
ということです。
つまり、あなたがよく知っているはずである「私」という存在。
既知であると思っているあなた自身。
あなたの内側に、すべての根源があるのです。
どんな材料で現実を料理する?
ところで、もし、あなたが毎日毎日、自己を否定し、世の中を憂い、他者に批判的になっていたら、あなたの内側はどのような状態にあるでしょうか。
内側にあるその「材料」から生まれる物理的現実は、どのようなものになるでしょうか。
度々お話ししているように、私はあなたの本音を抑えるようにと促しているのではありません。
これは、表層的な「いい人」、「聖人然とした人間」になることとは全く関係ありません。
ただ、あなたは、あなたの内側をありのままに、しっかりと見る正直さが必要です。
もし、自分の現実を理解したいなら。
あなた自身の内側を理解したいなら。
これを料理にたとえてみましょう。
あなたは、自分の嫌いな食材、使いたくない材料ばかりを用意しました。
自ら、それを使うことに決めたのです。
そして、作りたくないと思っている料理を作りました。
できあがった料理を味わって、あなたは、
「なんてひどい味だ!全然好きじゃない。こんな料理、食べたくなかった。」
と、思います。
そして、
「誰が自分に、こんな料理を作るように仕向けたのか」
などと考えます。
あの人か、この人か、世の中の風習か……あっ、あれも原因に違いない。
色々考えているうちに、憤りや絶望感が湧いてきて、あなたはまた「自分が選択した、それらの素材」、すなわち嫌いな食材、使いたくない材料に手を伸ばし、作りたくない料理へと向かうのです!
このループ、どうすれば断ち切れると思いますか?
少なくとも、自分がそういう行為をしていることを、認識する必要があるとは思いませんか。
よく見れば、それはあなたがすでにしていること、「既知」のことなのですから。
大きな奇跡に見える物事も、内側の地道な作業から生まれる
どんなに壮大な奇跡に見えることであっても、意識の中の作業、そのひとつひとつのプロセスは小さな作業から、生まれます。
そして、一時の気まぐれでなく、堅固な基盤となるまでには継続が必要です。
基盤を作っているとき、地味な取り組みに思えるかもしれません。
でも、同時にあなたには、それが真に価値あるものだとわかるはずです。
意識の中に確立していた習慣を組み替えるとき、手ごたえを感じられるのです。
なぜなら、どんなに「自覚していない」状態にあるときも、誰もが深いところでは自分の叡知と繋がっており、「知っている」からです。
自分がどこへ向かいたいのか。
本当は「私」とは何であるのか。
2018年のしめくくり、 一緒に学びたい方、すでに知っていることであっても、徹底的に自覚を定着させたい方、どうぞ講座へお越しください。
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