今回はライフスタイルのお話で、「布ナプキンよりも便利!と思った簡単な方法」。
昨年の夏から、ついに使用してみた月経用布ナプキン……
周りに愛用している人たちはいたし、予備知識は十分にあったけど、なかなか布を使う気になれなかったのは、使い捨てナプキンに比べ、持ち歩きやお手入れが負担になりそうだったから。
そんな私が決意して、軽い日用のライナーから夜用まで各種サイズを取り揃え、実際に使い続けてわかった利点欠点を踏まえて、
さらにこちらの方が自分に合っているし、楽!
と思った別の方法があったので、それを具体的に書きます。
現時点の感想なので、また変化していく可能性はありますが。
それからこういう記事は、性別や、月経のあるなしに関係なく、あなたの関心さえあれば、ぜひ読んでくださいね。
なぜなら、こういった知識や普段からの認識があれば、周囲の誰かを助けてあげることもできるかもしれないですから。
布ナプキンのデメリットになじめず、シンプルな方法に行き着く
私が最後に布ナプキンについて詳しく記述したのは、今年5月のこちらの記事。
◆「心の自由と生活。継続しているライフスタイルの近況」
それから、同じ月に、布ナプキンへの具体的言及はしませんでしたが、女性のライフスタイルにまつわる関連記事も書きました。
◆「ふんどしレポート2、下着に表れている観念と解放」
この時点では、まだ布ナプキン以外の新しい方法を「検証中」でしたので、詳しく説明することはしませんでした。
まず、なぜ別の方法に目が行ったかというと、布ナプキンのデメリットが私には負担だったからです。
その、デメリットとは……布ですから、
洗って使う
というところです。
私の感じた、布ナプキンのデメリット。
私が使用していた布ナプキンは、市販の使い捨てナプキンと近い感覚で使える「一体型」と呼ばれるもので、1枚で経血を受け止め、交換するときには全体を交換します。
ほかに、ハンカチ型の布を折り畳み、当てる面を替えながら使用できるものや、ホルダーに吸収パッドをセットして、主に吸収パッドだけを取り替えることができるものなど、複数種類があります。
こちらのサイトのように、布ナプキンの種類について写真付きで説明が載っているページをご覧いただくと、わかりやすいですね。↓
●布ナプキンビギナーのための布ナプ生活ガイド ウーマンケアネット
使用後の布ナプキンは、吸収した血を押し出すように水ですすいだ後、アルカリウォッシュなどを入れた水の中で、漬け置きします。
漬け置きは、数時間~一晩くらいまで。
仕上げに、手洗いもしくは洗濯機で(布の吸水性を妨げないよう柔軟剤や漂白剤を使用せずに)、洗い、乾かす……という流れです。
★常備しているアルカリウォッシュ(布ナプ以外のお洗濯にも便利)↓
やり方に個人差はあると思いますが、私は実行してみて、多くのサイトで推奨されている上記の通りのお手入れ方法がベストだと思いました。
洗って乾かすというサイクルを見込んで、布ナプキンの枚数は十分に揃えていましたので、洗うタイミングや天候によって使用するナプキンが足りなくなり困るということはありませんでしたが、何がネックになったと思いますか。
ずいぶん水を使うなぁ
と、毎回思ったんです。
布で経血を吸収してくれているわけですので、それをきれいに流す・落とすとなると、それ相応の水が必要です。
日ごとに差はあるとはいえ、数時間に1枚ナプキンを交換する場合、その度に水ですすぎます。
アルカリウォッシュ水での漬け置きは、半日~1日分の枚数をまとめて行うことができますが、その後さらにまた洗うわけですし、けっこうな水の量と手間なのです。
これ、水が貴重な地域では無理だな……
と、私は思ったものです。日本は水が豊かだからできるんだよね、と。
過去記事で書いたことがありますが、実際、海外で生活していたときに日本ほど水を豊富に使うことはできない経験をしました。
該当記事◆「美しき水の豊かな国、日本」
なんかねー、排出した経血を落とすために、こんな風にたくさんの水を使って洗うというのも、どうもね。
洗う手間は別に我慢できるとしても、私は徐々に納得いかない気持ちになっていたのです。
かといって、市販の使い捨てナプキンは不快だと感じたから布ナプキンに変えたので、そちらに戻りたくもない!
そもそも、使い捨て市販ナプキンのこういうところが苦手だった……という点を思い出すうち、そういえばそれについて詳しく追究したことってなかったな。
と、吸収体など一体どんな材料でできているのか、好奇心からネットで調べてみたところ、その流れでこちらの記事に出会いました。
●「生理ナプキンを使わない布ナプキン以外の方法『ディスポーザブルナプキン』」
オーガニックネイルスクールさん(アメブロ)の記事
トイレットペーパーを折って、捨てられるナプキンをその都度作る方法です。
とてもわかりやすく説明されていますので、詳しくはリンク先をご覧になってください。
私は記事そのままの方法を採用したわけではないのですが、大きなヒントをもらったのです。
身近で、シンプルで、負担にならない楽な方法
私が「なるほど!いいアイディア!」と感じたのは、トイレットペーパーは身近にあり、入手しやすい素材であるということです。
ご自宅にも大体常備されているでしょうし、外出先でも、日本国内のトイレではありがたいことに、ほとんどどこでもトイレットペーパーを使用できます。
後述しますが、私がおすすめする方法では、一回分の「簡易パッド」の作成に、ペーパーの量はわずかで済みます。
市販の使い捨てナプキンが合わない人でも、それを直接肌につけないように、ペーパーもしくは布をパッドとして、その上に載せる方法もあります。
普段は布だけど、という方でも、このやり方なら緊急のとき使えるのではないでしょうか。
下着に直接ペーパーを折ったものだけを載せると、ずれたり、血が浸透してしまったりしないか気になりますよね。
ご紹介した記事では、他の工夫が提案されていますが、私が思いついたのは、
とにかく1枚、布ナプでも市販の使い捨てナプキンでも下地に敷いて、その上に畳んだペーパーを載せる、ということでした。
先に説明した布ナプキンの種類の「ホルダー+パッド」の方法と似ていますが、パッドを入れるホルダーがついているタイプでなくてOK。
何かしらのナプキンの上に畳んだペーパーを載せれば、うまいことおさまってくれます。
素材同士の摩擦がはたらくのか、思ったより固定されていて、ずれないんです。
トイレットペーパーであれば、経血を固める化学素材が入っているわけではないので、血の状態もそのまま観察できますし、取り替えるときもトイレに流すことができます。
そして、新しくトイレットペーパーをパタパタ折って、セットすればいいだけ。
経血を受け止めると、畳んだペーパーはちょうどよく重みが出て、さらにずれたりよれたりしづらくなります。
これを実行すると、下に敷いているナプキンは、ほとんど汚れることがないんですよ。
布ナプキンを敷いた場合、何枚も洗う必要がなくなりますし、市販の使い捨てナプキンを敷いた場合にも、使用枚数は少なくて済みます。
※もちろん、汗をかいたりなどしたら、適宜取り替えてくださいね!
ナプキンは下着へ浸透することを防止するだけの役割で、直接肌にふれるパッドは、ペーパーで間に合ってしまうのです。
具体的な作り方(トイレットペーパーで作る簡単パッド)
ここで、私が色々試して最も使いやすかった「簡単パッドの作り方」を説明します。
★下記の例は、2枚重ねのトイレットペーパーを使用する場合です。
1.ペーパーの切り取り線、2つ分の長さで、カットする。
(使用したペーパーの場合、22㎝ごとに切り取り線がついていましたので、トータルで44㎝の長さでした。切り取り線がなかったり、もっと短い・長いところにある場合は、上記に近い長さに調節してください。慣れると感覚で作れます。)
2.それを三つ折りにする。
(折った後は、3枚分の厚みで、長さは14㎝強。)
3.さらに、三つ折りにする。
すると、幅が約5㎝の短冊形になります。
この厚みと幅が、パッドとして載せるのにちょうどよかったのでオススメ!
厚みに関しては、経血の量によって調節が必要な方もいるかもしれませんが、厚過ぎても薄過ぎてもかえってパッドが動いてしまいやすいので、これくらいから試してみてください。
慣れると、どんな種類のトイレットペーパーでもさっとちょうどいい厚み・サイズに作ることができます。
かなり適当に作っても、使い勝手にそう問題はないのが良いところ。
災害のときや緊急時にも、応用しやすいのでは
これを使うと、楽で、楽で……
なにせ捨てられる(トイレのときに流せる)し、たくさんのナプキン(布であれ市販の使い捨てナプキンであれ)を、持ち歩く必要もないし。
もっと早く気づきたかったなぁ、とさえ思いました。
先述のように、私は張り切って、完全に布だけでまかなえるようにと布ナプキンをかなりの枚数買ってしまった後ですが、ブランドや種類によって差があるとはいえ、布ナプキンの1枚1枚はけっこうお値段が高いです。
ですから、今の私だったら、布ナプキン最小限の枚数+ペーパーで作るパッド、というスタイルをおすすめします。
使用する布ナプキンは1日1、2枚程度で済み、それでも、夜眠るときなどには、下地としての布ナプキンの恩恵を受けられると思います。
特に、これからやってくる暑い季節には。(市販の使い捨て夜用ナプキンは肌にとっても不愉快ですからね。)
普段、市販の使い捨てナプキンを使っている人でも、このペーパーパッドを載せることで、肌に直接ナプキンが触れることを防ぐことができます。
パッドの面積外のところは肌に触れるとはいえ、昼用の短いナプキンだったりするとほぼ問題になりません。
快適さが違う上に、あまりにナプキンを消費しなくなるので、驚くかもしれません。(生理用品メーカーは儲からなくなってしまいますね……。)
さらに私が思ったのは、この方法を知っていれば、災害や緊急時のときにも応用がきくのでは、ということでした。
少なくとも、選択肢は増えるのではないでしょうか。
たとえば、布ナプキンしかなかったら、「洗う」ことがネックになり得ます。
水が十分に使えるとは限らないからです。
かといって、市販の生理用品しか選択肢がないと思い込んでいたら、それが入手できないときに困ってしまうでしょう。
ペーパーを折って、パッドを作る方法を知っておけば、トイレットペーパーがある場合、すぐに対処できます。
もちろん布の端切れでも代用できるのですが、ちょうどいい大きさを作りやすいことを考えると、この方法を覚えておくことはおすすめしたいです。
そしてもし1枚でも、布ナプキンもしくは使い捨てナプキンがあれば、それを下地にすることで、経血がもれる心配もしなくて済みます(それらがなければ下着を二重履きもあり)。
トイレットペーパーの種類は?という点は、気にしなくていいと私は思います。
ご紹介した、ディスポーザブルナプキンの記事をお書きになった方も、その1つ前の記事で「トイレットペーパーによる違いは感じなかった」との旨を書いていらっしゃいましたが、私もそうでしたし、そこまでこだわらなくても大丈夫だと思うのです。
自分を「自由にしていく」ことと、「縛っていく」こととを混同せずに、あなたの快適さを実現してくださいね♪
自然とそうしたい流れで
私は、何かが体に有害だから、という理由で、怖れから動くのは好きではありません。
ただ、自分の感じた快・不快には従う方です。
たとえば、市販の生理用品が「悪い」と提唱したいわけではないし、何か特定のライフスタイルを啓蒙したい気持ちもないのです。
自然とそうしたくなった!
この方が好きだった、楽しかった!
そんな内容をシェアしています。
その方法、私にも合いそう~とか、
覚えておいたら役立ちそう~と感じた方は、活用してくださいね!
★さらに役立つ?補足記事はこちら。
◆「布ナプキンよりも便利!と思った方法、補足。」
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