今回は、「この世界の外から考え、生きる」というお話です。
人生を生きるとき、その「中」にいる自分に没頭していると、そこから見ている景色や、学んできた発想を元に物事を考えるようになります。
そうすることがあなたには、筋道立った思考や、根拠のある考え、明らかで当たり前のやり方に思えるかもしれません。
けれども、そうした世界の「外」からの思考を使えるようにならない限り、あらゆる問題や状況への取り組みは「それを作ったのと同じ観点で解決しようとしているので、根本解決はしない」というトラップに陥ってしまうのです。
変化したいときや、何か新しい思想にふれたとき、違う自分になる!と意気込んでも、あなたの内面にある構造、何を信じているかという観念の顔ぶれが同じままであるならば、ただ「表現」のシリーズを取り替えるにすぎません。
この世界でなじんできた考えに従わない
あなたが主体的に生きたいなら、「この世界でなじんできた考えに従わない」という意欲が必要です。
主体的に生きるとは、魂としてのあなた(大きなあなた)そのものとして、生きるということ。
そうすることが本当の意味での「楽」なのですが、この世界内の発想の下にあなたの信じることの大部分がある間は、この世界的な思考に沿って生きる方が楽に感じられるかもしれません。
迎合し、受け身でいることよりも、気概が必要と感じられるかもしれません。
あなたは、「あなたの心からの声」でものを言うことになるのですから。
ただし、本当の自分とは、「消せないもの」です。
あなたがどんなに「この世界の、こうだと思っている自分」に同化して生きようとも、心の底で声を上げているものです。
それを真に忘れることができる人は、誰もいません。
自覚がありながら、抑圧することはできますが、そうしていると罪悪感や後ろめたさが生じるとともに、「自分のままで生きさせてくれない世界(外)」に対して、内心、怒りや絶望を感じるようになります。
でも、その決断はあなた次第なのです。あなたの選択です。
最終的には、あなたにしかできないことです。
自分を分裂させて複雑に生きるより、
「この世界の外から語りかける」
自分自身と一致してしまいましょう。
あなたが、合わないと感じる世界の中で、受動的に居場所を探そうとするとき、あなたは人生の「中」にいるキャストとして振る舞っています。
ここに「生まれ落ちた」のだから、ここでの自分の役割を見つけなければならない、と考えるのです。
セットアップされ、型にはめられた選択肢の中から物事を選び、ままならない人生ならば、ままならなさを、自分ではなく人生の質と考えます。
そしてその「世界内」で何とかしようとします。そこから出ることについては思いも寄らずに。
そのときのあなたは、自分が創造者であることを忘れています。
何にも縛られていない自分は、心の声や感覚を通じて語りかける
あなたが生来惹かれるもの。心動くもの。誰に頼まれなくても自然と行っているもの。よろこびを感じるもの。
そうした感覚を通して、あなたの内側は、あなたに語りかけます。
あなたが「ネガティブ」と捉える感情や考えですらも、あなたの奥底にある真実について教えてくれています。
あなた自身に興味を持てば、そこに表れるのは、「何にも縛られていない自分」から流れてくる生命力と、情熱です。
存在の力、と言い換えることもできます。
「誰かのために」という言い方は、美しいけれど、本当は、あなたはあなたのために生きているのです。
そうしていることが結果として、この世界では誰かのためになり、他者や外界とも繋がるようになっています。
なぜなら、あなたは「自分の人生(現実)まるごと」の創造者だから。
この世界の「中」の者ではありません。
思い悩んでいるとき、その視点の混乱を解くことを、何よりもまず思い出しましょう。
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